Yahoo!オークションでオーディオ機器を落札する為の賢明な方法 (4)

【Yahoo!オークションでオーディオ機器を落札する為の賢明な方法 】
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前回書きました、人それぞれですから~っ…( 3△3 ).。oで適当に説明がつくような、ルーズだったりシビアだったり色々なタイプの出品者さんとは明らかに一線を引く、確信犯としてブランドフェイク品を販売している出品者もYahoo!オークションには数多く跳梁跋扈していたりします。

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オーディオ界隈は10年以上前から本当に酷い有様で、オークションを通して中国からの偽物、模造品を大量出品している例が常態化していて・・・どのくらい詐欺が多いかと云いますと、箱庭的”AUDIO STYLE”で昔から表示しているYahoo!オークションオーディオ機器カテゴリへのリアルタイム出品一覧の中に、どうみても「偽ブランド」や「コピー品」と思われる商品がいくつも紛れているのが日常だったりするくらいのデタラメっぷりです。。。

Index

1)偽物に注意! 大事なのでもう一度書きます。 偽物に注意!

どうして偽物販売業者(・・・個人か)が何年経ってもアカウント停止にならないのか不思議なのですけれども、服飾雑貨等の偽ブランド品が多すぎてニッチなオーディオ界隈までは運営側の手が回らない事なのでしょうか…( 3△3 ).。o。模造品であり商標や型番詐称ではありますが(・・・性能はともかく)商品そのものは一応存在してますので、そこらへん法的にはどうなんだろう?と思ったり。詐欺じゃないだけでポエマ~のおまえも大して変わらんとか、どこぞの原理主義の皆様から突っ込まれそうですけれども..( ̄▽ ̄;)。この手の詐欺業者の方々ってどんな手品を使っているのか?接客応対がとてつもなく上手いのか?もうびっくりするくらい悪い評価が一つも無かったりするのですよ。。。(ちなみにこういったケースでは「どちらでもない」を見るのがポイントです♪)

残念ながら、Blog界隈でも活動されているそれなりにハイレベルなオーディオマニアの方々ですら時折引っかかってしまう方がいらっしゃるようで、恥を忍んでそれを記事にされて警笛を鳴らしてくださる皆様には本当に頭が下がります。箱庭的”AUDIO STYLE”管理人でも、商品次第では引っかかるリスクがあるくらい本当に酷い状況だったりします・・・。ナカミチのバナナプラグとか、届いた物を見て軽くメダパニ食らったよ?(≧◇≦)・・・詳細はこちら↓。

自作自演やサクラの入札による価格吊り上げと見た目の豪華さに釣られるのか、中には偽物と知っていて敢えて欲しがる奇特な方や、結果的にオークションで偽物を掴まされた個人が、それを知ってか知らずか再出品している負の連鎖ケースも多く見受けられます。Yahoo!オークション運営側の対応が追いつかず、通報等に基づくアカウント凍結もイタチごっこになっていて、仮に偽物だった場合にも、現状はオークション保証の対象外であり自己責任になってしまっています。この手の詐欺業者は仮にID停止を喰らっても、どうせまた直ぐに別のIDで参加してきますし。。。

out会員限定補償サービス お買いものあんしん補償-Yahoo!ショッピング補償内容
out「偽造品トラブル安心サポート」の終了について
out偽物対策を強化中! AI活用や自動対応で効率的に
out偽造品・非正規品の疑いがある商品が届いた

正規品を知っている側の視点からすると、○○万円もする高級オーディオケーブルとか電源アクセサリーが、幾らなんでもこんなに毎日コンビニみたいにポンポン売れる(落札される)訳ないだろ~って常識がある意味問われるところ。全国展開の超有名オーディオショップが正規品を半額以下の原価割れで泣く泣くセールをしていても、そう直ぐには売り切れないくらいニッチでお寒いのがオーディオのマーケットでしてよ…(ぇ

また商品そのものは実在する偽ブランド詐欺とは別に、偽ストア出品など、新品を激安で大量出品し、Yahoo!かんたん決済以外の指定口座に入金させておいてから、商品を発送せずに逃亡する振り込め詐欺が今まで幾度となく現れています。よってショップ登録のIDが必ずしも信用できるとは限りません。こういったケースでは自演含めてある程度「非常に良い」評価を貯めてから満を持して詐欺に走りますので、騙されていることに気付けない方も多かったりします。ネットオークションでは(後払いにすると商品代金を払わない方が一部に出てくるため)、落札者側の代金先払いが慣例となっていますので、売り手選びは慎重にしましょう。

さらに近年のYahoo!オークションでは日本語が半可通の中国人出品者も少なくありません。多くは中国本土や香港と関係のある業者で、AliExpress(アリエクスプレス)というあちらのオークションでは、Yahoo!オークションと同一のcounterfeit商品が数多く出品されている事を確認できたりします。取引ナビでかたことの日本語で応対され、実際の商品は香港から発送なんてケースはありがち。何かあったときにコミュニケーションが取りづらかったり、オーディオ界隈のみならず、偽ブランドのフェイクや品質のぁ ゃι ぃ粗悪部品等が中国人経由で数多く出回っている点は注意した方が良いでしょう。

オーディオ機器ではありませんが、なんと2022年の今になって音楽CDを偽造するケースがある模様。これらの偽造CDはイギリスで摘発されたのですが、今更CDを偽造したところで儲かるのでしょうか?…( 3△3 ).。oクラシックやジャズではたぶんきっと関係ない気もしますが、一体誰のアルバムを偽造していたのでしょう?…わたし、気になります..( ̄▽ ̄;)。

2)Yahoo!オークションに溢れる偽物オーディオ製品の見分け方

ジャンルとして偽物が多いのは、スピーカーケーブル、RCAケーブル、電源ケーブル、電源ボックス、HDMIケーブル、ヘッドフォン、イヤフォン、カーオーディオ、オペアンプなどICチップ部品などです。細かいところが色々違うから見れば判るでしょ!?って管理人などついつい上から目線になってるのにもかかわらず、なぜか騙されてしまったりするのですが、常識が万人に通用しないからこそこの手の裏ビジネスが蔓延る訳で、この問題は何もYahoo!オークションに限ったことでは無く、世界最大級のオークションサイトであるEbayでも同様です。国内のAmazon.co.jp及びそのマーケットプレイスでも、中古品や並行輸入品などと称し、正規品に混ざって偽物が色々と紛れていたりしますので、Amazon.co.jpの中だからと信用せず、出品している販売元、発送元が信用できるお店なのか?よくよく注意された方が良いです。※Amazonの場合、購入品に問題が発覚した場合は返金補償されます。

良く見かけるハイエンドケーブルブランドでは、SILTECHTARA LABSCARDAS、KRELL、XLO、Monster CableAudio Quest、NBS、Macintosh、Kimber Cable、NORDOST、Van Den Hulなどなど。 ヘッドホン界隈ではBOSE、Beats by Dre、SENNHEISER、AKG、Klipsch、SONYaudio-technica、Bang&Olufsen。カーオーディオ分野ではFocal、DIAMOND、MB QUART、DYNAUDIOなどの輸入高級ブランドの特に見た目が高価格帯っぽいものが中心です。国内メーカーではFURUTECHの電源ボックスや電源ケーブルOrtofonの電源ケーブルなどがターゲットにされています。※リンク先ページのレビューはもろちん全て本物です。

【重要】WAGNUS.ブランドを騙る偽物ケーブルにご注意下さい
価格.com『人気ブランドのケーブル類にフェイク品が急増中!皆さんご注意を』
価格.com『ヤフオクのWireWorld社HDMIケーブルにフェイク品が急増中!』
宮廷学士見習いの小部屋/【初心者講座】 偽物ヘッドホン/イヤホン まとめ
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偽造品に関するご注意 / Cardas Audio
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オーディオ目玉親父/偽物ケーブル情報! Crystalcable AbsoluteDream ご注意を!
オーディオ目玉親父/Nordost Odin 偽物に注意!!
FOCAL ご注意ください!!インターネットオークションにて模倣品が販売されております。
《サイト閉鎖等の為、インターネットアーカイブより》
ヘッドホン・イヤホンの偽物に騙されないで!よく出回っている危険物まとめ
Delicious_Space ~美味しい空間~ /FURUTECH e-TP60偽物

※順不同。公共性を鑑み勝手ながらリンク掲載させていただきましたm(__)m。追加情報のリンク提供、随時歓迎します。

コピー品の特徴の例を挙げると、定価○万、○十万という触れ込みの超高級品にもかかわらず、新品や開封新品が大量に1円や超低価格で出品されている。新品なのにバルク品などメーカーや代理店の保証書や箱が無かったりする。シリアル番号が無かったり一部消えている。落札履歴を見ると定価が高額なのに落札価格が数千円~万円台前半程度と妙に安い。同じ商品を同一画像やメーカー公式画像の流用で繰り返し出品している。商品写真がなんだか美しすぎてプロっぽい・・・などなど。他にも前述したように発送元がなぜか海外で、実は香港からコピー品を直接送られてきたりなんてケースも。。。

良く調べるとそもそもオリジナルのメーカーには存在しない型番や規格のケーブルだったりしますが、実在する型番で外観もそっくりコピーしたり、化粧箱までコピーした、なかなかやる気のある!?ケースもあります..( ̄▽ ̄;)。おかしいと思って本国や代理店にシリアル付きで問い合わせてみると、存在しない商品だと言われたり、画像で細部に違いが散見され、形を似せた模造品である事が判明したりします。とあるハイエンドケーブルの話ですが、豪華な木製化粧箱に見覚えが無く、本国メーカーに問い合わせてみると「豪華なタイプは全て偽物で、本物は紙箱のみですと返信を貰ったこともあります。そもそも、定価の値付けが高すぎる日本の代理店経由はともかく、本国価格の更に仕入れ値であってもそんなには安くは無い筈のケーブルやアクセサリーが、それよりも遥かに安い価格で出品、落札されている時点で、常識的にありえない事だと思った方が良いです。

更に、ハイエンドケーブルに比べればそこまで高価でもない自作用のプラグパーツなどでも、中国経由で大量生産されたまがいものが数多く出回っています。中には海外の小規模なオーディオメーカーが、オヤイデFURUTECHなどの中国製の偽物パーツを、知ってか知らずか自社ケーブルの量産時に採用してしまうケースもあるようです。仕入れの安さに釣られるんでしょうね…( 3△3 ).。o。とにかくプラグ・パーツ類は信頼できるお店で調達する事をお薦めします。。。

HUBBELL 8215C

他にもBELDENにHUBBELL、LEVITON Marincoなどなど、元はピュアオーディオ用ではなく欧米の住設産業用電材にもかかわらず、良く見ると製造品質が良くないコピープラグやケーブル等が、オリジナルのブランド名を装いつつ中国経由で色々と出回っています。中国側のオークションを見てみると、まとめていくら的な感じで更に安く売られていたりします。残念な話ですが現状Yahoo!オークション経由では偽物率が高すぎ、出品情報だけから本物を確実に判別することすら困難になってきてしまいました。この手の安価なパーツ含めて、少々お高いですけけども、大手の有名オーディオシッョプ経由で正規品を購入された方が間違いありません。小規模店の場合、店主によっては安く仕入れようと海外オークションに手を出し自ら騙されて被害に・・・なんて事も。

ぁ ゃι ぃ出品を見つけたら、その商品が本国に実在しているか?或いは日本国内でオークション以外の方法で販売されているかしっかり確認しましょう。本物であれば実店舗が有り、楽天市場やYahoo!ショッピング等にも出店している、オーディオ専門店スクェアYahoo!店Joshinweb(上新電機)オーディオユニオンシマムセンオーディオ逸品館さんなどの老舗有名店に同一商品が必ずありますし、旧製品であってもネット上に何かしらの実在ログが残っています。全く国内流通していないブランドや型番であっても、海外のメーカー公式サイト、有名オーディオシッョプ、有名オーディオ雑誌等のレビューや実売価格を比較する事で、その多くが現実的におかしな点があることに気付けるはずです…(ρ゚∩゚)。

それから出品者について。模造品や偽ブランドを販売する出品者の場合、多くの場合IDをGoogleで検索するだけで実情がボロボロ出てきます。騙された個人が転売するケースまでは掴めませんけれども、新品、新古品の見た目が豪華な自称有名ブランドのハイエンド製品を、非常識な安値で大量出品されているケースなどは9割以上偽物だと思ってほぼ間違いありません。ですから、面倒でも入札する前に検索窓(Yahoo!オークション内の出品検索ではなく、GoogleやYahoo!の一般検索の事です)からIDを調べる。このひと手間を皆様是非とも惜しまないでくださいませm(__)m

3)並行輸入 個人輸入品について

何年か前に管理人も「ピュアオーディオ製品”個人輸入”の薦め♪」なんてエントリを書いたくらいで、思い返せば20年以上前から色々なオーディオ機器やアクセサリーを個人輸入していたりしますけれども、インターネットが普及した現在では同様に個人輸入をされているオーディオマニアが少なくなく、結果的にオークション上でも、個人輸入、並行輸入したものと思われるオーディオ製品をしばしば見かけるようになりました。しかし並行輸入品には弱点もあって、故障した際の修理を日本の代理店が受けてくれるとは限らない事です。

本国との代理店契約上、購入場所を問わずワールドワイドに対応するブランドもありますが、それ以外では善意の対応で有償で修理を受けてくれる代理店さんもいるにはいるよ?ってだけですので、それが不可能な場合、本国メーカーへのコンタクトや手続きが必要になり、ある程度の英語力がないとどうにもならなくなったりしますので注意が必要です。スピーカーなど一般論として殆ど故障しないような構造の機器や、アクセサリー等の完動品でしたら大きな問題は無いと思いますけれども、いざとなったら御自身で解決できる語学力やスキルの無い方は、安易に並行輸入品には手を出されない方が良いと思います。

それと、並行輸入品や日本未輸入モデルを騙って、実在しない型番の偽ブランド製品を販売しているケースも中にはありますので、それが本当に実在する、あるいは過去にオリジナルが実在した本物の商品なのか?こちらも海外サイト等を吟味してよくよく見極める慎重さが必要です。管理人が愛用しているNORDOSTモンスターケーブルSILTECHなども、大量に偽物が出回っていて色々かなり不愉快だったり。SILTECHなどeBayで過去5年間に販売された製品の90%以上が偽物だそうです。

ちなみに箱庭的”AUDIO STYLE”管理人が所有している海外ブランド製品は全て、その当時に国内の正規代理店や正規販売店から直接購入したか、正規品を扱うアメリカやイギリスの大手オーディオショップ経由で入手したものです。本国メーカーに問い合わせて現地のCEOから直接購入した品物もあります。NORDOSTやSILTECHなんかでも、中華オークションの出品画像に本物を流用しているのか?見分けが付かなくて焦るのですが、自分が購入した事のあるお店は、認定正規販売店や販売代理店として、しっかり本国メーカー公式サイトに記載があります。

ハイエンドケーブルブランドの多くは自国に諸々の特許を取得したケーブルの製造設備があり、組み立てまで一貫して米国内やEU/英国内で生産をしているのが普通ですから、そんなメーカーの上位モデルが中国の製造下請けから横流し部品として出てくるはずが無かったりするのですよね。。。そもそもオーディオ界隈のハイエンド製品の大半は、一部の人気ブランドがMede in Chinaと明記して委託製造させたエントリークラスを除外すれば、本国での手工芸で賄える程度の本数、台数程度しか売れないオートクチュールじみた世界なのでして・・・。←だからこそ人件費を含めたぶっ飛び価格になってしまうのも致し方ない部分があると思うのです。

時期的に偽ブランド品がオークションに出回りはじめたのが2000年代半ば・・・更に一気に増えだしたのは2007~2008年くらいからですので、それ以前にディスコンになったであろう(そして確実に当時製品が実在していた)旧製品については概ねオリジナルと考えても良さそうです。しかしCardasとかAudioQuestなんかは初期からcounterfeitの餌食だったりしましたので、個人輸入や並行輸入品のオーディオアクセサリーをオークション経由で入手する場合、メーカー保証書に加え純正パッケージの有無や海外の販売元のレシートや通関のインボイスなど、出来れば入手先を証明出来る書類が揃っていることが望ましいと思われます。そして該当商品の画像がピンボケ気味だったり縮小されていて細部が判らない場合にはよくよく注意をされることです。

エントリの最後に一つ提案を。オーディオビジュアル業界の各メーカーとステレオサウンドさんや音元出版さん等のメディアの皆さんは、偽ブランド追放のためにそろそろ一大キャンペーンをはるべきなのだと思いまする。オーディオビジュアル界隈はただでさえニッチな小規模マーケットですのに、数少ないユーザーの資金が正規品ではなく偽物に流れてしまうのは、業界にとってプラスになる事は何一つ無いはずですから。

internalYahoo!オークションでオーディオ機器を落札する為の賢明な方法 (5)に続く
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