手持ちのSDカードの速度測定メモは購入する度に公開しているのですが、そういやUSBメモリーについてはなぜか測定結果を公開したことが無かったな~と思いまして、何となく気が向いたのでまとめて紹介してみることにしました…( ੭ ・ᴗ・ )੭。ふと気付けば手元にけっこうな数のUSBメモリがあったりしますけれども、同一デザインのUSBメモリを複数持つと混ざって中身の区別が付かなくなりがち…。そこで追加購入する度に毎回敢えて別製品にしていた結果こうなりました~゜゜(´□`。)°゜。
正直なところ、USBメモリーは性能云々よりも先ずはデザインで選んでいます。中でもアルミニウムや亜鉛合金など金属製のUSBメモリが個人的には好み。小さく洗練されたデザインが多いこともありますが、USBメモリの場合、特に連続読み書き時にかなり発熱する個体がありますので、放熱面を考慮した場合にもプラスチックよりは多少なりとも優れている筈です。デザインで選んだ場合、肝心の性能はどうなのよ?と怪訝に思われるでしょうが、いくつかのポイントを押さえておくことで、外れを製品を引く確率はまぁまぁ低くなりますので、今回はその辺りをのノウハウも含めて詳しく解説して行きます。
USBメモリーのブランド一覧
大手製造元ブランドでは米国SanDisk、日本のKIOXIA(旧東芝メモリ)が筆頭。以前KIOXIAを見た時はナンダコレ?って思いましたがまごうこと無き東芝メモリの新名称です。次に、NANDフラッシュメモリの一大生産拠点である台湾メーカーの大手・中堅ブランドが並び、真っ当な製造メーカーからぁ ゃι ぃ商社まで玉石混淆なのが新興中華ブランドになります。その他、日本国内ではあまり出回っていませんが、韓国SamsungやSK Hynix製(ESSENCORE KLEVV)も高品質フラッシュメモリの製造元ですので信頼性は高そう。
【日本】
ADTEC|BUFFALO|ELECOM|Green House|HAGIWARA Solutions|HiDISC磁気研究所|I-O DATA|KIOXIA(旧東芝メモリ)|LAZOS|Logitec|OHM||Princeton Technology| SANWA SUPPLY|SONY |SUNEAST (中国製)|GISH JAPAN (ARCANITE / ARKAINE / SEKC / Espeon)|WINTEN (中国/台湾製)
【米国】
Corsair|Lexar (販売)|Kingston |SanDisk|Super Talent|Vansuny
【台湾】
Acer Storage (中国 BIWIN OEM)|ADAM elements|ADATA|Apacer|AXE Memory Group / TRIDENITE|Gigastone|KINGMAX|MOMENT – Linkmore|PNY|PQI | SP Silicon Power |Team Group|Transcend|Verbatim
【韓国】
Imation|SAMSUNG |SK Hynix – ESSENCORE KLEVV (香港)
【ドイツ】
Intenso
【中国】
CONMUDA |KOOTION|Longsys (Lexar買収)|UnionSine|TECLAST|TOPSEL|VASTDIGI
【詳細不明】※確定情報求む
BHMUHIEK|Bosexy|DEZOBYTE|EASTBULL|EATOP |ENUODA|Exmapor|FEBNISCTE|GOVNDVN|JDTDC|J-boxing|KEXIN|Looffy|LUHEUPM|PHICOOL|PUANV|PULABO|RAOYI |ROKHY |SCICNCE |SCOYN|STTARLUK |WANSISEN |WOFICLO |ZMPWLQ
太字は大手ブランドもしくは販売商社。マーカーは管理人お薦め。アルファベット順
新興中華ブランドには、下請けの製造元メーカーとして徐々に実力を付け、現在ではそれなりの品質の製品を供給できるようになったメーカー/ブランドもあり、一例としては高品質で知られるLexarブランドの製造元Longsysなどがあります。その反面、上記に書かれているものも含め、ランダム文字列みたいなブランド名や、製造販売元の情報を辿れず、なんだこれ?と思わせる出所不明ののブランドが数多く跳梁跋扈していて大混乱状態…( ³△³ ).。o。こういった出所不明のUSBメモリには細心の注意が必要ですし、PC知識に覚えの無い方は安易に手を出されない方が賢明だと思います。
楽天市場 > USBメモリ・フラッシュドライブランキング【PR】USB2.0ではなくUSB3.0 (USB3.1 / USB3.2) 対応品を選ぼう
旧規格USB2.0の最大転送速度は480Mbps。新規格USB3.0 (3.1/3.2 Gen1) は5Gbps。理論値にして10倍以上の速度差があります。USBメモリの実製品でもUSB2.0とUSB3.0では実測で優に2倍~以上の速度差がありますので、USB2.0の旧製品を今更購入するメリットはもはや皆無。にもかかわらず、2020年代に入っても、USB2.0の製品が未だに数多く販売されています。特に特価品や低価格USBメモリでのUSB2.0の流通比率は未だに高く、購入時に何も考えていないと今さらUSB2.0の製品を掴まされることに。。。
規格 | ビット毎秒 | 転送速度 (理論上限値) |
USB1.1 | 12Mbps | 1.5MB/s |
USB2.0 | 480Mbps | 60MB/s |
USB3.0 = USB3.1 Gen 1 = USB3.2 Gen 1 | 5Gbps | 625MB/s |
USB3.2 Gen 2 = USB 3.1 Gen 2 | 10Gbps | 1,250MB/s |
2023年になった現在、USB3.0モデルの価格が下がり、USB2.0との価格差が誤差に近づいてきたため、はっきり云えは、USB2.0の製品を購入するメリットは全くありません。現在でも販売されているUSB2.0メモリは、過去に製造されたまま在庫が掃けずに数年越しで継続販売されているものが少なくありません。今後のPC環境はいずれ全てUSB3.0やUSB3.2 Gen2対応に置き換わりますし、特に大容量メモリになればなるほど読み書き速度が遅いとストレスフル。ですのでこれからUSBメモリを新規で購入される場合にはUSB2.0製品は無視し、迷わずUSB3.0以上の製品を選びましょう。
USB2.0とUSB3.0のシンプルな見分け方としては、差し込み部分が、USBメモリ、PC側ポート共にUSB1.1やUSB2.0では黒、USB3.0対応の場合はブルーになっています。※更に将来的には高速で大容量のUSB3.2 Gen2 (10Gbps)対応USBメモリが少しずつ増えると思いますが、現時点では未だ数えるほどしか製品がありません。
USBメモリーの安全な選び方
残念ながら、市場には容量詐欺、速度詐欺のUSBメモリも少なからず存在します。こういったUSBメモリは、製造品質や精度のばらつきから不良メモリの混入率が高かったり、初期性能もさる事ながら耐久性も怪しく、せっかく書き込んだデータが直ぐに読み出せなくなったりしますので絶対に手を出してはいけません。そういった不良製品を避けるために注意すべきポイントはこんな感じです。
メーカー名が怪しいUSBメモリーを避ける
USBメモリを選ぶ場合、メーカー名の記載が無いものは論外なのは当然として、良く判らないメーカーの製品は避けるのが基本です。USBメモリ界隈は、PCガジェットヲタクの管理人でも知らない、聞いた事のないメーカーやブランド名をちらほら見かけますので、そういった初見メーカーに興味を惹かれる商品があった場合、商品名やブランド名からメーカーサイトを探し、どこの国のどんな製品か?必ず調べるようにしましょう。検索した結果、日本や米国、台湾のしっかりした製造メーカーや商社の場合は良いのですが、ぱっと見は英語の欧米系サイトの雰囲気なのに、企業情報(About Usや登記などから辿ります)を見ると、見るからに信頼性に乏しい雑貨商社や、香港や中国深圳が本拠地などの場合も少なくありません。本拠地を開示しているブランドは未だ良い方で、より深く調べると実体が何も判らないケースも少なくなく、英語の公式Webサイトのようなものがあってもそれだけで信用してはいけません。
良く判らないメーカーについては、商品レビューの(高評価では無く)低評価でのクレームを熟読することが大事。また一つの指標としてサクラチェッカーでブランド名を検索「ブランド名 + USB」してみると色々と見えてくるものがあります。サクラ度が高く危険と表示される製品がいくつも含まれるブランドは、基本的に全ての商品について購入を避けるべきでしょう。また、個人的にはAPPLE MFi認証済み等を謳いつつ、PC専門店では絶対見ないようなショップブランドの製品も、OEM製造元が判らない場合が少なくないので避けるようにしています。もちろん、諸々のリスクを承知の上で手を出されるぶんには構いませんけれども…( ³△³ ).。o
有名ブランド製のUSBメモリーは安心?
PCパーツ関連メーカーへの知識にも拠りますので、信頼できるメーカーかどうか?を判別出来ない方も少なくないと思います。とりあえず、あまりPC関連の知識がない人でも、日本の老舗ベンダー、大手販売商社であるBUFFALO、ELECOM、I-O DATA、グリーンハウスなどのブランドは安心出来ると思います。家電量販店で最も良く見かけるブランド名で、PCに疎い一般層も幅広く顧客としているため、日本国内での保証やサービスなどが充実しているのがメリットです。下はBUFFALOの人気商品RUF3-KSWシリーズでUSB3.0対応品、デザインがお洒落ですよね。
但しこれらはあくまで中間のPCサプライ商社ブランドですので、USBメモリの製造元ではありませんし、商品企画や商社利益、販売店マージン等々が上乗せされるぶん、製造元ブランドの製品に比べるとやや割高な印象があります。また、一度販売流通された製品が数年間店頭在庫が裁き切れないことも少なくなく、いつの時代の製品だよ?と思うような旧規格USB2.0のUSBメモリが、未だに当時の値段のまま普通に販売されているケースも実はありがち。量販店等での不良在庫が、良く判らない皆さんにあらかた買い切られるまで、何年も無くならない点には注意が必要です。
価格設定が不自然に安い or 高い
ありがちなのが、1TBや2TB(2000GB)のUSBメモリが2~3千円等という、現在の半導体価格相場からかけ離れた安値で、しかもメーカー不明や謎のブランドから発売されているUSBメモリ群。※2023年上半期時点での相場観としては、未だ1TBのUSBメモリ(スティック型SSD含む)が安くても1万円台前半~2万円。サクラ評価で偽装しているケースもありますが、よくよく評価の低いレビューを見ると、容量詐称や、速度が異常に遅すぎて使いものにならないなどのクレームが、日本語、外国語問わず見受けられます。とにかく、お得感に吊られて常識の範疇を超える、下回る価格や容量の詐欺製品に騙されないようにしましょう。かくいう管理人もデザインの見た目が良いとついついポチりたくなってしまうのですよね…( ³△³ ).。o
安すぎる製品に対して逆に高すぎる場合も注意。どうしてこの値段で売っているの?と不思議になる商品も実は少なくありません。価格が高い=高品質と勘違いしたり、常識的な価格相場観がない人を引っかけたりするのが目的なのか、出品者が良く判らない並行輸入品等で、容量やブランド的にありえない数倍の価格設定がされているケースも枚挙にいとまがありません。必ずしも詐欺とは呼べませんけれど、物にはすべからく適切な市場価格がありますので、無駄に高価なものを考え無しに購入することはお薦めしません。
安価にセット販売されているUSBメモリ
色違い5本セット等で激安販売されているUSBメモリの殆どは、中華製と思われる謎ブランドで詳細不明の商品が占めています。逆に云うと、まともな大手・中堅サプライヤーの製品でこういった販売方法がとられているケースは殆ど見かけません。またこの手のブランドや商品が、一般の家電量販店や大手PC部品販売店の店頭で売られていることはまずありません。
こういったUSBメモリは、丁寧にレビューを読むと初期不良の混入や故障率が高かったり、そもそもどれだけデータを長期間保持できるのか?書き込み耐性あるのか?等など品質不明のケースも少なくなく、消えて困るデータを入れるために購入されるのはお薦めしません。それでも沢山売れてそれなりに評価されている様に見えたりしますが、サクラチェッカーで検索すると正体がわかります。当たりを引けばラッキー!で、使えたり使えなかったり玉石混淆、品質不安定な玩具として割り切る覚悟が必要かも知れません。
購入店に注意
大手インターネット通販やインターネットオークションでは世界中のあらゆる製品にアクセスできるため、便利で安く手に入るメリットと引き換えに、品質に問題のあるUSBメモリや怪しい出品者を自身で見極める知識とスキルが必要になります。敢えてここを読まれる方々は識別能力のある猛者も少なくないでしょうが、そこまで自信が無い、そもそもPCパーツに詳しくない一般人の皆さんの場合は、商品説明や価格等に惑わされずに、誰もが知っている日本の大手家電販売店やPC販売店のネット通販経由・・・例としてノジマオンライン、Joshinweb、ヤマダウェブコム、TSUKUMOなど、必然的に信頼できるブランドしか取り扱わない優良店から購入されることをお薦めします。
誰もが知る大手販売店であれば基本的に信頼性の高い取引先から仕入れた製品に限られるため、出所不明の特殊なブランドや謎メーカーのUSBメモリーは陳列されていません。古いUSB2.0の在庫処分品にだけ注意が必要ですが、ひたすらUSB3.xと唱えていれば大丈夫。万が一運悪く初期不良に当たった場合でも速やかに交換して貰えるはずです。
海外パッケージ・海外リテール品は大丈夫? 偽造品・偽物?
ネット通販で良く見かける海外パッケージ・海外リテールの表記ですが、これは国内代理店やメーカーが正規ルートで卸したものでは無く、販売店が欧米やアジアなど海外の販売網経由で仕入れたものを逆輸入或いは並行輸入した商品を指しています。管理人の場合も、国内正規販売経由よりも、同一品が少し安く購入できる並行輸入品のUSBメモリやSDカード等を購入することが昔から少なくありません。
海外パッケージ・海外リテールで問題になるのが、保証の在処とパチモンもとい偽物、偽造品を掴まされるリスクです。
海外パッケージ・海外リテール品は、当然パッケージが日本語では無く英文や中国語表記等がありますが、本物であれば基本的には日本国内で正規流通しているものと中身は変わらない筈です。但し、製造世代でのマイナーチェンジ、改良等が加わることで、国内外問わず、より新しいロットでNANDやコントローラー、ソフトウェアがアップデートされた結果、速度が耐久性、発熱等が改善されていたりすることは普通にあり得ることだと思います。特にUSBメモリの場合、同じ型番と外観パッケージのまま数年間販売され続ける事が普通ですが、その間のNANDフラッシュメモリの世代交代と進化を考えると、ずっと中身が同じということも考えにくいのかなと。
偽物、偽造品に関しては、いかにも偽造しやすそうなSDXCカードでは良く聞く話で、同様にUSBメモリにも偽物が存在する可能性が無くは無いと思います。とは云え、偽造品以前に堂々と怪しげなブランドの不良品が市場にばらまかれていますので、注意としては、何よりも購入先に気をつけることでしょうか。オークションやマケプレ等で信用面での裏取りが出来ない出品者を避けつつ、古くから海外パッケージ、海外リテールと称した平行輸入品を扱う老舗販売店経由でしたら、既にお店の信用と保証がある事も含め、基本的には問題無いと思います。
管理人は昔から「風見鶏」「秋葉Direct」「上海問屋」「あきばお~」などを利用していますけれども、十年以上前の大昔は、購入した激安SDカード等々が割と粗悪品(偽物では無い)で苦笑な~んてこともあったりしました。けれど、年月を経てこれらの輸入販売ショップが徐々に実績を重ねて徐々にマニアの信頼を得たり、大手PCショップ傘下に組み込まれたりするなどして、現在では、自社取引で並行輸入品を積極的に取り扱う老舗販売店と呼べる存在になっていると思います。
保証に関しては、国内正規品はそれぞれ1年間~永久保証の国内保証が付きますが、通常、並行輸入された海外パッケージ・海外リテール品には適用されません。但し前述した有名販売店経由でしたら、輸入代理店保証+ショップ独自の延長保証等で1~2年の保証がありますし、英語が出来るのであれば、そもそも製品パッケージ毎の管轄先となる現地のメーカー公式サイトにあるお問い合わせから申請することで、本来製品に付帯されている保証が受けられます。※その為にも、正規品、非正規品を問わず、レシートと別に保証書を兼ねる商品パッケージの裏紙は捨てないようにしましょう。
USBメモリの容量について・・・大は小を兼ねます
Windowsマシンの回復ドライブとしてPC1台に最低1本のUSBメモリを用意することになりますが、Windows10で16GB以上、Windows11で32GB以上の容量が推奨されています。メモリ価格は時期によって上下動が激しいため確実なことは言えませんが、2023年上半期時点では、既に大手製造元ブランドの64GB USBメモリやSDXCカードの実売価格が1000円前後、128GB USBメモリも軒並み1000円台から2000円前後にまで下落しています。概ねUSBメモリは容量が少なくなるほど1GB当たりは割高傾向になりますので、余ったUSBメモリの将来的な使い回しや、データ保存場所としての用途を考えた場合、16GBや32GBよりも、最低64GB~128GB、そろそろ256GBすら視野に入れて良いと思います。
また、各メーカーの公式ページや商品パッケジーに記載されている保証速度を比較すると判りますが、同一型番/同一設計のUSBメモリの場合、容量がより大きなモデルの速度が速いケースが少なくありません。また、NANDフラッシュメモリの性質として、大容量タイプの方が必然的に繰り返しの書き込み耐性がより高く、寿命が長くなります。この点でも実売価格と相談しつつ、なるべく大容量のUSBメモリを購入されるのがお薦めです。
HDDのデータ資産は、SSD、USBメモリ、SDカードに移行しました
USBメモリやSSDの容量が大きく安価になってきたこともあって、何となく取っておいたWindows98時代から積み重なった古いPCのHDDや外付けHDDは、必要なデータのみ取り出したのち、フォーマットしてまとめて廃棄処分に出しました。これで何となく引き出しの中であちこち場所を取っていた多くのHDDが無くなり、USBメモリやSDカードをまとめた小さなカードケースに全て収まってしまいました。
常用PCのSSDに入りきらない過去のアーカイブは、大容量USBメモリやSDXCカードに2重バックアップしておけば、最小のスペースでアルバムやファイルを残すことが出来ます。※USBメモリやSSD、SDカードをデータのの長期保存に使う際には、NANDフラッシュの電荷を保つための定期メンテとして、年一で通電確認することをお薦めします。
FAT32だった場合、exFATにフォーマットして使おう
ここ3年間で購入した32GB~128GBのUSBメモリでも、未だにexFATではなく、初期状態がFAT32の製品がちらほらありました。初期設定がFAT32でフォーマットされている製品の場合は、1ファイル4GBを超える大容量データの書き込みが出来ませんので、直ぐにexFATでクイックフォーマットしてしまいましょう。
希にしばしば\(^o^;)/初期不良?等でPCに挿しても認識しないUSBメモリに当たってしまうことがあります。この場合、直ぐに大事なデータの保存用に使ってはいけません。Windows PCの場合、右クリックのプロパティから先ずはフォーマットした上で、ツール→ドライブのエラーをチェック。スキャン→修復を試します。そして適当なファイルで書き込みテストをしてみましょう。
何をどうしてもフォーマット出来ない場合は故障。ドライブのスキャンでエラーが出る場合も故障。ファイルの書き込み途中や、CrystalDiskMarkでのベンチマーク途中にいつの間にか勝手に認識しなくなる。ドライブののスキャンと修復を試みたり再フォーマットすると一時的に使えるが、その後も度々認識しなくなる等の症状が出る場合にも故障の可能性が高いので、大事なデータ保存用に使用せず、なるべく速やかに販売店or正規代理店に良品交換して貰いましょう。
速度測定環境@2023
ブログ製作用機として日常的に使用している書斎のミニPC、Lenovo ThinkCentre M75q Tiny Gen2のフロンドパネル側ポートUSB3.2 (=USB3.1 Gen 2) 最大10Gbps 1,250MB/sで測定。CrystalDiskMark8の64MiBで18~36回測定した上での上位値を掲載していますが、測定日や測定時期が異なる場合、PCの内部状態で多少のブレが出ます。PCの変動要素を省いた厳密な測定ではありません。ベンチマークとしての理論最速値が出にくい控えめな環境での、あくまで「相対比較」である点にご留意下さいませ。
また、大半は購入新品状態での一回目の測定ですが、購入時期が古い製品については、上記PCへの環境更新後に再測定したものも含まれます。またCrystalDiskMark8では耐久性までは測れませんので、信頼性、耐久性についてはメーカーと付帯保証に依存すると考えて下さい。
キオクシア KIOXIA TransMemory U301 32GB
KIOXIA 旧東芝メモリの普及モデル。日本国内で最も販売数の多いUSBメモリの一つです。メーカーサイトはこちら。三重県四日市工場の日本国内製ですが、EU及びUK輸出向けの英語版パッケージで詳細型番LU301W032GG4。2022年12月購入。正規品の国内保証はわずか1年間。海外リテールの代理店保証も1年間ですが、製品そのものは5年保証です。とは云え正規品と海外リテールで実売価格に大差無しですので、あんまり並行輸入品を買う意味はないかも・・・。
本当は青緑色のタイプが欲しかったのですが、購入時にちょうど売り切れていてホワイトモデルになってしまいました。ぱっと見プラスチック製で安っぽいのですが、実物は剛性感がありしっかりしています。アクセスランプは無し。完全同一デザインでUSB2.0にしか対応していないTransMemory U202がありますのでご注意下さい。
Read (MB/s) | Write (MB/s) | |
Sequential 1MiB Q8T1 | 105.20 | 29.69 |
Sequential 1MiB Q1T1 | 104.61 | 29.70 |
Random 4KiB Q32T1 | 15.01 | 2.43 |
Random 4KiB Q1T1 | 10.85 | 0.81 |
KIOXIAということで期待したのですけれど、測定結果は凡庸。余所様のロットでシーケンシャルリードが130MB/sだったり200MB/s以上出ているケースもあるみたいですが、管理人が手にした海外パッケージでは100MB/sちょい程度。シーケンシャルライトとランダムリードは普通。4Kランダムライトに至ってはかな~り遅めですが、余所様の測定ではどうやらもっと壊滅的に遅いので、これでも実はマシな個体かも・・・。KIOXIAの製品ページでも速度について一切触れていないのでこんなものなのかにゃ。。。別の日に測定しても大して変わらないので、ハズレのロットを引いた気がしなくも無く・・・。信頼性はともかく、ランダム4Kが酷いので速度を期待して選んだらがっかりしそうな結果です。けれども低価格USBメモリとしてみれば、まぁこんなものか。
あんまり関係ないですが、硬質樹脂のせいか弾くととても良い音がします。オーディオ用に設計されたUSBメモリではありませんが、転用すると面白いかも知れません。
キオクシア KIOXIA TransMemory U366 128GB
実は個人的にKIOXIAの本命はこちらで、勿論アルミニウム筐体のデザインで選びましたっ…( ੭ ・ᴗ・ )੭♡。これもEU/UK向け英語版パッケージの海外リテール品なのですが、なぜかU366モデルは国内で正規販売されていません。英文の公式サイトはこちら。ちなみに日本製では無くMade in Taiwanです。海外リテール品ですので、国内代理店保証は1年間。製品そのものは本来5年保証です。
Read (MB/s) | Write (MB/s) | |
Sequential 1MiB Q8T1 | 247.20 ※512MiB | 28.52 |
Sequential 1MiB Q1T1 | 246.55 | 43.37 ※512MiB |
Random 4KiB Q32T1 | 13.00 | 0.92 |
Random 4KiB Q1T1 | 12.47 | 1.02 |
TransMemory U366の場合、64GBモデルまでは公称100MB/sですが、128GBモデルのみ公称200MB/sになっています。CrystalDiskMark8での実測では、Q1T1は200MB/sを大幅に超える250MB/sで公称通り。64MiB縛りに限ってQ8T1で180MB/s程度までしか出ませんが、もう少しファイルサイズを大きくする事で普通に250MB/sが出ます。シーケンシャルリード限定ではありますけれども、手持ちで唯一200MB/sを超えるUSBメモリ。弱点はシーケンシャルライトの速度で、ランダムリード/ランダムライトになるとU301と同レベル。むしろUSB3.0のメモリとしては劇遅の部類。完全にシーケンシャルリードに特化した直線番長でした。なんですかぁこれぇ…( ³△³ ).。o。
シリコンパワー SiliconPower Blaze B02 USB3.2 Gen1 32GB
2022年10月購入。台湾Silicon Powe製 Blaze B02。型番SP032GBUF3B02V1K。メーカー紹介ページはこちら。永久保証。某所でもっとも売れているUSBメモリの一つだったのと、お値段の安さに釣られました。元々は新しいPCのOS起動ドライブ用に購入したのですが、余って使わなかったので、まっさらの開封新品状態での測定になります。ボディはヘアライン仕上げですが金属ではなくプラスチック。使用中は後部のLEDが赤く点滅します。透明なプラキャップが固いのですが、何度か着脱しているとイイ感じになりました。
Read (MB/s) | Write (MB/s) | |
Sequential 1MiB Q8T1 | 138.76 | 47.08 |
Sequential 1MiB Q1T1 | 138.03 | 61.17 |
Random 4KiB Q32T1 | 10.90 | 0.35 |
Random 4KiB Q1T1 | 10.48 | 0.33 |
シーケンシャルリードは130MB/s越え、シーケンシャルライトも60MB/sでかなり高速。実売価格的に激安USBメモリですが、まあまあの性能で、大容量ファイルの連続読み書きに向いてそう。よって回復ドライブの作成や、データ保存用USBメモリとして使い勝手が良さそう。シルバーやホワイト、アイスブルー色も追加で購入したくなる・・・。明確な欠点は4K Random Writeがかな~り遅く、細々としたデータの書き込みをする普段使いにはあまり向かないかも。あと「SP 32GB」の文字プリントが逆さまのうえに微妙に斜めにずれていて、間違いなく正規品にもかかわらずパチモン感があるのがマイナス点。Silicon Powerは台湾大手ベンダーなんだからしっかりしてくれぃ…( ³△³ ).。o
シリコンパワー Silicon Power Jewel J80 32GB USB3.1 / USB3.0
台湾シリコンパワー製 Jewel J80 型番SP032GBUF3J80V1TJA。メーカー紹介ページはこちら。永久保証。亜鉛合金ボディ 防水 防塵 耐衝撃仕様で、普及モデルのBlaze B02PS4とは一線を画すスペックが特徴。PS4動作確認済です。モダンデザインが特徴的なUSBメモリで、製品そのものはかなり以前からあるのですが、中身は2022年12月に購入した最新のUSB3.0仕様です。亜鉛合金は他のアルミニウム製USBよりもシルバーの色が濃く、独特の重みと高級感があります。
Read (MB/s) | Write (MB/s) | |
Sequential 1MiB Q8T1 | 104.89 | 30.78 |
Sequential 1MiB Q1T1 | 104.74 | 29.76 |
Random 4KiB Q32T1 | 4.09 | 2.26 |
Random 4KiB Q1T1 | 4.03 | 2.23 |
とにかくデザインがお洒落で見た目の高級感はありますけれど、測定結果は残念ながら凡庸。SiliconPowerの普及モデルBlaze B02PS4に比べてシーケンシャルライト、シーケンシャルリード、4Kランダムリード共に劣る結果ですが、4Kランダムライトだけは勝っています。もしかすると中身は設計が古いままなのかなぁ・・・大きな欠点が無いとは云え、価格差が速度性能に反映されない残念な結果でした…( ³△³ ).。o。
サンディスク SanDisk Ultra Luxe USB 3.1 Gen 1 Flash Drive SDCZ74 128GB
米国SanDisk(Western Digital)製 Ultra Luxe 型番SDCZ74-128G-G46。公式データシートはこちら。メーカー5年保証。2023年1月購入。こちらも購入時点でSanDisk正規販売ルートでの取扱が無く、海外リテール品を購入しました。例によってデザインで選んでいます。
Read (MB/s) | Write (MB/s) | |
Sequential 1MiB Q8T1 | 159.66 | 68.07 |
Sequential 1MiB Q1T1 | 159.41 | 71.20 |
Random 4KiB Q32T1 | 9.59 | 3.267 |
Random 4KiB Q1T1 | 9.61 | 3.56 |
シーケンシャルリードで公称150MB/sの速度はクリア。シーケンシャルライトは70MB/s程度で、手持ちのUSBメモリの中でも割と高速な部類。4Kランダムライト/ランダムリードの数値が平凡で相対的に物足りないものの、入手時期が新しいこともあるのか全体のパフォーマンスに欠点が無く良好です。割とおすすめ。
サンディスク SanDisk Ultra Flair USB 3.0 Flash Drive SDCZ73 16GB
米国SanDisk(Western Digital)製Ultra Flair USB 3.0 型番SDCZ73-016G-G46。公式データシートはこちら。メーカー5年保証。2016年8月に海外パッケージで購入。2023年現在、国内では正規ルートでの販売は既にされていませんが、海外リテール品の購入は可能で、速度に定評がある割とメジャーなロングラン製品です。
Read (MB/s) | Write (MB/s) | |
Sequential 1MiB Q8T1 | 136.19 | 42.99 |
Sequential 1MiB Q1T1 | 135.83 | 43.10 |
Random 4KiB Q32T1 | 6.68 | 3.21 |
Random 4KiB Q1T1 | 5.82 | 3.14 |
シーケンシャルリードは公称130MB/sをクリア。現行品は公称150MB/sと表記されているのでもっと速くなっているはず。7年前の製造ロットですので今となっては最速クラスとは言えませんけれども、高速化されているであろう128GBや256GBの大容量モデル含めて実売価格がお安く入手できますし、現在でもじゅうぶん良い選択肢と云えるのではないかと。
トランセンド Transcend JetFlash 710 USB 3.2 Gen 1 / 3.1 Gen 1 32GB
台湾Transcend製JetFlash 710 型番TS32GJF710S。2021年4月購入。メーカー公式ページはこちら。5年保証。キャップレス コンパクトタイプ メタル シルバー 耐衝撃 防滴 防塵【データ復旧ソフトTranscend Elite 無償提供】とのこと。文字通りの豆粒サイズでUSBポートに挿すと本体の半分が埋まってしまいます。実物がこんなに小さいとは思わなくて、MicroSDカードを中に仕込んでるのでは?と疑う形状なのですが、速度測定してみるとかなり高品位なUSB3.0(USB3.2 Gen1)メモリと云える速度が出ていました。
Read (MB/s) | Write (MB/s) | |
Sequential 1MiB Q8T1 | 154.56 | 28.52 |
Sequential 1MiB Q1T1 | 154.91 | 29.99 |
Random 4KiB Q32T1 | 13.49 | 14.13 |
Random 4KiB Q1T1 | 12.63 | 13.82 |
シーケンシャルライトは150MB/sオーバーでまあまあ高速。ブリスターパッケージに記載されている公称スペックは32GBモデルで読み込み90MB/s、書き込み20MB/sですが優に越えていました。そりより凄いのは、4Kランダムライトがダントツに高速で、14MB/sとランダムリードと同等以上の速度が出ています。よって、細々したファイルのやり取りにも向いた数少ないUSBメモリ。アルミニウムボディで高級感もありこの小ささだけでもガジェット的に魅力的でますが、連続書き込みではそこそこ発熱するのと、とにかく小さいので紛失には注意。なんなら紐で繋げておく方が良いかも知れません。小粒でもピリリと辛いを地で行くおすすめ製品です。
Transcend JetFlash 710には、同形状でMLC NANDを採用し公称スペックがより高速(Read 130MB/s)となるJetFlash 720もありますが、そちらのラインナップは現状最大で32GBモデルまでです。Transcend JetFlash 710はTLC NANDですが128GBモデルまで用意されています。
トランセンド Transcend JetFlash 600 Ultra Speed USB2.0 16GB
Transcend JetFlash 600 Ultra Speed USB2.0 型番TS16GJF600 2011年10月購入。メーカー紹介ページはこちら。5年保証。10年以上前に購入したUSB2.0のモデルで、唯一手元に残っているものを比較用に再測定してみました。ブルーのアクセスランプは常時点灯で、アクセス時に点滅します。外観はツルツルした光沢プラスチック筐体で10年以上経過しても特に劣化は感じられません。普段は古いノートPC、ASUS UL20FT-2X034BKのWindows10回復ドライブ用として保管しています。
Read (MB/s) | Write (MB/s) | |
Sequential 1MiB Q8T1 | 34.37 | 8.17 |
Sequential 1MiB Q1T1 | 35.23 | 13.21 |
Random 4KiB Q32T1 | 6.49 | 0.04 |
Random 4KiB Q1T1 | 6.39 | 0.02 |
ご覧の通り、USB2.0時代のUSBメモリですので、USB3.対応モデルと比べると格段に速度が出ません。USB2.0の速度上限値は60MB/sですが、この個体は実測で35MB/s程度。4Kランダムリードは健闘していていますが、4Kランダムライトに関しては、USB3.0の製品に比べ100~1000分の1程度の速度しか出ないため、桁違いに遅くなります。当時のUSB2.0メモリとしてはそれほど悪くない性能ですけれど、今更USB2.0規格の製品に手を出す意味が無いのは云うまでもありません。
レキサー Lexar JumpDrive E31 USB 3.0 UDP Flash Drive 128GB
高品質なSDカード(SDXCカード)やメモリ関連で有名なLexarブランドJumpDrive E31。正規品2年保証。メーカー紹介ページはこちら。2023年1月購入。少々お値段がはるイメージがありますが、特にカメラ界隈で支持され良く使われている印象があります。Lexarは元々米国の半導体メーカーMicronの傘下ブランドでしたが、2017年に中国の半導体製造メーカーLongsysがLexarブランドを買収。販売網としての米Lexarは変わりませんが、実質的に現在のLexarの中身はMicronでは無くLongsysとなっています。そして此処で問題となるのは品質・・・実際のところどうなのでしょうか?
Read (MB/s) | Write (MB/s) | |
Sequential 1MiB Q8T1 | 156.99 | 131.99 |
Sequential 1MiB Q1T1 | 157.21 | 130.79 |
Random 4KiB Q32T1 | 17.55 | 3.16 |
Random 4KiB Q1T1 | 12.93 | 2.94 |
測定結果ですが、結論から云うとかなりの高性能。特に際立っているのが、シーケンシャルライトが100MB/sすら超えて130MB/sとランダムリードに迫る速度を叩き出している点。手持ちのUSBメモリの中でも別格の速度です。メーカーが公表しているカタログスペックではRead speed 100 MB/s / Write speed 30 MB/sですので、公称値とは一体何なのか!?。反面、4Kランダムリード/ライトの速度は凡庸ですので、大容量ファイルの読み書き向きUSBメモリと云えそう。KIOXIA TransMemory U366がシーケンシャルリードだけの直線番長だったことを想えば、こちらは大容量ファイルの高速書き込みにも使えておすすめできる優れたUSBメモリと云えそうです。
レキサー Lexar JumpDrive E31 USB 3.0 UDP Flash Drive 64GB
同じLexar E31の64GBも購入してみたのですが、容量が小さいためか、シーケンシャルライトの速度が128GBモデルと比べて20%ほど控えめ。とは云えそれでも100MB/sを超えていますので、こちらも非常に高速なUSB3.0メモリと云えます。
TECLAST NEX-S3 USB3.0 USB3.2 (Gen1) USB3.1 64GB
中華製の謎メモリ。割と低価格、型番不明、サクラチェッカーでの危険度90%と地雷臭しか無いのですが、調べてみるとTECLASTそのものは1999年創業で、中華ブランドの中でもかなり規模が大きそうな総合PC関連製造メーカーでした。タブレットやノートPCまで作っています。日本名は広州商科インフォメーションテクノロジー株式会社。中華系地雷製品は辿ると何も判らないことが多いのですけれど、この製品は珍しく出自がそれなりしっかりしたものでしたので、比較用に人柱になってみました。2022年末購入。
USBメモリに製品型番が無いのは気になりますけれども、どうやらNEX-S3 USB3.0というEU向けモデルと同じっぽい。パッケージの裏面は日本語で国内正規代理店仕様。保証は僅か12ヶ月と短め。TECLAST EUROPEの商品紹介ページはこちら。全く同一デザインと商品名でUSB2.0タイプとUSB3.0両方ありますので、間違えてUSB2.0を購入されませんように。防水 防塵 耐衝撃 亜鉛合金ボディ PS4動作確認済との事ですが、亜鉛合金にクロムメッキが施された実物の品質感は思いのほか高く、ずっしりとした重みがあります。また、程良いサイズの輪っかがあるので抜き差しがしやすいのもポイント。
Read (MB/s) | Write (MB/s) | |
Sequential 1MiB Q8T1 | 128.57 | 70.02 |
Sequential 1MiB Q1T1 | 128.49 | 87.35 |
Random 4KiB Q32T1 | 12.01 | 1.49 |
Random 4KiB Q1T1 | 9.79 | 1.48 |
思ったより高性能・・・と云いますか、むしろ速い。シーケンシャルリードこそ若干控えめですが、シーケンシャルライトが70~90MB/sとLexar E31に次ぐ好成績。ところがランダムライトは割と遅い部類。よってこちらも大容量ファイルの読み書き向き。中華メーカーですし、保証が1年と短く、長期保存の面でなんとなく不安なところはありますけれども、速度そのものはしっかり出ているので、初期性能に関しては優秀なUSBメモリと云えそうです。
~まとめ~ おすすめできるUSBメモリは?
メーカーの知名度や規模、生産国によってUSBメモリーの性能に開きがあるのかと思いきや、大手メーカーの成績がイマイチだったり、中華メーカーのUSBメモリが好成績だったり、良くも悪くも実測してみないと結果が全く判らないのが現状のようです。製品に表記されている公称スペックの速度は案外目安にならず、速度が表記ギリギリのUSBメモリもあれば、逆に大きく超えている場合も少なからずありました。特にランダムライトやランダムリードの性能についてはメーカーや公称値から全く読めず。冒頭で書いたように管理人はUSBメモリをデザイン重視で選んでいますが、ご覧の通り、デザインで選ぼうが、はたまた公称スペックで選ぼうが、実製品の良し悪しはサイコロの目とあまり変わらなそうです。
推測ですが、USBメモリは外観及び型番がそのままで数年販売されることも多いのですが、その間もNAND型フラッシュメモリは日進月歩です。チップ世代の更新などによる中身のマイナーチェンジが行われている結果、ロットが進むにつれて速度が改善される為こうなってしまうのかも知れません。 今回の測定で速かったり遅かったりする製品も、容量やロットが異なると全く違う結果になってしまう事も普通にあり得る、それがUSBメモリの困ったところです。
今回、11本の中で性能が良かったUSBメモリのベスト3を挙げると、
個人的にはこの3つをおすすめUSBメモリとして挙げたいと思います。デザイン重視で選んだ3本が最も良いパフォーマンスでしたので、これからもアルミニウムや亜鉛合金ボディのUSBメモリを重点的に集めていこうかなと。つまるところ、箱を開けた時に小さくてキラキラした金属製USBメモリが沢山入ってるのが、なんだか宝石みたいで好きなだけなのでした~。゜゜(´▽`。)°゜。
信頼性に関しては新品での速度測定結果だけで判るはずも無く、日常的に読み書きを繰り返す環境でどうか?長期通電しない環境でもデータを保持来るか?などは事実上ブラックボックスです。よって不安を感じる場合には、大手メーカー且つ、製品保証期間の長い製品を選ばれることをお薦めします。それと、何年も引き出しの中で眠らせておくとフラッシュメモリが電荷を失ってしまい、いざという時にデータが飛んでいる可能性が全くなくはありませんので、年一など定期的にPCに挿して通電する事をお忘れ無きよう…( ੭ ・ᴗ・ )੭♡