Transcend TS8XDVDS-K 2014年の新製品です。価格.comのDVDドライブ 人気売れ筋ランキングではなぜか下位に低迷していますけれど、価格、性能、安定性をトータルで比較すると、2014年春夏現時点でのベストチョイスとなるポータブルDVDドライブではないかと秘かに思っています・・・。Transcend TS8XDVDSは、先代の人気モデルTranscend TS8XDVDRW-K(2009年発売)と比べて筐体が薄く小さくなりました。※このエントリの初出は2014年ですが、製品の出来が良く、2022年現在でも製造販売が継続されているロングランCD/DVDドライブです。
2層ディスクのデータ転送、DVD±Rの8倍速、CD-R/RWの24倍速でのリード/ライトに対応。USB接続のポータブルCD/DVDドライブは、国産品含めて電源周りが不安定で挙動がすこぶる怪しい&耐久性も低い製品が多く、割と直ぐに読み込みが甘くなるイメージがありました。これまでの経験からすると、当たり前の読み書きが安定して出来ない製品が意外なほど多い。しかし、TS8XDVDS-Kについては今のところ予想以上に良い感じに安定している印象です。
まともなポータブルDVDドライブが欲しかった・・・
既にポータブルCD/DVDドライブをいくつか所有しているにもかかわらず、今回ふたたび追加購入した理由ですが、手持ちで1番新しいDVDドライブとなる BUFFALO DVSM-PS58U2の挙動が購入当初より怪しく、ドライブの交換修理をしても一向に症状が改善しなかったためです。※先日論理クラッシュに見舞われたノートPCのデータ復元時にDVDからのクリーンインストールが必要になることが予見できましたので、先回りしてTranscend TS8XDVDS-Kを発注してしまいました。
Amazonプライムや楽天あす楽 翌日配送サービスは、こういった緊急時には本当に便利で助かります\(^o^)/。今回、台湾TranscendのTS8XDVDS-Kを選んだポイントは、一般的なポータブルDVDドライブより更に超薄型設計のドライブで、軽量且つ外部AC電源ポートが無い点。そして2年保証。・・・最後に外観がそこそこ美しい点でしょうか。
外部AC電源(ACアダプタ)とドライバは不要
プラグ&プレイで専用ドライバ不要。しかも完全にUSB給電による動作専用で、この手のポータブルDVDドライブで外付け強化AC電源用のポートが無いってとどうなの???と思うのです。でもこれは逆説的に考えると、巷の電流電圧がじゅうぶんか怪しいPCのUSB2.0でも、概ね正常動作すると云うTranscendの自信の表れとも受け取れますよね。一般的な据え置きノートパソコン搭載ドライブよりも更に低電力での安定動作要求されるモバイルノート用の軽量超薄型ドライブを採用している時点で、逆に云えばACアダプタが必要になるケースはほぼ無いだろうと。
もちろん補助給電用の二股USBケーブルはしっかり付属していますが、管理人の環境では全てUSBシングル接続でも大丈夫でした。先代のBUFFALO DVSM-PS58U2では二股USBケーブルを使っても未だ電力が足りずに結局ACアダプタを咬ます必要があり、内部のドライブの故障交換で東芝サムスンTSST TS-型番忘却からSony Optiarc AD-75685Hに入れ替わっても、余計に電力不足による動作不安定が酷くなる有様でした。過去に何台もの薄型ポータブルDVDドライブを使ってきて、寿命の短さと電源の不安定さに辟易していた僕としては、今回やっと、もしやこれはいけるかも知れない!?…という直感めいた感覚が働いたのでありますd(^_-)。
しっかりとした品質感とメーカー2年保証
そして安心の2年保証。そこらの薄型ポータブルDVDドライブメカは、DVDやCDのリッピングで使いまくると普通に2年持たないものが多いのです・・・下手をすると1年すら持たない。それくらいギリギリで色々無理のある低寿命設計。ですから平然と2年保証を謳えるのってある意味すごい事なのです。保証があるから1年過ぎてから読めなくなってもドライブ交換をして貰える。これ重要。実際に酷使するかは別にして、管理人的には2台手に入れたような気分です。
外観はプラスチックですがテッカテカの鏡面仕上げ。所謂ピアノブラック。難点は1日で埃が積もって目立つこと。それと持ち運んだら傷だらけになって悲惨なことになる事請け合いです…。、その代わり置いておくと妙に高級感はあるのですが。。。公称264g/実測242gと超軽量ですが筐体の剛性は十分に高く、国産高級ドライブにありがちな極限まで軽く薄い反面、脆弱でペナペナ的な製品とは違います。ぶっちゃけ割と頑丈に見えるDVSM-PS58U2の方が、重くて大きいのに何処かギシギシしていますので。またTranscendはASUS VivoMini VC65やASUS UL20FTと同じ台湾メーカーと云う事もあるのか、ASUS製品と並べると何故か雰囲気的な統一感も感じられます。
それなりに静音。音楽CDのリッピング用にも
動作音もこの手のドライブとしてはなかなか静かな方だと思います。嫌な共振音が少なく低速時には無音に近い。CD-ROMでの高速回転音はスバルの水平対向エンジンみたいな低音です。震動はそれなりにありますが、筐体剛性とゴム足が上手に押さえ込んでいる印象。防振シートを敷こうなどとは特に考え無くても良いレベルです。まだ音楽CDのリッピングドライブとしては使っていないのですが、とりあえずリカバリーDVDからの読み出しクリーンインストールでは、他のドライブのように初期読み込みにコケたり電力不足も起こらず、3枚とも問題無く読み取りが出来ました。お安いのになかなか質が良いので、2年保証も含めてお薦めできると思います。
状態の良くない音楽CDをリッピングした際のレビューはこちら
2015/7/24追記:音楽CDやDVDソフトのリッピング用にも十分に使えています。1年半ほど経ちましたが、うちでは今のところドライブがヘタる気配はありません。ただ、案の定ピアノブラックのトップにはうっすらと傷が入ってしまいました。持ち運び無しの机に置きっぱなしで、日常の埃取りにはウェーブハンディワイパーかクイックルワイパーくらいしか使わないのですが、たまの掃除機のブラシで無意識になぞっていたのかも・・・orz。但しひのキズは光を当てる角度によっては見えますが、自分の位置からは全く見えないのが救い。いずれ適当なCD/DVD用の傷取りキットでTranscend TS8XDVDS-K本体を磨いてみようかと考えています。
悔しいのは後からホワイトモデルのTranscend TS8XDVDS-Wがひっそりと追加されていた事です。。。インテリアを白で統一しているのでなるべくブラックモデルは避けたかったのですが・・・。また、鏡面黒はどうしても経年で鏡面の引っ掻きキズが目立ちますし、ホワイトでしたらそこは気にならなそう・・・あはは、正直ホワイトに買い換えたい~゜゜(´□`。)°゜。。
~まとめ~
その後、2022年現在まで8年が経過していますが、全く故障の気配無し。そして未だに現行モデルなのも嬉しい点。工業製品ですから数が売れる中には外れを引いてしまう御仁もいるかと思います。光学ドライブに求められるものは結局のところ耐久性と信頼性で、しかも光学回転系は設計的にそれが1番難しいのは特にオーディオマニアの皆さんは良くご存じだと思います。逆説的にはその点に問題がある機種を更新せずに長く販売し続ける事は不可能ではないかと。そして管理人が手にしたTS8XDVDSは、実際に7年経ってもドライブメカの調子が良く、未でも元気なままですので、このまま大切に使い続けるつもりですd(^_-)。
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