【各社のSSDを独断と偏見のみに基づいて比較してみる】
比較2017|850EVO|比較2019|860EVO中編|860EVO後編|870QVO|WD SN770
さてさてブログ製作用PCのHHDをゆっくりとですがSSDへ置き換えてきた管理人。昨年末は母艦ASUS VivoMini VC65に搭載されていた片側のHGST Travelstar 5K1000 1TB 5400rpm(※内蔵デュアルライブの片側)をSSD化することで、外付けUSBドライブを除く手持ちの現役PCの内蔵ドライブ全てのSSD化を遂に達成しました\(^^@)/
どうして再びSamsungのSSDなのか?
因みに今回購入したSSDは、2018年に発売されたSAMSUNG 860 EVO 1TBモデルです。読者の皆様にはまたSamsungかよ~(# ゜Д゜)みたいな感じで見えない石を投げられそうな気配が無きにしも非ずですけれども、840EVO 250GB(バックアップ用サブノート)、850EVO 250GB(母艦OS側SSD)と使ってきた印象として、SAMSUNGのSSDはレスポンス面の快適さが高く、安定していて実用動作的な不満が皆無なのが一番の理由です。
そして1TBを選んだのは、流石に250GBモデルを2台続けて使用していて容量面で手狭な印象が否めなかったのと、SSDは同一型番でも大容量モデルほど搭載DRAMメモリ量と疑似バッファ領域が大きく、加えて長寿命になる為、同一型番でも容量が大きなモデルほど、読み書き速度などの実用性能が明らかに向上するからです。2年前の現母艦ASUS VivoMini VC65導入時、OS用ドライブとしてよりによってSamsung 850EVO 250GBを選んだ際、近未来ツインドライブのもう片側もSSD化する場合は、知見を広げるためにもSamsung製以外をと考えていました。
それで今回も中堅価格帯にある1TBの大容量SSDの中から、当初はSanDiskやWD、Crucial by Micron、Intel等々も当然の如く選択肢には入れていたのですが、いくつかのサイトでのベンチマークでSSDとして重要なポイントを比較しつつ、性能を冷静に評価した結果、消去法で結局またしてもSamsung製SSD・・・860EVOを選ばざるを得なかった感じです(滝汗)
SamsungのSSD 850EVOをよりによって選んだ理由
現行2.5 inch SATA SSDの性能順ベスト5を挙げてみます♪
ネット上のSSDの比較検証サイトをいくつか管理人が読んだ上で、情報をまとめた結論を先に書くと、販売数が多い250GB~1TBモデルの場合、2019年時点で最も高性能で優秀な2.5インチSATA SSDは、2bit MLC NANDを採用したEVOの上級モデルに相当するSamsung 860 PROです。(※旧型ライバルとして君臨したSanDisk Extreme Proはディスコンで入手困難な為)
1位 Samsung 860 PRO
ハイエンドモデルのSamsung 860PROは実売価格が中堅機の2倍程と高価になる為、欲しかったのは山々ですけれども、運用コスパ重視の選択肢からは除外せざるを得ず・・・orz 資金に余裕のある皆さんには860PROを選んでおけば間違いありませんし、管理人よりも更に良い環境が手に入ってたぶんきっと良い気分になれます…。
2位 Samsung 870 EVO
2位は今回管理人が追加導入したSamsung 860 EVO。廉価な 3bit TLC NANDを採用した中堅価格帯ながら、読み書き共に860PROに迫るベンチマーク速度を叩き出し、長期運用時の書き込み性能低下が他のモデルに比べて極めて少なく、耐久性もダントツに高い点がポイントです。※後継機は870EVOになっています。
3位 Crucial by Micron MX500
3位には性能面で唯一Samsungのライバルとなり得る米国Crucial by Micronの上位モデルに相当するMX500シリーズ。Crucial MX500は総合性能的には優秀なものの、860EVO比では僅かにベンチマークで劣る上に、TBW保証値もSamsung比で60%程度。実用面でも発熱が非常に大きい為に3位としました。ちなみに低価格製品のCrucial BX500 SSDはMX500に比べ性能的にかなり劣ってますのでお間違えの無きよう。
4位 Western Digital WD BLUE / SanDisk Ultra 3D
同率4位のSanDisk Ultra 3DとWestern Digital WD BLUEはですが、共にランダムライト性能がSamsungやCrucialに劣る上に、長期使用後のダーティー状態での書き込み速度低下も大きく、性能的にSamsungに比べると1世代前の水準です。TBW値も対Samsung比で2/3程度に留まります。とは云えSanDisk/東芝の国産チップ(三重県四日市工場)を採用する上に、SanDisk、WD双方共にブランドの信頼性が高く、製品としては極めて無難な選択になりますし、敢えて日本製に拘るのでしたらこちらがお薦めになります。
尚、SanDisk Ultra 3DとWestern Digital WD BLUEはハードウェアとしては同一品で、パッケージングとしての別ブランド仕様となります。とは云え実売価格には微妙な違いがありますし、ブランドの好みやPCのデザインに合わせてSanDiskレッド or WDブルーのどちらを選ぶべきか悩ましいところ。。。
5位 Intel SSD 545s
5位は米国製のIntel SSD 545s。インテル製3D NAND(64層 TLC)でSamsungに並び集積度が高く、耐久性の指標となるTBW値も肉薄していますが、ベンチマーク速度的には上位に比べると可も無く不可も無い凡庸な性能に留まっています。また実売価格的に少々お高めなのも難点。ちなみにCFD販売の「CFD EX.HG7 SSD」シリーズは中身がIntel SSD545sのOEMらしく、CFD販売ルートとして安価に購入できるかと思いきや、今では本家Intel 545sの方がむしろお安く入手出来そうだったり(;’∀’)。5番手と書きましたが、管理人の個人的なアーキテクチャの好みで選ぶとすると、実はSamsung 860EVOの次点の候補として残るのがIntel 545sだったりします。
~まとめ~
現行の2.5インチSATA SSDの客観的な性能を比較すると、現時点ではこんな感じの序列になっていると思いますが、ここまで挙げたSSDでしたら、どれを選んだとしても間違いなく高性能モデルと云えると思います。これらよりも性能的に劣るとみられる他のSSDについては、総じてTBW面で不安が残ったり、ランダムライト性能が明らかに劣悪ですので、ここでは取り上げません。特に一流ブランドの製品の場合でも、低価格エントリーモデルについては、2019年時点では未だ長期使用時の書き込み速度の悪化や耐久性等々で各種欠点が残る事もあって、今回は敢えて購入比較の対象にしませんでした。
次回はエントリの本題である「2019年 Samsung 860EVO SSD購入レビュー【中編】 他のSSDに比べ圧倒的に優れている理由」です。
【各社のSSDを独断と偏見のみに基づいて比較してみる】
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