GT SONIC F4 超音波洗浄機を購入・・・東芝製TKS-200からの買い換えです

【おすすめ超音波洗浄機 使用レポート】
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以前音楽CD用の超音波洗浄機として箱ピュアで紹介した東芝の超音波洗浄器TKS-200が、購入後10年にあと少しというところで遂に故障してしまいました。電源が入り、動作タイマーのスイッチを入れれば洗浄のカウントそのものは進むのですが、肝心の超音波発信器が駄目になってしまったみたいで、十数秒で音と振動が出なくなってしまいます。

toshiba_tks-200 gt_sonic_f4

普段は主にメガネの洗浄に月に2~3回、他には汚れたり長期保存でカビてしまったCDやDVD、Blu-rayディスクの洗浄、はたまたオーディオ関連の金属部品洗浄等々散発的な使用が年に数回。そして2~3年に一回、気が向いたときに数十~百数十枚のCDをまとめてクリーニングしたりすることはありましたが、累計稼働回数は数百回といったところでしょうか…(1000回にはまだまだ届かないと思います)。家庭用として10年弱持つのは御の字かも知れませんが、体感としては思ったよりも故障するのが早かったかな~みたいな。

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東芝TKS-200が故障してしまいました

TKS-200については長年使い続けた愛着もあり修理する事も考えましたが、これを今更東芝に出しても新品購入とたぶんかわらない修理費用が掛かりそうですので、後継機(中身全く同じ色違い)東芝TKS-210を再購入しようかとも考えたのですが、ググってみると既に生産終了で、あるのは中古か売れ残りの店頭在庫のみっぽい。東芝が実質的な経営破綻で家電部門を解体しつつ中国のメーカーに切り売りしてしまいましたので、こういった小型家電も色々とおかしな事になっているみたいです。

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そこで超音波洗浄機の代替製品がないか少し調べると、TKS-210と色違いのほぼ同一品がサンワサプライ直営販売店のサンワダイレクトからも発売されています。

TKS-210/TKS-200は元々デザインも丸くてお洒落ですし、LifeBasisブランド仕様では白地にスイッチ周りがメッキ塗装でデコレーションされていて個人的には更に好みだったりするのですが、冷静になって考えた場合、はたして同じ超音波洗浄機を再購入して再び続けるのはアリなのだろうか?と思わなくもなかったり。。。

使用回数的に思ったよりも早く壊れてしまったのもありますけれども、TKS-200には実のところ大きな不満もあって、出力が26Wと小さい為に洗浄力が弱く、毎回のクリーニングにけっこうな時間が掛かるという欠点があったからです。いつも1回のメガネやCDの洗浄で最大の480秒/8分で動作させていましたが、取り出して濯いでみるとこれでも汚れ落ちが不十分で、更に180秒追加洗浄したりすることがままありました。後継機のTKS-210と現行のサンワダイレクト/LifeBasis製品では最大300秒/6分ですので、毎回2回の洗浄が必要になるケースが多くなりそうな感じです。

超音波洗浄機アダプタ

逆にLifeBasis/東芝 TKS-210/TKS-200のメリット…これでなければならなかったポイントは、CD/DVD/Blu-rayディスク等の洗浄用に専用のアダプターが付属していて、小型のメガネ専用機と異なり洗浄槽の開口部が広く、12㎝の光ディスクがまるっとすっぽり収まる点です。洗浄槽のサイズについては昨今大型の超音波洗浄機も増えてきたので代替製品も色々あるのですが、専用アダプタについては他に見当たりませんので、何か丁度良い塩梅で代わりになるような部品を見つけない限り、光メディア洗浄に使う用途では、今でもこの製品が唯一の選択肢になると思います。

超音波洗浄機 CDアダプタ

とは云え、既に東芝TKS-200を所有している管理人、壊れてしまっても付属の各種アダプター一式については他の超音波洗浄器でも使い回すことが出来ます。同一後継機種では今後も出力不足でなんなとな~くしっくりしないままの気がしますし、ここは故障を機会に別の超音波洗浄機を物色してみることにしました。

GT SONIC F4 超音波洗浄器の使用レビュー

といっても、製造元が限られているのでそれほど多くの製品が市場に出回っている訳では無いのですけれども、今回管理人がチョイスしたのは、中国深圳の超音波洗浄機専門製造メーカーGT SONICの製品です。⇒GT SONICの公式サイトはこちら。新興メーカーですけれど、ご覧の通り企業内容もしっかりしていて信頼できそうに思います。

GT SONIC-F4

今回選んだのはGT SONIC-F4という洗浄槽1300ml 出力50Wの家庭用モデル。無骨な業務用機も出回っていますけれどもデザイン的には家庭用が断然洗練されています。この記事を書くために今あらためて購入ページ見たところ、先月僕が某ネット通販で購入した時よりも2000円も安くなっていてめちゃくちゃ悔しかったり…(苦笑) 外観はホームベーカリーみたいなラウンドした四角いデザインで、ちょっと大きめ。小さい物好きの管理人にはこれって大きすぎるかな?とは思ったのですが、オーバルデザインのLifeBasis/東芝機と比べて見た目の圧迫感はともかく、やや高さはあるものの収納する上でのスペース専有面積は意外にも大差ありませんでした。

プラスチック製ですが家電としての機械的な造りは良く、取り付け取り外し、使用後のお手入れなどの使用感も総じて悪くありません。濯いだ際に水滴が殆ど残らないステンレス層は特に品質が高く素晴らしいです。また、写真ではわかりづらいですが、フロントの明るいインジケーターやタッチセンサー式スイッチの感触もLifeBasis/東芝 TKS-210と比べてかなりの高級感があります。

東芝TKS210 GT SONIC-F4比較

洗浄槽が1.3Lもありますので、メガネについては同時に3本洗浄できます。※洗浄中レンズ部分に互いのツルやフレームが接触するとレンズに傷が入る恐れがありますので、工夫して並べる必要があります。

GT SONIC 超音波洗浄器メガネ

もちろん、12㎝CDの洗浄も全く問題ありません。LifeBasis/東芝機に付属する光ディスク用アダプターがあって本当に良かった♪

GT SONIC F4 CD洗浄

使用感ですが、やっぱりLifeBasis/東芝機の2倍に相当する50Wの出力は半端なく、今まで480秒/8分+αを要していたクリーニングが、通常は2分/120秒、汚れが多い場合にも4分/240秒で充分に綺麗になる印象です。

管理人の場合、まず洗浄層に少量の中性洗剤を入れてから、レンズや光デイスクに塩素染みを残さないために簡易浄水器トレビーノスーパーを通した常温かぬるめの水を注いでいるのですが、1.3Lの水が短時間の初回動作でもみるみるうち白濁していきますので、洗浄力はかなり強力であると云えます。

18KHzモスキートノイズ

難点はやはり予想通り動作音がなかなか五月蝿いことで、公称40000Hzとありますが、実際には18500Hzくらいにも(たぶん1/2の)ピークが来ていて、ずっと下の可聴帯域内への分散ノイズもあり、特に17KHz以上のモスキート音がはっきり聞こえてしまう若い方や子供さんなどはギャーッ(゜Д゜)てなるかも知れません。東芝機は動作周波数の公称が42000Hzでしたので、モスキートのピーク帯域がもっと上で音もこれほど大きくないと思います。GT SONIC機はうるさいけど、洗浄時間が短いので我慢するしか…みたいな感じでしょうか。

大は小を兼ねる感じで大きさ面で余裕があるのは良いのですが、実用性の面では1300mlのF4よりも一回り小さい750mlのGT SONIC-F3 750ml Household Ultrasonic Cleanerでも12㎝CDがすっぽり入りますし、実用上は十分ではないかと思います。GT SONIC-F3はLifeBasis/東芝機同じようなオーバルデザインのサイズ感と洗浄槽の容量ですけれども、出力が35Wありますので、洗浄力の面でLifeBasis/東芝機ほど非力な感じはしないはずです。サイズダウンされているぶん価格もよりお手頃になりますし、たぶん家庭用としてはF3が一番ウェルバランスではないかと思いました。

~まとめ~

大なり小なり五月蝿いのは超音波洗浄機の宿命ですので、一番大切なのは洗浄力と実用性能です。この点においてGT SONIC-F4は家庭用機としては充分以上にハイパワーな洗浄力で短時間でクリーニングが済みますし、サイズも思ったより大きくなく、またプラスチックとは云えそれなりに高級感もある機能的なデザインですし、何よりも操作性とメンテナンス性の使いやすさ等、実際かなり良く出来た製品だと思います。唯一の欠点は中国メーカーの中国製品という事になりますけれども、深圳発の家電製品が急速に高性能化しつつある昨今、価格的なお手頃さもありますし、世界市場で目にするレベルの製品をもはや中国だからと云う理由で選ばないのは勿体ないな~というのが正直な感想です。今後の耐久性についてはどうなるかまだ判りませんが、万が一壊れたときにはまたここで報告したいと思うので、その時はまたその時という事で(^-^;)

+For
 ハイパワーで短時間でも非常に高い洗浄力が得られます
 意外とコンパクトでしっかりしたデザイン
 高品質で実用的

-Against
 なかなかにウルサイ
 光ディスク用アダプタ アクセサリアダプタは付属しません
 電源コードの収納フックがついていない ⇒※こんな感じで巻き付けて留めてます。
 日本語説明書の文法がお茶目

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o-greenCDをより良い音で楽しむ方法

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コメント一覧 (4件)

  • 管理人様はじめまして。
    GT SONIC F4(とF3)の情報を探してこちらの記事にたどり着きました。
    他には無い詳細&貴重なレビューでとても参考になりました。
    一つお尋ねしたいのですが、F4の電源プラグは日本でも使えるものが付属しているのでしょうか?
    Amazonで写真を見たところ、プラグが丸い形をしているようなので別途変換器を買う必要があるのかな?と思いまして…。
    教えていただけましたら幸いですm(_ _)m

  • >おもちさん
    コメントありがとうございます(^^)
    僕がアマゾンから取り寄せたものは、電源プラグも2Pで完全に日本仕様になっていました。マーケットプレイスではなくAmazon.co.jp直の在庫でしたら大丈夫だと思います。
    https://www.audiostyle.net/wp-content/uploads/9857b18b.jpg
    写真を撮ってみましたのでご覧下さい(^^)ゝ

  • お礼
    管理人様
    昼間に見たときはこちらにお返事が載っていたので、
    その時すぐにお礼を書けば良かったのですが遅れてしまい申し訳ありません。
    コンセントの件、丁寧に写真付きで説明までしていただき
    ありがとうございました。助かりますm(_ _)m
    これで安心して購入できそうです。
    F4かF3で迷っていますが、もう少し悩んでから購入したいと思います。
    ありがとうございました!

  • 連投すみません。
    返信を書いたら管理人様のコメントが見られるようになりました…。
    なぜか書く前は表示されていなかったのですが…(-_-;)
    あと、コンセントじゃなくて「プラグ」ですよね。
    と、とにかく日本向けになっているようなので
    安心して購入したいと思います。
    ありがとうございましたm(_ _)m

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