久々にうつ病が発病しそうなのでどうしようかぁ考え込んでいます(^-^;)。つ~ことで、集中力皆無の状況ですけれども、今日はe-onkyo musicで今やってるDECCAのクラシックハイレゾ音源の期間限定セールを紹介してみる。旧PHILIPS音源も一部あり。半額以下になっているアルバム多数♪
「DECCA」レーベル珠玉の作品100タイトルを期間限定プライスオフ!
まだあとセール終了まで2ヶ月弱あるのですけれども、とにかくここ数日ブログをカキカキしながら100タイトルのサンプル音源をほぼ全部聴きました(手持ちのとかは除く)。で、箱ピュア管理人的にお薦めというか、自分で欲しくなった音源を絞り込んだところ、以下の16タイトルが残りました。試聴サンプルしか聴いていないという無謀な条件で例の如くむちゃくちゃなレビューいってみます\(^^;)/
Tchaikovsky: Piano Concerto No.1; Prokofiev: Piano Concerto No.3 Behzod Abduraimov ★★★
2013年録音。誰コイツ?って感じですが、ベフゾド・アブドゥライモフはウズベク人なのにロシアの正統派アカデミーを経ていない新人ピアニスト。ムスリムだそうで・・・弾き方はロシアっぽいけど。09年にロンドン国際ピアノコンクールに優勝して有名になったらしい。このサンプルを聞く限り、若さ溢れるバリバリ弾く系で気分爽快。プロコフィエフはリズム感が悪い弾き手のは聴きたくないけどこれはイイ\(^^@)/。
フィールド:ノクターン全集 エリザベス・ジョイ・ロウ ★★★
2015年録音。Elizabeth Joy Roeってこのジュリアード出身の韓国系米国人も知らない娘。デビュー盤っぽい。例によってお色気ジャケットクラシックアイドル路線でしょうか(苦笑) 中身はショパンと違ってあんまり弾く人のいないフィールドのノクターン全集。自分的にはエバ・ポブウォツカ ジョン・フィールド:ノクターン全集以来の気がする・・・キャニオンとビクターで録音したポブウォツカのCD殆ど全部持ってるはずなのですが、比較したくて棚探しても出てこないんですけど・゚・(ノД`;)・゚・。管理人が好きなのは聴き比べるまでも無くポブウォツカの演奏でしょうけれども、サンプルを聴く限りこちらの方がスコア通りに普通というか素直か。でもなんか録音が良くて引き込まれます。ああ、デッカっぽい意味での高音質ですけれどもっ♪
Bach Concertos Janine Jansen ★★★
2013年録音。ジャニーヌ・ヤンセンのウィヴァルディ四季のSACDは、古楽っぽさの演出がいろいろあざと下品に過ぎて過去記事でディスった覚えがあったりしますが、バッハのこれは新鮮で良いと思う。つまんない演奏が巷に溢れているので、これくらいが楽しい♪
Sarasate Julia Fischer, Milana Chernyavska ★
2013年録音。サラサーテのヴァイオリン曲集。おいらはなんでかペンタトーンで出たユリア・フィッシャーのSACDを沢山持っていますが、こぢんまり巧い感じでこの人の実力はけっこう微妙な立ち位置だと思う。ただ、親しみやすくて聴きやすい表現ではある。二刀流でピアニストも名乗ってますけれど・・・ピアノについてははっきり申して下手くそですわね…。
Alleluia Julia Lezhneva ★★
2012年録音。シベリアンの丸顔でこソプラノ、ユリア・レージネヴァ。こちらはDECCA移籍ファーストアルバム。下のセカンドアルバムの方が音質的にも曲目的にも好きかな。
ヘンデル:アリア集 ユリア・レージネヴァ, イル・ジャルディーノ・アルモニコ, ジョヴァンニ・アントニーニ ★★★
2015年録音。わっちはフィリップ・ジャルスキーのCD集めてハァハァ(´Д`)してる変態なのでユリアたんにも大注目。いかにもオペラ歌ってますではなく、こういうナチュラルに、でももの凄~く巧いおね~ちゃんがサクッと出てきてしまうロシア音楽界ほんと恐ろしあ。
Brahms: The Violin Sonatas レオニダス・カヴァコス, ユジャ・ワン ★★
2013年録音。レオニダス・カヴァコスのヴァイオリンよりもむしろユジャ・ワンのピアノを聴いて欲しいというか、ユジャはいつも色々はっちゃけてて、ふざけてんじゃね~(# ゚Д゚)みたいな弾き方ですが、楽しいので許す!みたいな。
シューマン:《リーダークライス》《女の愛と生涯》/ベルク:初期の7つの歌 ドロテア・レシュマン, 内田光子 ★★
2015年録音。これ2016年のグラミー賞獲ったやつ。内田光子が2度目のグラミー賞受賞って良く知らない日本人が勝手に騒いでましたけど、あくまでドロテア・レシュマンの伴奏ですからねっ♪
あ~でも名状しがたい空気感は内田光子センセになっとる。グラミー賞受賞したのでブログのネタにしようとTOWER RECORDSで輸入盤CDを取り寄せてるのですが、いまだに届きません(滝汗)。でもって国内盤はもちろん買う気ありません…。。ていうか前のモーツァルトのピアノコンチェルトもですが、どうしてこれでグラミー賞なのかわっちには基準が全く解らにゃい。アメリカのハイソに受ける感じのクールなふいんき←(なぜか変換出来ない)なのかにゃ~?PHILIPSがDECCAになってから、音の背景の間接音の空気の色というか温度感が下がってしまって、なんだかシューマンの色艶じゃ無いよね的な違和感がある。。。
Mozart: Sonatas For Piano & Violin Mitsuko Uchida, Mark Steinberg ★★★
2004年録音。元はSACDなのですけれども現在廃盤。。。内田光子の伴奏ならこっちの方がわっちは好き♪ どうしたって。音色も伝統的なビロードタッチが心地よい、古き良きウォームなPHILIPSサウンドですし。
Chopin: Piano Concerto No.2; Ballade No.4; Berceuse; Polonaise Heroique Nelson Freire, Gurzenich-Orchester ★★★
2013年録音。この斜に構えたおっさんの顔ジャケットが喩えようも無く好きだわ。。ネルソン・フレイレは年取ってるだけの微妙なピアニストだと一部で思われてそうですが、だからこそ、ショパンにはこういう個性もそれはまた似合うと思うの。巧いとか巧くないなんてど~でもよくって、肩肘張らずに、音楽の流れとして語り口が絶妙なのにしつこくなくて心地よい。特にこの盤でのショパン演奏は良いと思う。
Beethoven: Piano Concerto No.5 – "Emperor"; Piano Sonata No.32 in C Minor, Op.111 Nelson Freire, Riccardo Chailly ★★
ネルソン・フレイレの皇帝、2014年録音。ショパンに準じて力が抜けていてこっちもこれはこれで良い。リッカルド・シャイーが振る皇帝は録音も良い。32番のソナタの出来はサンプル音源ではほぼ判らん。ベートーヴェンに力を求める人は聴いちゃダメかも。
Homecoming – A Scottish Fantasy Nicola Benedetti ★
2014年録音。ニコラ・ベネデッティのCDもなるべく集めるようにしてますが、これはなんかスコットランドの田舎音楽が色々入っていて面白い。なんというか、所謂英国的な何かに惹かれる人向け。音質もDECCA的な輪郭強調クリアサウンドではなくNaim Audioっぽい音(^^)ゝ
Strauss, R.: Alpine Symphony Saito Kinen Orchestra, Daniel Harding ★★
2012年、小澤征爾の療養中に収録されたサイトウキネンオーケストラ+若手ダニエル・ハーディング指揮のリヒャルト・シュトラウ スアルプス交響曲。混沌としたわけわからん凄い厚み。ただどうしてもわっちには空気的にドイツアルプスの響きには聴こえないので、さながら信州北アルプス?
Valentina Lisitsa Plays Philip Glass ★
2014年録音。リシッツァのCDも何気に集めていたりしますが、この人は外見の見た目通りの音がする。 ホロヴィッツを少し彷彿とさせる棒っ切れみたいな筋が通ってるのですが、技術はともかく音楽的な表現力については過大評価だよね(^-^;) バリバリ弾いてると凄く見えちゃう人好みですが、見ためがモデルっぽい美女なので大人気。一番売れてそうなエチュード集については録音歪んでいてちょっと聴くに耐えない。Philip Glassはクラシックじゃないけどこの人の音楽センスには丁度良い。リシッツァが弾いてくれなければ、敢えてこちらからフィリップ・グラスの2枚組みCDを手に取ろうってあんまり思わないですし、丁度良い機会みたいな。ただわっちは鬱病なのでこれ聴いてると一気にドツボに嵌まりそう(滝汗)。Scriabin – Nuancesはアシュケナージのスクリャービンとどちらが良いのか?ってところですけど、まぁ、アシュケナージのが良いよね。
焔に向かって~アシュケナージ・プレイズ・スクリャービン ★★
2014年録音。今回の100枚にアシュケナージのCDも沢山出ていますが、安価で入手できる旧録音をわざわざ今更ハイレゾで聴いても・・・って感じなので、PCオーディオに敢えてDLするのでしたら近年の新しいデジタル録音が良いと思います。ただ、この人は年取ってから何処か音楽的には劣化してる部分があるよな~と感じさせてしまう一枚でもある。あんまり若い頃のクールさと緊張感が感じられないスクリャービン。でも今回の中ではスクリャービン盤は録音、演奏共にまあまあかな。
Bach, J.S.: Italian Concerto; French Overture; Aria Variata Vladimir Ashkenazy ★★★
2013年録音。アシュケナージが年老いてから今更バッハを弾く事自体にしょ~じきわっちは違和感があったのですけれど、演奏も・・・なんだこれ?鍵盤に接着剤でも塗ってるみたいな、リズムの取り方が一々ぺったぺった癇に障るので生理的な疑問符が5個くらい付きまとうのですけれども、何気に聴き続けているとクセになるというか、音色が明るくDECCA的に録音がクリアで良いこともあって、気付いたら洗脳されてました\(*^o^*)/みたいな。
平均律やパルティータに続き、敢えて彼のバッハを受け入れてみたい人向けな気がしなくもありませんが、色々な意味でとっても現代ユダヤ人っぽい御仁が弾くプロテスタント・ルター派(意味深)のバッハに、隠れキリシタンのわっちは何かがゲシュタルト崩壊しそう・・・もちろん良い意味で(謎)
~まとめ~
以上16タイトル。もう一度敢えて書きますが、大半のアルバムは基本的にe-onkyo musicのサンプル音源でしか聴いてない上での批評ですので、アルバム買ってみたら印象違った♪ってことはありがちですので、書いた内容が無いようには責任持ちません(# ゚Д゚)。
強いて云うなら、真面目でまともなクラシックの名盤は、知的プライドレベルの高い正統派の皆様にでも押しつけておくとして、わっちのセレクトは、聴いていて楽しい高音質♪がテーマでありんす~゜゜(´▽`。)°゜。。ハイレゾ音源はネットワークオーディオでも組まない限り、どうしてもデスクのPCオーディオに拘束されますので、デスクトップサイズの箱庭空間でBGM的に捗るものが良い。
基本的に初期のデジタル録音や、アナログ時代に録音された歴史的迷盤、じゃなくて名盤は選んでいません。わっちはデジタルリマスター盤がわりと苦手でして、デジタル、出来れば元々ハイレゾ録音されているもの以外はハイレゾで聴く意味ないじゃ~んて思ってしまうの。80年~90年代の1bit、16bit、18bit、20bit録音に謎のD/D変換で厚化粧したインチキハイレゾリマスターなんかは体が拒否反応を示すことが多々ありますし、70年代以前のアナログマスターテープで元から起こしたハイレゾ音源は良いのですけれど、これはもうノイズ処理とか諸々大変でレコーディングエンジニアの感性次第です。
音質はともかく、当時の空気感とか音色は、その当時製作されたレコードやオリジナルのCDの方がたとえノイズまみれでも濃厚に感じられますから、つまるところその演奏から何を聴きたいのか?って話なのですけれども、箱ピュア管理人の考えるハイレゾ音源って、基本的には、2000年代以降、24bit/96kHzやDSD以上のフォーマットでハイビットで録音された現代録音を、その高音質と鮮度で愉しもう♪ってのが、いちばん自然で無理が無いハイレゾの愉しみ方ではないかしら~?なんて、思っていたりするのでありんした♪
星の数は、100タイトルの中で欲しくなった16枚の中での仮想評価。結果的に、良く知らない新人演奏家含むほぼ最近の録音ばかり。ここに遡上しないタイトルは、上記の古い名盤とD/Dデジタルリマスタ盤の排除に加え、ぱすてるんが既に持っているか、聴いてみてピンと来なかったか、ハイレゾで聴き直すほどの熱意が無いか、ほんとに興味ないかのどれかでしてよ♪
~゜゜(。´▽`)°゜。~でわでわ かしこ~゜゜(´▽`。)°゜。~
コメント一覧 (1件)
この安売りキャンペーン良かったですね。私もイルジー・ピエロブラーエフとチェコ交響管弦楽団のドボルザーク交響曲集等を買いこみました。メヌエット2015年型が、やたらと感性に訴えかける、要は真剣に聴くと脳味噌がくたびれるため、全部は聴けていませんが先が楽しみです。
サイトウキネンオーケストラによるアルプス交響曲は仰る通りジャケット写真が北アルプス槍ヶ岳ですね。松本開催だけに北アルプスにしたのかなと思います。
管弦楽鑑賞初心者のため、指揮者や奏者の特徴も判らない有様ですが、いずれは奏者による表現の違いも楽しみたいです。