休止のOTTAVA「オッターヴァ」が7月以降もナクソスで継続のお知らせ♪

クラシックファンにはお馴染みの国産インターネットラジオ局「OTTAVA」ですが、主催TBSから本年4/1に6月末での放送休止、終了が宣言され、全世界推定視聴者20万人の皆様には、残念に思っていた方も多いのでは無いでしょうか?

OTTAVA 休止のお知らせ

ottava休止のお知らせ

ところが状況が一転。。。ナクソスジャパンがOTTAVAを引き受けることになり、TBSから権利(商標・ドメイン)が譲渡される形で、今後もインターネットラジオ”OTTAVA”が継続される事に為ったのであります。

OTTAVA継続のお知らせ

ottava継続のお知らせ

outNAXOS JAPAN OTTAVA(オッターヴァ)承継のお知らせ
“休止発表後、多くのリスナーやクラシック業界から継続を望む声が上がり、クラシック音楽を広めたいという志の下OTTAVAに参集している出演者も、その声に応えたいという想いを日増しに強めていました。”

ここで気になるのは今後の放送内容。当面は現状をそのまま継続する形になり、10月から新番組を編成して、新生NAXOS OTTAVAとなります。これ、ぶっちゃけ期待して良いですよね?既存のOTTAVAは、コアなクラシックファンの多くにとっては、コンテンツが薄味で正直物足りない・・・というのが大方の皆様の意見だった様な気がしますが、NAXOSはNMLことナクソスミュージックライブラリの濃さからも窺えるとおり、非常に豊富且つ濃厚なコンテンツを抱えています。単純にNAXOSレーベル音源資産だけで無く、NMLで今や世界中のマイナーレーベルをかき集めて統合しているといっても過言では無い存在です。

Twitterでクラシック音楽ファンの皆様をフォローしていると、多くの皆さんがNAXOSミュージックライブラリに月額課金をされていらっしゃいますし、私自身もCDを購入する際には豊富なサンプル音源を利用しつつ大変重宝していたりします。公式プレイリストやちょっとした企画が独創的で色々面白いんですよね。今現在、最新のクラシック音楽のトレンドを知りたかったら、NAXOS JAPANのフォローは必須だと思います♪

※ちなみにわっち、NAXOSの音楽CDを購入する際にはAmazon.co.jpTOWER RECORDSが多いのですけれど、最近ではナクソス ミュージックストアをよく利用しています。NAXOS直販店でセール品のCDが妙に安いのがミソ。NAXOSに限らずマイナーレーベルの珍しいCDが色々あるのでこだわり派にお薦め。

そんなナクソスが意を決してTBSからまるっと権利を引き取ったわけですから、今後のオッターヴァのコンテンツ充実や、放送内容の向上を期待せざるを得ません♪。まぁ従来もOTTAVAはナクソスの音源ばっかりじゃないか~!という尤もなご意見もあるかと思いますが、ここで一々他社との契約というワンクッションがある中からTBSがセレクトした音源を流すのと、NAXOSが直でコンテンツのセレクト何でもありになるのとでは、色々と違ってきそうな気がしますので。あくまで、期待を込めて、ねっ♪

adNAXOS SACD TOWER RECORDS
※未だタイトル少ないですけれど、NAXOSレーベルでもお手頃価格のSACDをいくつかリリースしてたのですね♪

それからオーディオマニアとしては、出来れば、なるべく、音質も向上して欲しいところ。OTTAVA無料配信の公式ビットレートはWMA 64kbps(2014年時)。今でもOTTAVAはインターネットラジオ局としてはそんなに悪くないのかも知れませんし、独特のこの音が好きな人は好きらしいのですけれども、自分は、将来的には圧縮率を下げて情報量増やして欲しいな~って思わなくもなかったり。と云いますか、圧縮云々以前に、イージーリスニング向けに耳当たりを良くさせようとしているのか、レベル上げのグライコなのか、結構エンハンサーがかかってて、もわもわぼんやりしてる楽曲が多いですよね?時に鼻にかかってるし、お風呂場の中で音楽再生してるみたいな気分になるの。それはそれで好きな人には気持ち良いのかも知れませんが、出来れば妙な色気を出してないで、CD音源をストレートに圧縮しただけで、クリアにそのまま流して欲しいところだったり~なんてねっ♪

こういうのって放送局それぞれ機材のキャラクターの絡みとかがあるのでしょうけれども、色付けするならもっと滑らかで長時間聴き続けても耳に違和感の無いナチュラルサウンドをベースにして欲しいのです。あくまで、あくまで、私の個人的な意見ですけれども。。。

編集:ナクソス攻略ブック編集部
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そういえば、オッターヴァは凄い予算が少なくて台所事情が苦しいのだそうです。。。TBSが休止を決めたのもその辺りらしい。ジャンル的に視聴者数がどうしても限られるとか、それで思うようにスポンサーが集まらないとか。裾野を広げようとしてコンテンツが薄味になったり、或いは極端に偏ったりして、逆に普通のクラシックファンには???になってしまってるとかもありそう。思うに、裾野を広げるよりもまず、そっぽを向いてるクラシックリスナーのみなさんを、しっかり取り込むことの方が大事ではないかと思いまする。。。

ちなみに私、OTTAVAに限らずネットラジオは実のところ、あんまり聴かない人だったり・・・。もちろん今このエントリを書きながらは聴いてますし、期待値は高いですので、あくまで今のところは~なのですけれども。

クラシック音楽の場合、一にも二にも音質がど~しても「気になります」!かといって、スペックに劣るアナログFMのように、上質なピュアオーディオ級FMチューナーを通してデフォルメされた、歪みをも味わいに仕立てた耳当たりの良いアナログサウンドでもなく。いやそれPC経由で聴かないで、まともなネットワークオーディオチューナー買おうよ!って話なのですけれども。。結局ラジオというと未だにNHK-FMに固執していたり。iPhoneでも結局らじる☆らじるばかり聴いてる今日この頃、皆様いかがお過ごしですかぁ(≧∇≦)

らじる☆らじるもビットレートは片チャンネル48kbps程度と正直かなり低いのですけども、流石に音のバランスというか聴感上の音質はNHKらしく、アナログFM音声からノイズと混変調歪みを無くして、かなり少しばかり音を薄くしたみたいな、可もなく不可も無いごく真っ当なバランスで聞こえるのがミソ。悪受信環境or安物FMチューナーでの受信よりは流石にクリアな音がします。

結局、わっちはCDのアルバムや収録コンサートの情報を聴かされる前に先に欲しい。それから曲や演奏者の背景や歴史を、あまり感情を込めず端的にさらっと教えて欲しい。音楽と寄り添うたおやかな時間と落ち着きが欲しい。となると、古くからのNHK-FMのスタイルが心かき乱されなくて宜しいのでありんす(苦笑)演奏中にそのまま上からトークが被ってるのとかすっごい苦手。解説トークと音源は、きっちり、分けてよ。

逆に、ネットラジオにありがちな番組テーマの説明が無く、何の脈絡も無い曲を集めてごった煮にして細切れシャッフル垂れ流し状態も嫌い。自分が聴かされている曲について、誰々が演奏する某作曲家のどの曲なのか、よく判らずに聴かされてるのは結構気持ちが悪いものです。

もう普通に、声の綺麗なインテリのお姐様かお兄様が、きちんと練りに練ったテーマに沿って、型番付きのCDアルバムを、演奏者、作曲家、曲名について淡々と紹介しつつ、まるっと再生して、終わりにまた演目を念押しリピート紹介した上で、番組の終了間際に、さらりと静かにコンテンツ販売ページに誘導する、シンプルなスタイルが良いと思うのだぁ~(笑)

とまぁ毎度ながら勝手なこと書き連ねましたが、ほんと基本に忠実に、普通にNHKの昔ながらのセオリーを見習ったコンテンツをほんのりオシャレにするだけで、近未来のインターネットラジオは僕らの傍からきっと手放せない存在になると想うのでありんした♪

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