【首と腰に優しいワーキングチェア探し】
Ergohuman|各社比較|IKEA その1|MARKUS その2 |10年保証
当たり前ですが、どんなに評判の良いワークチェアでも、実際に使ってみると購入前には気付かなかった色々な問題点&弱点が見えてきます。今回はIKEAの回転チェアMARKUS(マルクス)を2年近く(正確には1年半)使い続けた今、購入当初の新品と比べてどうなっているかを書いてみたいと思います。
最初は剛性感。なんとな~くアームレストがユルくなったな~と思ったら・・・単にネジが緩んでました。 イケアは全てセルフサービスですので購入後は自分で組み立てるのですが、最初にボルトをきつく締め上げたつもりでも、当然使っている間に徐々にボルトが緩んできます。調べてみたらシート下の本体取り付け部分4ヶ所と、アームレストの4ヶ所全てがイイ感じに緩んでました。これは購入時に付属している六角レンチで増し締めして終わり。所要時間3分で元通りのリジットでしっかりした座り心地に。
実のところ、このエントリを書くために色々と弄らななければ、ネジの緩みに気づけずにいたかも。どうやら年一回は増し締めした方が良さそうですね。期待外れだったのは、椅子が直ったのに管理人の頭のネジの緩みがどうしても治りません・・・不思議です…( ³△³ ).。o。
ガス圧シリンダー
うーん・・・支柱の軸ブレとガタつきが大きくなってきた気がします。ちょくちょく店頭に行くので沢山展示してある実機と比べられるのですが、平均レベルよりは悪くなってきたな~みたいな。最初に購入した時は殆ど全くガタツキの無い個体だったのですが、今はそこそこ揺れてます、、、最大で5mmくらいかしら?ガス圧シリンダー自体の高さ調節機能は正常ですし、故障と云うにはかなり微妙ですけれども、もっとぐらぐらが酷くなったら数年後の部品交換を視野に入れた方が良いかもですが、何せイケア マルクスは10年保証ですのでお気楽なものです。
初期型Ergohumanみたいな、立ち上がった瞬間に座面が一番上まで上がってしまったり、最後はガス抜けして最下部にストンと落ちたりといったようなぁ ゃι ぃ気配は今のところ全く無し。
バックレスト
背もたれのリクライニングバネの反発力が強く、最初は硬くて使い物にならなかったのですが、ロッキングをアンロック状態で1年以上グイグイやってましたら、気づくといつのまにか適度な硬さになってます。自分の好み的にはこれでもまだ硬いので、もう数年使い込めば更に適度な反発力になりそう。ランバーサポートの質感や反発力にはこれといった変化も無く新品同様です。
本革レザーシートの経年劣化
全体的に皮革表面は未だに新品同様のサーフェスです。IKEA家具には本革製品のクリーニングケア用に専用のABSORBというクリーナーがありますが、今のところは出番なっしん。ただ、座面の中央部の革だけ、縦にシワシワになってしまいました。たぶん座っている間に体の湿気が染み込むのが原因です。
これは購入当初の1~2ヶ月目から既にヨレる症状が出始めてましたので、こんなもんだと割り切ってます。普段はクッションを乗せているので気になりませんし。擦れて皮革が破れかかってるとか、そういった傷みは今のところ全くないです。とは云え、シワを気にされる方はカラーファブリックを選ばれた方が良いでしょう。カラーモデルのウール生地は流石にこうはならなそう。牛革はスベスベして気持ちいいんですけどね。。。まぁ商品として革の耐久性に問題がある気がしなくも無いですが、でもこれはあくまで座る人次第・・・なのかも知れません(滝汗)
座面のクッション
最初は厚み十分だと思ったのですが、元々が柔らかめなのもあって2年使うと僅かにへたります。前述の座面革の伸びでパッキングテンションが緩むのも影響してるのかな?1年過ぎたくらいから底突き感を多少なりとも感じて来ましたので、惜しむらくは新品時のウレタンの厚みがあと+2~3cmあれば、長時間座った時に更に疲れにくい気がします。 但しクッションの沈みというものは、他のワークチェアや車のシート等でも避けられない経年劣化ですので、これ以上を求めるなら、上に適度なクッションを敷くことで対応するのが実用的な解決策になりそう。結局、別エントリで紹介した低反発クッション優楽を載せることで、今でも底突き感の無い適度な柔らかさを得ることが出来ています。
アームレストの改善
クッションで嵩上げした分、高さ調整が出来ないMARKUSのアームレストが相対的に低くなってしまったため、サンワサプライ TOK-GELB15BL ジェルリストレストを2本購入し、2.5㎝ほど嵩上げしました。フニフニしていますので肘の塩梅がとても快適♪ ただこの手のジェル素材はどれも意外に壊れやすく、そのままでは一年持たずにこんな感じに潰れて中身が漏れ出してしまふのです。。。(´Д`;)
対策として布と土台の境目部分にビニールテープを貼り、ある程度は長持ちするように工夫しました。両側はゴム紐Clover 強力替えゴム 黒をぐるぐる巻いて止めていますd(^_-)
以上、、、こんな感じでライフハック的な過酷な使用wに伴う若干の経年劣化とへたりはあるものの、可動部や構造部等の状態は極めて良好。故障と言える故障も無く、根本的な座り心地もほぼ文句なし♪肝心の首肩腰の疲労は、エルゴヒューマンチェアと比べても正直ずっと楽になりました・・・(これには別エントリで紹介する予定の低反発クッションが一役かっていますけれども。)
そういえばIKEA MARKUS、アメリカ人が選ぶ最もクールなワークチェア@超訳で堂々の2位に選ばれていたりする(*^▽^*)
この記事、一連のワークチェア関連エントリを作成するため下調べをする前には存じ上げませんでした(@_@;) IKEA MARKUSは4884人のアンケートで1353票を獲得して2位。堂々のセカンドベストでありんす♪ うむ、海の向こうの懐が寂しいアメリカンサイズの人々にもMARKUSは大人気のようだ。えっへん♪…。その他は予想通りハーマンミラーのアーロンチェアが1位で2042票。3位が同じハーマンミラーのエンボディチェア。4位がスチールケース リープチェア。素晴らしい浮遊感のエルゴヒューマンチェアは330票で5位。Ergohumanは米国でもこんな風にノミネートされるくらい評価されているんですね。
※次回は誤解されてる!?IKEAの10年間品質保証ついて斜め下目線で語ります~゜゜(´▽`。)°゜。
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