オーディオ用語の定義について@Twitterログ6

【クレオパトラの白昼夢×ぱすてるぴあののオーディオ談議】
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※エントリ後半は「Hi-Fiとは何か?オーディオ用語についての私見Tweet」です

ぱすてるぴあの ‏@pastel_piano 9月15日 ( 注:スピード感についての話題から )
たとえば、B&Wのノーチラストゥイーターの音は、そのままでは多くの楽器で完全に生音のスピードを超えてると思うんです。また、録音の場合メジャーレーベルで極端なのが統合前の旧DECCA。オーディオ用語に於ける「スピード感」の定義にもよりますが、オーディオ的な意味に限れば、私は聴感上の立ち上がりが速いことだと認識しています。

センター南公園

クレオパトラの白昼夢 ‏@cleopatrasdream 9月15日
オーディオ聴いていて、ハイスピードって言葉が出てきたら大抵の場合、高音中音低音の反応速度が揃っていないとき。全部揃うと、むしろゆったりするんだよなあ

ぱすてるぴあの ‏@pastel_piano 9月15日
確かに、概ね高域が出しゃばっているからこその感じる印象ですね。自分が使う場合は、割り切ってあくまで定義としてのオーディオ用語だと思っています。高音質とかHi-Fiもワイドレンジ等々も、オーディオとしての狭い枠組みの仮想現実追求の上での定義。

クレオパトラの白昼夢 @cleopatrasdream 9月15日
大体生演奏の音質で、ハイスピードなんて言葉思い浮かばない。

ぱすてるぴあの @pastel_piano 9月15日
仰るとおり。

クレオパトラの白昼夢 @cleopatrasdream 9月15日
生々しい!と思ったら、生じゃない。当たり前か。。。

ぱすてるぴあの @pastel_piano 9月15日
高音質、鮮度が高い、解像度が高い、ハイスピード、シャープ、色付けが少ないとか、現実との比較ではなく、撮影された画像データの枠内を評価説明する為の文学表現。あくまで@Hi-Fiオーディオ @デジカメって書くまでも無い前提が付いてる。大半の用語は、あくまで過去に評論家が編み出した表現が元ですので、より多くの人と意味を共有したければ、読み手側の独善的な思い込みでは無く、業界フォーマット上の共通認識的な感覚表現を、当たらずとも遠からず的に理解する必要があるとは思います。

などと書きつつ、でもまぁその辺はあんまり難厳しく考えずにざっくり適当で良いのかなと。ハイスピードとか位相がどうこうの定義にしても、自分の場合は昔オーディオアクセサリー誌で井上千岳先生が連呼していて、その製品を視聴したり実際に使ってみて、こういう音を評論家は便宜的にハイスピードと呼んでるのねぇ、、、と理解したような感じです。

クレオパトラの白昼夢 @cleopatrasdream 9月15日
で、いかにそういう言葉を連想しない音にするか腐心し、主役たる音楽演奏に意識が引っぱられる音でありたいと。

ぱすてるぴあの @pastel_piano 9月15日
求める先はオーディオの存在を忘れさせる音ですね。で、それをまたナチュラルとか色付けが少ないとか原音再生とか文学的に書くと、色々理解の齟齬が生まれて揉めると(爆)原音の定義にしろ、生演奏と生録音源とでは立脚点が全く違いますし。

クレオパトラの白昼夢 @cleopatrasdream 9月15日
オーディオを長年やってくるとオーディオ的未熟部分が中途半端にあるとそれが邪魔して音楽に集中出来ない不幸もありますね。ライブハウスのPA程度まで均一に荒っぽいと(笑)その雑さは意識の外に押しやれる。

Hi-Fiとは何か?オーディオ用語についての私見Tweet

ぱすてるぴあの @pastel_piano 9月16日
オーディオ用語、特に元々曖昧が前提で共有されている形容詞の定義について真面目に戸惑う人が多いみたいでびっくり。こういうのはあくまで方向性を形容しているだけですので、あまり絶対的な狭義かの如く捉えてはいけないのです。視野が狭まったら負けです。オーディオ用語は所詮ポエムですよポエム♪ 兄ヲタ共のために分かり易く例えるとね、、、

ぱすてるぴあの @pastel_piano 9月16日
言葉の定義なんてのは、大体の方向性さえ判れば、後は個人個人適当なバランス感覚で良いと思ってます。そもそも言葉とはたゆたうものですし、その方が楽しいですし♪ 元々輪郭の無い事象の定義に不用意に厳密であろうとするところから、無用な対立が生まれ、軋轢や破綻が生まれるのかもですし。

ぱすてるぴあの @pastel_piano 9月16日
Hi-Fiの元々の言語の意味は、英国の某オーディオ誌のタイトルでも解る通り、“Hi-Fiって何よ?”(英国式注訳:知るかボケ、この本買って読め!)って意味じゃないかなw もはや音質を追求する趣味の全体論を指す言葉であって、原語(High Fidelity)のより忠実に!という言葉の意味は、厳密には遙か昔に失われていると思います。「Hi-Fi」という略式記号自体が、ゼネラルオーディオに対するピュアオーディオ全体の指向性をまるっと指してる。「音が良さそう」であって「音が良い」ではな無いのがミソ。

ぱすてるぴあの @pastel_piano 9月16日
意味の誤解についても、意味を必要以上に狭義で捉えようとする前提があるが為に、誤解が生まれるし気になるのではと思います。トータルのイメージで捉えて、個々の体験次第である程度ズレがあって当たり前位の感覚でいれば、曖昧な全体論でもそれほど問題は無いですし、意志疎通の齟齬でそんなに悩む事も無いと思います。

ぱすてるぴあの @pastel_piano 9月16日
Hi-Fiの原義である「高忠実再生」と「Hi-Fiオーディオ」。私はこの2つの言葉を「ベクトルが全然違う」とは思ってないのです。Hi-Fiは狭義で高忠実という意味を含みますが、広義ではオーディオ全体を指している。これは何も矛盾していません。確かにマニアの視点からだと全然違いますが、見方を変えて外側の一般人の視点から見れば、結局両方同じベクトルの範疇ですよね。用語があくまでゼネラルオーディオとの相対比として生まれた造語ですから、原語の狭義のFidelityでは対外的に意味合いが表現しづらいから生まれた用語なのだと思います。狭義の認識で良いのでしたら、Hi-Fiなんて造語を作ってまで意気込みを表記する必要は無かったでしょうし。

ぱすてるぴあの @pastel_piano 9月16日
オーディオ誌的、否、オーディオ詩的表現、今でも割とナンダコレって思います。 今だから書きますが、私は中二病時代、とあるオーディオ誌に意味不明だと抗議のハガキを送ったこともあります…。

ぱすてるぴあの @pastel_piano 9月16日
オーディオ用語は基本敬遠されやすい。その否定の方向性は概ね3つ。(1)初心者、(2)抽象表現が理解できない、(3)逆に国語にとても敏感かの何れか。私は経験を積んで駆使できるようになった事もありあまりストレスは感じませんが、慣れない初心者はストレスを感じて当然でしょう・・・昔の私がそうであったように。またそれとは別に、どうしても国語力的な意味合いで、比喩や形容表現の文章理解力が足りず、殆どイメージ出来ないっぽい人がたまにいますので、この場合はある意味仕方がありません。そのまた逆に、言語の感覚的な理解力が鋭すぎて戸惑う、、、言葉の持つ意味をもっと丁寧に厳格に扱いたいが故に反感を持たれる方もいらっしゃいます。

ぱすてるぴあの @pastel_piano 9月16日
比喩や形容詞はそもそも輪郭が曖昧な言葉であり、受け手によって皆それぞれイメージが違います。デジタルや数学では割り切れない、言葉の持つ意味の曖昧さです。感覚を言語化する形容表現は大なり小なり受け手に誤解されますし、誰にも誤解されない形容詞なんて存在しません。

ではなんでそんな誤解を生みやすい抽象表現をオーディオ機器のレビューにあえて使うのか?それはオーディオが「音」をただ再生する為の機械では無く「音楽」を再生する為の手段だからだと思います。音楽はそれ自体、輪郭が曖昧であり、受け手によって皆それぞれイメージが違います。ある程度、感情的、感覚的に共有することは出来ますが、そこに定量的な定義や輪郭は殆ど存在しません。

オーディオ用語の抽象的且つ感覚的な比喩表現の多様化は、音楽を言語化する事とオーディオ用語がクロスオーバーした結果、必然的に用いられるようになったのだと考えています。

(スピンアウトしてまとめ、オーディオ用語を理解する?方法を真面目に書いてみる《主観》に続く)

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