ネットワークオーディオプレーヤーに注目してみる その2 ONKYO T-4070

【ネットワークオーディオプレーヤーに注目してみる】
序章|ONKYO|PioneerDENON定義

internalCategory :ネットワークオーディオ/FMチューナー
internalCategory :デスクトップPCオーディオ
internalCategory :ONKYO(A-1VL+C-1VL/C-S5VL/DAC-1000)

数日前にわざとらしくこんなエントリを飛ばしてみたりしたのですが、遂に出ましたよ~♪\(^o^)/

outパイオニア ~FLACやWAVの192kHz/24bit高音質音楽ファイルの再生が可能なネットワークオーディオプレーヤー2機種を11月上旬発売

ONKYO、Pioneer両者共に年末商戦に向けて思いっ切り勝負をぶつけてきた感じです。しかもデザインの方向性が酷似。オーディオメーカーとして今まで全然違う意匠デザインや音作りをしてきた東西の両ブランドが、これだけ似たような外観のモデルを同時期に発売するのって初めてじゃないかしら~?

デザインの方向性は似ていますが、希望小売価格の設定は微妙にずらしてあったりします。

PIONEER N-30  49800円
PIONEER N-50  74800円
ONKYO T-4070 105000円

事前情報からしてONKYO機が欲しかったのですけれど、蓋を開けてみると思ってたよりエクスペンシブでした~ζ́◉◞౪◟◉)ζ 型番がT-で始まるところからもお判りの通り、ネットワークーオーディオプレーヤーでは無く、ネットワークチューナーというネーミングになっています。実売は概ね3割引前後くらいになってくるとは思いますけれども、MARANTZ NA7004に思いっ切りぶつけてきました~って感じです。ライバル機を研究し尽くした上での後発モデルですし、もうT-4070の概要スペックを見ただけでも確実によりハイクラスな音質を狙ってそうな感じあります♪

ONKYO T-4070の場合、見た目の高級感はDAC-1000と共通デザインっぽいので問題無さそう。この価格帯ではまさか天板がペナペナって事も無いでしょうし。リアパネルの端子類の品質はDAC-1000や上位のセパレートアンプやCDプレーヤーと同一っぽい。ここら辺ONKYO機は総じてしっかりしてますよね。個人的には是非装備して貰いたかったデジタルXLR(AES/EBU)出力にも対応してます。DACチップは24bit/192kHz対応のWolfson WM8742SACDプレーヤーC-S5VLと同じチップです。しかもL/Rチャンネル独立でデファレンシャル差動。

バーブラウンPCM1795を使うONKYO DAC-1000とは違う方向性で来たのかな?・・・若しくはC-S5VLのニュアンス豊かな爽やかさとDAC-1000の高音質を足して二で割ったような感じかな?そうであって欲しいな♪ iPod/iPhone4との連携も前提として設計されているみたいですし、むしろ今すぐ欲しい×10000…。 DENON DNP-720SEに続きアナログFM/AMチューナーも何気に内蔵されているんですね。ONKYOのチューナーは昔からへんちくりんなクセが無いので良いかも。(子供の頃T-445XGを使っていました。) 今わざわざ新規にFM/AMチューナーを購入する人は少ないでしょうし、そんな人達にも旧来のラジオコンテンツの良さを知って貰えるという意味でも、単純なデジタルメディアプレーヤーとしてではなく、アナログ/デジタル両面に対応したコンパチブルチューナーとしている点にも個人的には注目していたりします。

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それと新たなネットラジオの聴き方として、既存のFM/AM曲のネットラジオ版radiko.jpや音楽ストリーミングサービスのAUEPO!へ対応してきたのも面白そう。デジタルでのFM/AM放送とアナログでのFM/AM放送両方の音質をT-4070では体験できる訳です。特にAM放送は確実にアナログを超える高音質ですのでお薦め。FMは配信局にも拠りますがFM特有のノイズが無いのである意味クリア。圧縮率はHE-AAC v2 48kbpsです。すっごい高圧縮率(爆)ちゃんとアンテナ立をてた上でのまともな単体FMチューナー経由の音質には未だ遠いかも。まぁそんな贅沢なFMサウンドを普段体験できる人は世の中で一握りですけれどもね。とりあえず今の所NHK-FMのらじる☆らじるの音質は幾らナンでも酷すぎるぉ・・・。

ONKYO T-4070 DIDRC」Dynamic Intermodulation Distortion Reduction Circuitry 回路

T-4070はDAC-1000と同様にデジタル音楽再生時の“動的ノイズ”を大幅に削減するという「DIDRC」Dynamic Intermodulation Distortion Reduction Circuitry回路が搭載されてます。この威力はDAC-1000でも痛感させられましたので”誤魔化しの無いストレートで現代的な高音質”を追求する場合には相当なアドバンテージになると思います。もう聴きもしない前から宣言しちゃおう!PCトランスポートでT-4070の音質超えるとかまず絶対無理だから~なんて…。 そういえば直販でそのうちブラックモデルが出たりしないかな?ドイツやイギリスでは既にブラックバージョンが販売されていますので。ちなみに英国での販売価格は£700。日本での予想実売価格とほぼ同じ水準です。

USB接続ではなくLANケーブル用の無線LAN子機もやっと価格が下がってきた感じです。でもこの子機の機種次第で音質にかなり影響がありそうで、そこがまた新たな悩みどころ……( ³△³ ).。o

個人的に残念なのはT-4070単体では無線LANに対応していない点。LAN端子用のメディアコンバータ(無線子機)を導入すれば何とかなりそうですが、ONKYOはUWL-1 USBデジタルワイヤレスシステムなど、無線LANでのネットワークオーディオに以前から取り組んでいましたのに、今更なんで???みたいな。UWL-1でも感じていましたが、やっぱりWi-Fi経由にすると音質面で悪影響があったりするからなのかな・・・(謎)

次回はよりお買い得な価格帯でのライバル機になりそうなPIONEER N-50とN-30について書いてみようじゃなイカ!

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コメント一覧 (4件)

  • オンキヨーのはAM/FMラジオ音声はデジタル出力できないという、あたりまえのような致命的な欠点がありましたが改良されたんでしょうか。
    同じ機器使うのにいちいちアンプの入力切り換えるのメンドクセ。

  • あ゛~その発想は無かったです(滝汗)
    それってA/Dコンバータが必要になりますよね。ピュアオーディオ的にはわざわざしょぼいA/D回路組んでアナログFMラジオの音を敢えて悪くする意味無いですし。たぶんアナログ出力オンリーじゃ無いかな~? ど~してもデジタル出力で聴きたかったらradiko.jpとかFM/AMのネットラジオ経由で受信すれば良い訳ですし。実機触ってないので何ともいえませんが。
    http://radiko.jp/

  • ネットワークオーディオは二つのアプローチがあると思うですよ。ひとつはハイビットハイサンプリングやHDDトランスポートといった音質追求。ひとつはプレイリストでかんたん長時間再生のズボラタイプ。自分なんかは後者なので、ADC積んでちょっと値上げ&音質悪化しても切り換え極力少なくしたいのです。OBH22の口ももうないし。

  • やっぱりNHKとradiko.jpに、配信ビットレートをもっと上げてくれってみんなが訴える方が良いと思うであります。

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