以前よりサイドバーのトップで紹介しているオーラデザインのCDプレーヤー/チューナー/アンプ一体型オーディオシステム”Aura note”ですが、久しぶりに覗いてみたらいくつかのショップで価格が20万を切っている?!なんだ~(@_@;)…と思ったら4月末に新機種が出る予定なのですね。現在の特価は代理店の在庫処分価格とのことらしい。今度の新機種は”Aura note premier”。主な変更点はCDドライブ周りの全変更とiPod対応、プリアウト・AUX・光デジタル入力の装備。ガラス蓋の厚みを増して外れないようになった…、インシュレーターが立派な物になった…等々のマイナーチェンジ。外観もほぼ同じで、定価も283500→295000円らしいですので、こちらもほぼ据え置きっぽいです。
AURA NOTEについては、2年前の発売当初に店頭でじっくり試聴したのですが、当時ここには敢えて書きませんでした(遠い目)。外観のデザインは英国のインダストリアルデザイナー ケネス・グランジ(グレンジ)氏。90年代初頭に企画されながら発売に至らなかった製品の設計図を元に、オーラデザインのブランド元である日本のユキムと、stelloブランドで知られる韓国のオーディオメーカーエイプリルミュージックが共同で開発したモデル。アンプ部の主要回路は1990年前後に販売されていた旧Aura VA50を踏襲し、増幅素子にはこの製品のためにわざわざ再生産した日立のMOS-FETを使っています。FMチューナーも内蔵し、トップローディングのCDプレーヤーが好きな私としては、スタビライザーや透明なガラス蓋も含めて、音楽を聴く為の装置としての存在感が大変魅力的で、まさにライフスタイルーオーディオの一体型製品として、最高レベルの製品価値と音質を獲得しているように感じました。
ここだけの話、ライバルだったLINNのCLASSIK-T(製造終了)よりもランクが上のクラスではないかと思わせる高音質。なんか30万以下で単品オーディオを揃えるのがバカらしくなるような品位に、こんなの薦めちゃったら良くも悪くもピュアオーディオのドツボに皆さんを誘い込む事が出来無くなっちゃうよとか心配になったり…。
AURA NOTEの音色は白い光を連想させる相変わらずの明るいオーラの音色ですが、たゆたう水銀灯を想わせる豊潤な音色の昔のVA50の記憶と比べると、ディティールの雑味が無く音場のスケール感があり、50W×2のアナログアンプとは思えない程どんスピーカーでも軽々とドライブするのには舌を巻きました。性格的におおらかであんまり相手スピーカーを選ばないような感じで、フレッシュで明るくスピード感があり、むしろデジタルアンプかコレは???と勘繰りたくなるような肌触りと現代的な音質傾向です。
◆Life, I love you! オーラデザイン『VA-100EV II』
Aura VA-100EV2を長年使っているしばやんさんの記事です。
よってどこか真空管の薫りがするソリッドステートアンプだったVA50と同じ音ではありませんでしたが、それでも、オーラデザインという枠の中の音色は間違いなくしていることに感心。どちらかと云えば2000年頃に出たVA105 STINGRAYやVA200スティングレイ系の音に近いような印象です。しいて弱点を挙げるなら、NOTEは良く聴き込むとCDドライブ側の限界から音数が足りないのかな?という印象が無きにしもあらずでしたが、その辺りはPremierでのブラッシュアップで改善される事でしょう。
繋げるスピーカーについては6~7機種を試しましたが、個人的に相性が良いと思ったのはELAC BS203.2です。AuraとELACは音色の方向性が似通っていて、更にELAC BS203.2の音楽的表現力が加わり、この組み合わせにすると昔のたゆたう感じの芳香な音色が蘇ってくるように感じました。あと、NOTEのドライブ力を生かすには電源ケーブルに付属品ではないしっかりしたモデルを補ってあげるのが良いと思います。
昨年発売されたnote専用スピーカーのAura poloは今のところ未試聴ですが、H280×W170×D250mmの箱庭コンパクトサイズですし、価格が割と低価格ですのでうちでも紹介した方が良いのかな…?2ウェイ・バスレフ型のブックシェルフルスピーカーで、カスタムメイドの麻を混入した135mmパルプコーン・ウーファーと25mmシルクドーム・トゥイーターを搭載。ネットワークには独ムンドルフ社のコンデンサーと抵抗を採用してます。
ピアノフィニッシュ仕上げや英国製のブックシェルフスピーカーを想わせるユニット配置は魅力的ですが、これはあくまでエイプリルミュージック製。旧Aura Designのような純然たる英国製品ではない部分は好みの別れそうなところです。しかしながらaura poloの光沢ブラック仕上げは、VA-50/VA-80/VA-100Evolutionの時代、B&Wの傘下にあった旧オーラデザイ時代のスピーカー、SP-50を連想させるに十分な外観です。
当時のSP-50はなんというか、、、同社の兄弟機に当たるB&Wマトリックス805Vの圧倒的な高音質と比較するとあれぇ…?という思い出が(^^; 価格も半額、内部にMATRIX構造を採用していませんでしたので当時最強の小型モニタースピーカーのような音質を期待するのは無理があったのですが、それでもそれなりにオーラっぽい音色のする、(そしてでかい@高さ399mm&16cmウーハー)ブックシェルフスピーカーでした。poloがSP-50の音を凌駕しているのか気になるところですが、少なくともサイズ的には箱庭ブックシェルフに相応しいコンパクトさに纏められていて好感触♪ 今見るとSP-50って現行のQUAD/ワーフェデールのスピーカーにそっくり!QUADのツイーターとWharfedaleのウーハーの組み合わせみたいな。但し当時のAura SP-50はメタルドームツイーターでしたけれども。
オーラノートに話を戻します。管理人は正直「Aura note」がかなり欲しいです。普段イギリス製やフランス製に執着する私でも、生産国を抜きにしても抗しがたい魅力がある。手に入るなら新しい”premier”でなくても良い。 しかし、冷静になって考えると処分特価の19万でも今のご時世決して安くはありません。勿論、CD/チューナー付きでこのアンプの音質でしたら、とても単品の組み合わせ30万円クラスで得られるクオリティではないのですが、いつもながらこまごまと他にも欲しい物が色々ありますし、一つのハードに20万円出すのは、流石に私の箱庭オーディオのバジェット流儀に反するのかなと。だって私、何だかんだ言いつつ実売20万円もするピュアオーディオ機器(スピーカーは1本あたり)って…良く考えなくても1つも持ってないですし…( ³△³ ).。o。今更ながら周りにある機器の購入価格を思い出してみて、自分のチープな金銭感覚にビビッた今日この頃でした。
コメント一覧 (14件)
オーラノート確かに魅力的ですね。音は聴いたことありませんが、実物は見たことがありますよ。そのデザインの美しさ、ユニークさは物欲を刺激されました。オンキョーのA-1/V-1コンビも国産ながらシンプルな佇まいと、新鮮な音質がお気に入りですが、このたびのロイヤルタワー購入を機に機器変更・物欲が出てきたりしてたり。今のところ、資金難で妄想レベルですがオーディオアナログや、パステルピアノさんもお持ちのクリーク、国産のソウルノート、トライオード、CECはたまたSACDのためにSONYやマランツゴトーチューン、吉田苑HINAのCDPなどどうかと。生粋のオーディオマニアの先輩たちに比べ高価な機器は見当たりませんが…。
ちなみに、SPケーブルですが札幌の数少ないオーディオ専門店にて店員の言われるままオヤイデのエクスプローラー2とかいう安価なものを購入。まずはシングル接続で試そうってことで。ていってもまだつないでないんですがORZ。とりあえあず、SPのエージングが落ち着いたところで交換と考えてます。それにしても、植木鉢?。ヨーロッパの人間はデザイン能力が素晴らしいですね。加えてパステルピアノさんの趣味の多彩さ、探究心にも感服いたします。それと、PUREというアニメのSACDサントラが高音質というウワサでつい購入しました。アニソンのCDは(それもSACD)は初めてですが、なかなか良いものでしたです。
自分は最近「時をかける少女」アニメ版と「電脳コイル」のサントラずっと聞いてます。
>オーディオアナログや、パステルピアノさんもお持ちのクリーク、国産のソウルノート、トライオード、CECはたまたSACDのためにSONYやマランツゴトーチューン、吉田苑HINAのCDPなどどうかと。
えっとCDプレーヤーですよね~?10~20万円のプリメインアンプの場合は、A-1VLと違う音にはなっても、明確に音質クオリティで超えるのは難しいと思います。挙げられた中では(真空管の扱いで苦労しても良い場合は)トライオードの真空管アンプの音が圧倒的に魅力的な感じがしますです。
で、CDプレーヤーで私がお薦めするとしたらCECのTL51XRかデンマークPRIMAREのCD21/CD31かな…私が欲しいだけかも。
>>Pure-AQUAPLUS LEGEND OF ACOUSTICS
http://item.rakuten.co.jp/neowing-r/kiga-2/
これですね~。数少ないアニメ系SACD盤ですが私は持っていなかったり…。というかアニソンですので安くならないか見守ってるのですが、未だに値段が全然下がりません(^^;
時かけや電脳コイルもそうですが、アニソンのCDは1枚3000円前後と高価な上に、暫くするとマーケットプレイス等で投げ売りされますので最近はめっきり新譜を買わなくなってしまいました。クラシックの輸入CDがデフレしまくりで、1枚あたり100~300円なんてのが当たり前、しかも発売初期に確保しないと直ぐ入手困難になるもんですから、最近は予算がそちらにばかり飛んでいってしまいます。
Pure-AQUAPLUS LEGEND OF ACOUSTICSでしたら私も購入しました。といってもアクアプラス作品はひとつもプレイしたこと無いんですけど・・・
ストリングスの生々しさなんかはその辺のなんちゃってヴァイオリンのアニソンとは一線を画すものがあると思います。
私は、最近はJ-POPやらクラシックやらのCDよりアニソンCDの購入量のほうが多くアニ○イトのお世話になりっぱなしですね(苦笑)
こ、これは…私にも買え!というお告げですか…。その前にSACDプレーヤーを何とかしないと行けないのですが、2年間待ちましたが、外観も含めて結局DENON DCD-CX3以外の選択肢が現れません…orz
>最近はJ-POPやらクラシックやらのCDよりアニソンCDの購入量のほうが多く
それなんてお大尽!ですかっw もはやクラシック廉価盤に慣れてしまったせいで、国内盤の一枚3000円のCDを見ると最近は足がガクガクブルブルするですよ。 昔はそれが当たり前で何ともなかったのに…(遠い目)
今期ののアニソンで欲しいと思ったのは…moumoon(ムームーン)が歌うヴァイパーズ・クリードのED曲と、まりあ+ほりっくのエンディング、君に胸キュンw 前者は耳当たりの良い和製洋楽、後者は毒電波という事で。
http://store.shopping.yahoo.co.jp/hmv/3475858.html
http://store.shopping.yahoo.co.jp/hmv/2820528.html
PRIMAREのCD21・I21セットで15万で某オクで出てました。あと1日。これは行っていいんでしょうか?見たところ状態もよいようで。ダリタワーもデンマーク。すべてデンマークで揃えるというのもおつなもの。プリメインアンプの性能がきにかかるところですが、デザインの良さ、統一性からも…。資金調達は現在のシステムを下取りプラス預金・・。CECのベルトドライブ、トライオードの真空管も気になってますが・・うーん。ご教授願います。
primareはスェ-デンですね。同じ北欧ということで相性良いでしょうか?惹かれます。故障時の対応が気にかかりますが。。。
私的には今期のアニソンはそこまで食指が動きませんです。
一番最近買ったのはCLANNAD afterの時を刻む歌ですかね。
あとはELISA(efのオープニングの人)とMay`n(シェリルの歌の人)のアルバムも購入しました。
どうも演奏とかより声質に引かれる性質なようで
>>もぐさん
某オクで見つけました~。1台分の価格で2台、、、とてつもなく安いですねぇ。。。私はオマケもかなり欲しい。 強いて云えば高額なのと出品されている方がオク初心者さん?なのが心配なところですね。ばらして売ればもっと儲かるのに(滝汗) その割にアコースティックリバイブ製グラウンディング・コンディショナーRGC-24なんてかなりマニアックですけれど。保証は購入時期が明記されてませんでしたので質問された方が。
I21の性能は良いと思うです。雰囲気感や音楽性ではA-1VLを凌駕しますし、両方持っていても損はない音質かなぁ。プライマーのアンプの故障云々は初期の頃小耳に挟みましたが今はどうか不明です。ただ、独特の太い音(暖色系の直接音と清涼でクールな間接音が混ざった不思議な空気感)は、好き嫌いが分かれると思います。私はおおっ!で思いましたが、明らかにNGってケースも十分考えられますから。で、CD21/CD31を推したのは、Primareの大人なトーンと厚みがあって太い音が、CDPくらいの影響力でしたら程よいスパイスになるからという意味です。普通はプリメインアンプの方が人気があるのではないかと。
で、結論から言えば買う前に必ず試聴して下さい。オークションのリスク関しては私責任取れませんから。で…お気に召したら新品買って下さいませ。5年保証付きで。
>>TIGAさん
>時を刻む歌
Lia良いですね~♪ガンスリ2期も歌だけは良かったです…。ELISAの方はef1期、2期共に曲が好きです。1期のメロディが未だに頭から離れません。2期は録画してますが1話以降観てない…。シェリルはどっかで書いたような気がしますが私は遠藤綾さんの方が好き。だって神凪いつきだしw
余計なお世話ですが、オクは基本ばら売りですよね?確かに。(わたしも、ばら売りでカメラ売却でレンズと本体別売りで思いがけず高くうりました・・。)逆に実に魅力的な落札価格です。しかし、オーディオ機器購入で試聴は基本ですもんね。オクは、博打的要素があるにしろ、こういう類の機器は慎重に・・。とは、思うんですがリスクを負ってみるだけの魅力も感じるのも事実。欧州の機器を味わうとっかかりになるような。欧州モノといえば、イタリアの某AR車の中古で痛い目にあいつつその官能的な味には痺れ甘くもビターな?経験があり・・。今回はボルボとサーブの国だし、なんか安心できそう。車と同列で考えてもどうか、と思いますが。もちろん出品者様の使用状況も大きな要素ですが。と言ってるうちに終了時間がせまってきましたよ。悩んでみます。先に落とされたらそれも縁がなかったということで。。。
オーディオ界隈は新規IDに注意が必要なのはご存じですよね。もちろん大多数は普通の出品者さんなのですが、売り手/買い手共に中古転売でのクレームやトラブルが多く、悪評価が累積して→新規/履歴で転売が判るので新規というケースもしばしば見受けられます。普通にお取引していても、このジャンルはいずれクレーマーに捕まる宿命みたいな所がありますし。HARDOFFに流せないコンディションの物はヤフオクに…みたいな闇の部分もあります。私自身、出たばかりのとある新製品の開封新同品をヤフオクで売り、落札者に送った後、高いので返品したいとか電話で言い出す人にさっそく当たった事があります(滝汗)
結局色々な方の取引履歴をみていて、私は高額ハードの売買には参加しないという方針にしました。小さなアクセサリ類や少額の音楽ソフトなどは気軽にお取引していますけれども。
それでも入札されたい場合、最後は直感に従ってみましょう。頭で考える物欲は横に置いておいて、心の中が平安でざわつかなければ買い。何かざわついたりそこはかとない(理由無き)不安感を感じる場合はNGという事でd(^_-)
パステルピアノさん、遅い時間にもかかわらずご回答いただきありがとうございます。全く、言われるとうりだと思います。幸い、これまで悪意ある出品者に出会わなかったのも幸運かもしれませんね。直感ですか・・。物欲が強いときは明るい未来を想像しがちで直感もにぶりますORZ。冷静になって一晩寝て考えてみます。では、おやsみなさいませzzzzzzz.
オーディオシステムを全交換されてその後どんなシステムを組まれるのか気になるところですが、今回の出品者さんは誠実に回答して下さる方のようですね。
それにしてもC-1VL調子が悪いんですか~(´Д`;)レンズクリーニングは試されましたか?以前家にあったのも酷くレンズの汚れに弱い印象がありました。音質重視のためにサーボが抑えられているのかも。Primare CD21の音は、表現力、音の厚みと安定感などC-1VLより上のクラスです。価格も2倍ですので仕方ないところですが、CECのTL51XRがライバルになる感じです。但しC-1VLの方が両機種よりも高域の微小情報の繊細感はあると思います。
http://mumyou.exblog.jp/5444730/
こちらのブログの方がロイヤルタワーでの組み合わせを試聴されていますね。書かれていることは全く同感です。伝える文章も上手で嫉妬してしまいますわ♪ついでに私が以前プライマーを試聴したのも同じお店だったり(滝汗)その時ユニゾンリサーチのUNICO Pもやっぱり試聴していたり…。