【Pioneer PureVision プラズマディスプレイのお話】
機種選び|購入|生産撤退|電源ノイズ|電源ケーブル(画質)|電源ケーブル(音質)
遂に恐れていたことが遂に現実に…………・・orz 今、朝7時のニュース流れた速報ニュースです。
世界最高画質としてこのブログでも散々薦めてきたパイオニアのプラズマテレビ、KUROそしてピュアビジョン。現行モデルが最後になるみたいです。パイオニアはプラズマテレビを自社開発でパネルから組み立てまで一貫生産していたわけですが、赤字が累積して遂にパネル生産事業撤退。今後、夏以降発売される新型機は、42型以下をシャープの液晶パネル、50型以上のモデルは松下のプラズマパネルを使う事になるそうです。
昨年、KUROの高画質ぶりをオーディオビジュアルマニア相手に全国行脚の大キャンペーンをしたばかりなのに。。。価格競争、画質のアドバンテージを評価しない一般消費者の前に、世界最高の圧倒的な高画質、破れたり…orz
良く知らない方のために敢えて書きますが、パイオニアのプラズマテレビの画質は他メーカーと比べてとてつもなく高品位です。一年数ヶ月前に我が家にPDP-427HXを導入して以来、未だに毎日、観る度にうっとりするような超絶画質です。更に現行機はコントラスト比無限大、唯一比較に値する松下や日立のプラズマパネルでさえ、正直に云えばパイオニアの画質の足元にも及ばないし、液晶(うちでも32型の東芝REGZA(レグザ)を使ってますけれど…)なんて実際、画質に差がありすぎで論外。。。だからこそ、AVマニア層にとっての大画面薄型テレビの評価はパイオニアの支持が圧倒的でした。ピュアオーディオならぬピュアビジュアルと呼べる唯一のクオリティ、もしこれがピュアオーディオ機器だったら、数百万円のスーパーハイエンド製品になるであろう品質が、僅か数十万で手に入る奇跡の製品なのですから。
しかし、プラズマテレビのように莫大な開発費と設備投資が必要な分野では、ごく一部のマニア層をターゲットにしても収益には繋がりません。結局の所、画質よりも価格、知名度、宣伝効果、一般量販店での販売シェアがものをいう世界。松下/日立/パイオニアの三社で競ったプラズマ事業は松下が7~8割以上のシェアで一人勝ち、パイオニアは10%取るのにも苦戦していました。薄型大画面テレビ全体となるとその松下さえも、シャープを筆頭にソニーや東芝の大画面液晶テレビの前に苦戦を強いられていたわけです。
余りのショックに今後どうしたらいいのか。。。上級機種用に工場そのものを松下に売却しつつ既存の高品位パネル生産ラインを確保とか、そういう生き残りの方法はなかったのでしょうか…・゜・(ノД`;)・゜・
うちにあるピュアビジョンPDP-427HX、、、無くなる前に50型のKUROPDP-5010HDをもう一台確保すべきか。。。いや、出来ることなら確保したいです。だって、このパネルが無くなったら、今後数年間、コストダウン競争の前にKUROを超える、或いはそれに劣らない画質のハイビジョン薄型大画面テレビが出てくるとはとても思えないですから!!!
・プラズマテレビ世界最高峰”PDP-5000EX”
・PIONEER KURO PDP-6010HD
・PIONEER KURO PDP-5010HD
・PIONEER KURO PDP-508HX
・PIONEER KURO PDP-428HX
・PIONEER PUREVISION PDP-A427HX/427HXD/427HX
・PIONEER PUREVISION PDP-A507HX/507HXD/507HX
・PIONEER PUREVISION PDP-A607HX
パイオニア、プラズマパネル生産から撤退!続報
パイオニア、プラズマパネル生産からの撤退報道。。。正に寝耳に水のニュースでしたが、この件については朝日新聞が一週間以上前に記事を飛ばしていて、一部では既に話題になっていたみたいですね。
事業再編の可能性について冷静な考察がされています。本件についてのパイオニアの正式発表は2008年3月7日になります。これがあるまで具体的な決定事項は判らず、記事の内容はあくまでメディア報道を根拠にした推論であることをお断りしておきます。
まず、昨年パイオニアはシャープとの業務提携を発表し、液晶テレビへの参戦を表明していました。これについては個人的に、従来プラズマテレビのみで商品展開を行っていたPIONEERには存在しなかった37型以下サイズのテレビを、シャープのOEMパネル使い開発生産すると理解していました。前提として、パイオニアには37V型以下のプラズマテレビを生産する設備がありません。また、37V型のプラズマテレビを最小モデルとする松下(VIERA)ビエラや日立Woooも、37型未満のプラズマパネルを生産することは量産技術的に現状不可能であり、中型以下のモデルには全て液晶パネルを使っています。
調査時期によってバラツキはありますが、国内の液晶テレビに占める40型以上の中~大型サイズは、液晶テレビ全体の3分の1。2年前の2006年初頭には、液晶全体の1割にも満たなかった事を考えれば急速に大画面化が進んではいますが、それでも未だに小型サイズが優勢であることは否めません。プラズマテレビにしても、出荷台数の約半数が最小サイズの37型であり、ここを持たないパイオニアがシェアを伸ばせるはずが無く、店頭に颯爽と並ぶ42型以上の中大型テレビは、未だに庶民にとっては高嶺の花、そもそも手狭なリビングに置けるサイズを超えているというのが現実です。パイオニアは大画面で売り場面積を取る割に台数が出ませんから、ヤマダ電機や上新電機等の大型家電量販店でさえ、取り扱いが隅っこか、そもそも店舗によっては置いていないのが現実です。
シャープとの業務提携については、この状況を改善するために、パイオニアがそもそも製造できない37型以下の小型ラインナップを、シャープから液晶パネルを調達する事で揃え、ビジネス規模を拡大しようと考えていると好意的に受け止めていました。ですので、今回のプラズマパネル全面?撤退的な報道は寝耳に水だった訳です。更に、上記リンクに含まれるプラズマ事業見直しの内容には、パイオニアの自社開発プラズマディスプレイ生産を50型と60型に特化し、42型を切り捨てて、シャープの液晶パネルを使ったモデル、或いは松下か日立のプラズマパネルを採用したモデルに切り替えるのではとの推測が示されています。
これで管理人がまず思ったのは、PIONEERにとって、プラズマ他社のみでなく、フルHD液晶陣営も相手にしている42v型の行方。パイオニアにとって最も激戦区である42型の自社開発によるフルHDパネルの量産化が、既に実現した松下に後れを取っている上に、開発製造コスト面で採算目処が立たなため、今後の量産実用化を諦めて、松下電器から42型フルHDプラズマパネルを購入する、ついでに今まで製造できなかった(プラズマテレビ市場の出荷台数の半分を占める)最小モデルの37型についても製造委託或いはパネルを購入するという考え方です。
しかし、これは全体のサイズ別出荷台数からの推測ですが、PIONEERにとってはプラズマテレビの中で42型の占める割合が、実は全体の売り上げ台数の半分以上、というか大半を占めているのではないでしょうか? KUROとピュアビジョンの50型以上の平均店頭価格は50万円を超えますし、30万円台前半で手が届くのは42型だけです。結果、50型以上に特化した高品位パネルの自社開発製品のみとなると、自社開発パネル搭載機の市場シェアは、1割弱どころか1%もおぼつかなくなる恐れさえあります。主力42型の切り捨てからは、もはや本当に量販店等から駆逐され、高級機種として高額所得者やマニア向けに一部の基幹大型店やホームシアター専門店にのみ暫く並ぶものの、程なくして台数を裁けず赤字が雪だるま式になり、プラズマディスプレイ事業の全面崩壊…というビジョンしか見えないのですが。。。
こんな風に考えると、プラズマ事業を50V型以上に特化し、42V型を切り捨てるのは、シェアや収益の面で既にナンセンスであることが解ります。となると、妥協案としては、フルHD50V型と60V型は自社パネル。42V型(フルHD)と37型は松下に生産委託。37型以下或いは未満はシャープの液晶パネルで自社開発。これが製品ラインナップと市場シェアを拡大しつつ短期で生き残る方法になりますが、これでは自社パネル比率が社内出荷台数の数%まで落ち込みそうで、果たして存続できるのかなぁ。。。と思ってしまいます。
そうなる前に、シェアは追わないなどと宣った経営陣が、心臓部である開発生産事業自体を切り捨てるというのが最悪のシナリオです。パイオニアはカロッツェリアブランドのカーナビやカーオーディオ事業で圧倒的なブランドイメージと収益を確保できていますが、車関係はマーケティングにそもそも莫大な手間とお金を掛けてますし、それで儲かっているってのは、上手いことやって販売価格に対して開発製造コストが抑えられている事ですよね。それに対して、実直に技術を追い求めたプラズマディスプレイは儲からない。そりゃあ開発費や原価率が高すぎる良い製品を作ってますから。そんなことはプラズマパネルの生産を始めたずっと昔から解りきっていたことの筈です。日本の物作りってそういうものでしょう。カロッツェリアで儲かれば、本家本元のオーディオビジュアルは縮小という短期的な株主利益と収益優先且つ、地道な物作りへの愛着と義務感が足りない人が主導権を握っているのでしょうか。プラズマテレビの売り上げが伸びないのは、作り手の技術力でもテレビの品質の問題でもない。ただシンプルに営業努力、売り方に問題があるからです。その責任を取るべきは作り手でもユーザーでもなく経営陣その人でしょう。まぁどっちにしても7日になれば判ることですけど。
パイオニア、プラズマパネル生産から撤退。正式発表
鹿児島(旧NECプラズマディスプレイ)の現場の従業員は実質的に強制退職でしょうか。
プラズマパネル生産撤退という結論に至ったことについて須藤社長曰く、
家電でもオーディオでも大抵の産業がそうですが、良い物を作れば売れるという訳ではありません。むしろ数を売るためには品質は2の次3の次で、イメージ戦略等の宣伝と営業に手間とお金を掛ける事、そして価格競争力を維持するためには品質を犠牲にしてもコストダウンすること。
品質を自主的に判断できない、或いは品質よりも価格を重視する一般層の購買意欲を刺激して、どれだけ数を囲い込めるかが勝負です。儲かるビジネスとより良い品質の製品を作り出すことは、現代の資本主義の中では相反するテーマ。その点でパイオニアは実直な物作りをしていた。けれど、良い物を作れば評価されて売れる的な、作り手視点からのマーケティングの結果、マニア層の支持を得る反面、一般層へのマーケティングが他社と比べて明らかにおざなりだったように思います。
まぁ個人的にはそういう会社の製品だから好きな訳で、心情的にはパイオニアの肩を持ちたいところですが、とはいっても良い物を作れば売れるってのは結局の所、ユーザーの質を選ぶ時点で一種の慢心なんだろうなぁと。個人的には徹底したマニア向けと品質落としてコストダウンした大衆向け、2方向へのマーケティングを使い分けできれば良かったのにと思うのですが、ことプラズマディスプレイ事業については実直すぎたと云うことでしょうか。。。
…プラズマと液晶の境目は37型だろうと小一時間ry 42型の液晶なんてわっちは絶対に御免じゃ。今後もKUROを名乗るのでしたらSHARPパネルを使う機種は37型以下にしてくりゃれ、主様よ~゜゜(´□`。)°゜。
松下ビエラのプラズマパネルの画質が劇的に向上しそうですね。とは云っても、美味しいところだけ取られて…パイオニア機のシェアは結局尻窄みでサッパリって事になるに1ペリカ。シェア争いで全く容赦がなかった松下が、今後パイオニアに遠慮するわけもなく。そもそもパイオニアブランドは一般人にテレビ屋だと認知されていませんので売れる筈もなく。
唯一救いなのは、今年発売予定の現在開発中の第2世代KUROについては、現行のパイオニア製パネルを搭載する予定だそうです。※42型液晶については本年秋にまずはヨーロッパ市場に投入される予定。新型機は最後のパイオニア製PDPモジュール搭載機になりますので、これは何としても手に入れたい所です。マニア層+情報リテラシーの高い知識層の駆け込み需要で今更もの凄い台数売れたりして。てか、みんな買って下さい!、てゆーか、買えっ!…(≧◇≦)
【Pioneer PureVision プラズマディスプレイのお話】
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コメント一覧 (14件)
パイオニアの撤退残念ですね。ピュアオーディオがメジャーにならないように、あの画質差は要求されていないのでしょうね。
実は私パイオニアのプラズマ派で今までに3台買いました。でも生き残っているのは古いPDP-503HDのみ。あとは人に譲りました。入力出力など不便ですけど良心的ないい機器だと思います。何度か不具合のサービスでエンジニアが来ましたが、そのたびに家の中で裏面をばらして基盤を交換してました。ものすごいコストだろうなと思いましたが、そのエンジニアも「やっぱり503HDの絵はいいねえ」と言ってましたから、一時はコストダウンしたんでしょうかね。次はKUROかなと思ってたんですけどね。なんせあと数万時間は大丈夫と言われてしまったし。
パイオニアの技術でパナが製造して、上級シリーズ化するのもありと思いますけどね。
ビジネス的にはやっぱだめでしょうかねえ、、、。
まず、結論に右往左往する前に、情報流通における主導権が誰にあるかを見定める事が肝心です。株などに手を出しているのであればなおさら。東芝HD DVD終息の際ほどの、社内政治における主導権争いの臭いは感じません。現時点では、むしろ報道機関の”飛ばし”と見るべきではないかと。
焦点はプラズマパネルの質に今後どのような影響が出るかでしょう。東芝の液晶TVに象徴される様に、画質哲学はパネルを外から買っても、傾向・性格自体は維持できます。
問題は、Panaに短期経営改善(株価対策)の対価として、パイのピュアクリスタル層などの門外不出であった基幹技術を取られ、結果、プラズマでも、屋内ではまぶしくぎらつく高輝度で表面がノングレア化の代償として乱反射するような、店頭効果優先のパネルしか使えなくなる危険性でしょう。
付言するなら、パイオニアプラズマの所有者で自社技術に基づくプラズマ商品企画の継続を望むなら、3月7日とされる経営方針発表前に、パイオニア社に対し所有者だと断った上で、電話や販売担当社員を通じるなどして具体的な意思表示を行う事を、お勧めします。
過去には、パイオニアのLD機器のように、数十件継続嘆願があった事を理由に、生産終了発表が一転して販売継続となった場合もあります。この理由付け自体は多分に建前でしょうけれども、経営判断上微妙な点があれば、ユーザの支持という体面が保たれる理由で判断が変る可能性はまだ残っています。
HD DVDの場合には、それすらなく、あったのは混乱に乗じ(返品や買い叩きし)ようとするような、株式市場以上に短期的な損得をむき出しにした動きでした。それでは経営判断上、完全終息の駄目押しにしかならないでしょう。
熱く語っておられますね…批判じゃないですよ
人それぞれ欲しいモノ、拘るもの違いますが
憬れるブツに対する要求は理解可能かと…。
私のTVはブラウン管ハイビジョンです(パナth36fh10)
10年程前に、当時値切って44万で買いましたが
いまはすっかり薄型の時代(><)
…でも、最近じゃ「なんでも鑑定団」くらいしか
見るのに使っていません 週一利用かな.。o○
TVタイムはすっかり音楽の時間になりました。
以前から音楽は好きで よく聴いていたんですが
倍の時間をかける様になったと言うとこでしょうか?
CDの購入に 知らないジャンルやアーティストは
ネットの評価で決めることが多々あるのですが
このピュアオーディオも結構参考にしています
Fへミングの雨だれ、森麻季愛しい友よ、鈴木クローズユアアイズなんかは
ここで参考にして購入させていただきました。
ありがとうございますm(__)m
悩み中さん
おお、ピュアビジョンユーザーだったのですね。しかもPDP-503HDって100万以上した時代のプラズマディスプレイ…。
>やっぱり503HDの絵はいいねえ~一時はコストダウンしたんでしょうかね。
うーん、画作りには好みもありますから何とも言えませんが、実売100万のモデルと30~50万のモデルではやはり違う部分があると思います。とはいえ、NECプラズマディスプレイの工場を買収した後、第7世代(PDP-427HX/PDP-507HX/PDP-5000EX)からパネルの質が劇的に向上しましたので、画質の面ではこの第7世代ピュアビジョンと現行の第8世代KUROは、第6世代以前と比べてかなりアドバンテージがあると思います。但し量産モデルですので、パネル以外の部分では色々コストダウンされている感は否めません。入出力系が中途半端とか、一番はgdgdの音響部分と、画質以外の動作制御部分(…何もかもレスポンスがトロい)にしわ寄せが行っているかも。(私が画質絶賛の裏で音質には触れないのはこのため、内蔵スピーカー全く使い(使え)ませんし…)。ただ、PDP-5000EXについては503HDと同じように、コスト度外視でその時点で出来ることをやり尽くしたモデルではないかと思います。5000EXはもう店頭在庫も消えかかりですが、KUROは店頭から無くなる前に画質を確認されることをお薦めします。やや派手目ですが、その辺は調整でどうにでも出来ます。
>CD92さん
おひさです。パイオニアの株は買ってませんw てか、買ってたら風説の流布にあたる可能性のある一連の記事は書けないです。それにしても、公式発表じゃないんですね。。。NHKが真っ先に飛ばしたので信用…しちゃだめか…orz 正式発表は7日らしいですね。
http://plusd.itmedia.co.jp/lifestyle/articles/0803/04/news027.html
http://www.business-i.jp/news/sou-page/news/200803050032a.nwc
http://news.goo.ne.jp/topstories/business/20080304/ef4a4478a34790dc5b778bdf98435955.html?fr=RSS
>画質哲学はパネルを外から買っても、傾向・性格自体は維持できます。
傾向は維持できても質的には大きくグレードダウンしてしまいますよね。今の松下のパネルでパイオニアの画質に追いつくでしょうか?パネルの描写力にあまりにも差があると思います。パイオニアの中の人も苦虫を噛む思いじゃ…。というか、パイオニアってロゴ付けている時点で、現状では絶対に売れないって事が経営陣はわからんのだろうか?
ビエラにPIONEERのロゴ付けて、色再現をPureVision風味にしたところで、パナより安くなければブランド負けして一般ユーザーには見向きもされないし、本来のPIONEER支持層のマニアからも見放されて更に売れなくなるだけです。むしろ、KUROにVIERAのロゴ付けて松下の高級ラインナップとしてやれば高くてもきっと飛ぶように売れるでしょw。
物作りでしか評価されてない会社が、物作りの基本、人材と虎の子の設備を切り捨てるって、トップの気が狂ってるとしか思えません。マーケティングでミスって赤字の責任取って腹切るのは作り手じゃなくて経営陣でしょうに。
グレアムペンギン♂さん
こんばんわ♪いつも書き込みありがとうございます。
>熱く語っておられますね
余りのシッョクで毒舌批判モードです。お目汚し失礼しますm(__)m ほとぼりが冷めたら、こっそりあちこち穏当な言葉に修正する気がします(滝汗)
家電の世界は良い物を作れば売れるって訳ではありませんから。大切なのはブランド力(広告イメージ戦略)と価格です。残念ながら本質的な意味での物作りは最後のファクター。パイオニアは最高の製品を作っていますが、ブランドと価格で松下には全く歯が立たず、日立にさえ後れを取っった結果がこれです。
>私のTVはブラウン管ハイビジョンです
大切にしてあげて下さいませ。何だかんだ言ってもブラウン管の画質は最強です。それ、たぶん今のVIERAよりずっと高画質でしょうし、パイオニア機と比べても上回っている部分が色々あると思います。私はブラウン管を使ってきた多くの人々が、明らかに見るからにブラウン管より低画質な液晶テレビに、あっさり乗り換えられるのが不思議でなりません。。。しかも多くの一般ユーザーは大画面液晶は画質が良いと思ってますよね。何かこう、品質って何だろう?って死にたくなります。
>CDの紹介
お役に立てて何よりです。本当はオーディオよりCD紹介の方をブログメインにする筈だったのです…。
パイオニア経営陣の目で見るなら、売上高では均衡している車向けと家電(約1000億円規模)ですが、利益では車向けが圧している(車向け約60億に対し、家電は約8億程度と桁が違う)現状があります。
パイオニア、プラズマ事業見直し…と思いきや、なんでもかんでもやるって?
http://japan.cnet.com/blog/skys/2008/02/23/entry_25005480/
とはいえ、かつてソニーがプロフィールという、放送規格であるインターレース映像の忠実再生を旨としたブラウン管TVのサブブランドをDRCアップコンバート(背景に、アナログ的な調整を簡素化して原価圧縮したいとの経営上の要請あり)に走って毀損した結果、映像ブランドとしての価値を自ら低下させた愚の再来は避けて欲しいものです。
ソニーと異なり、パイオニアの事業規模では、BRAVIAブランド演出のような大々的に宣伝して出遅れた分野での再戦は困難でしょうから。
そう言えば、、、、。
SEDでしたっけ??
北京五輪までに次世代ブラウン管薄型TVが登場!
って?踊らされていたのを思い出しました^^;
ライセンスの関係で、暗礁に乗り上げてるんでしたっけか?
プラズマより、期待してたんですが、、、、。
まあ、βとVHSの例もありますし、事オーディオに関しては、良い物が残るとは限らないと言うか、量販店で音を聴くと気が狂いそうになるのは、私だけ??w
>利益では車向けが圧している(車向け約60億に対し、家電は約8億程度と桁が違う)現状があります。
カー用品は利益率も買い換え需要も高くて儲かりますからね~。カロッツェリアは高音質ブランドとして確固たる地位を確保しましたし。
ただ、パイオニアもオーディオビジュアル(家電)で1000億規模の売り上げが今でもあるんですね。うち4割がプラズマテレビという事はざっと400億円規模。それでプラズマ単体での赤字が百数十億、、、しかし、車関連が好調でトータルでの赤字は相殺され、通期の決算は黒字。赤字を打ち消すにはもっとテレビを売らないと始まらないのですが、コスト重視で利益率上げるための小型&廉価機種が全く揃ってませんし、販促がgdgdなのか量販店レベルでの異常な扱いの悪さは致命的です。物作り以外の何かが致命的に間違ってると思うのです。
>でくのさん
有機ELやSEDは将来的には液晶やプラズマを超えてくると思います。その意味では今の液晶やプラズマというのは薄型過渡期の規格です。ただ、どっちも開発が思うようにはかどっていませんので、大画面量産化に漕ぎ着けるのはまだまだ先みたいですね。東芝はなんだかパイオニア以上に錯乱してますし。REGZAもモデルチェンジサイクルが早過ぎてムカツク今日この頃です。
紹介頂いたblog記事で既に引用されていますが、全体の構図としては、北米市場における低廉化・二極化に飲み込まれ、パイオニアの経営規模では抗いがたくなったように見えます。
http://www.watch.impress.co.jp/av/docs/20080131/pioneer.htm
>第3四半期のプラズマテレビ地域別販売状況は、
>北米が40%、欧州が45%、日本が5%
そもそもPDP総出荷台数ベースの約半分は、国内ではPDPで商売していないLGとSamsungが占めています。複数の会社の調査結果でも、全体のシェアの構図は同じです。
http://www.displaysearch-japan.com/release/2008/01/r31-1.html
いわゆる「フルHD」比率は、総出荷台数の10%台に過ぎないとされ、30インチ台の廉価版PDP増加といい、国内と全体像は根本的に様相が異なります。
総じて、本田氏が懸念した通りになりつつあるといえるでしょう。
http://plusd.itmedia.co.jp/lifestyle/articles/0710/05/news024.html
ヨーロッパと北米向けには、日本向けと同グレードのハイエンドモデル以外に、超コストダウンしまくりの低品位プラズマで数と利益率の勝負を仕掛けても良かったように思います。もう今更何言っても手遅れですけど。。。
パイオニアの今回の状況に近かったのは、プラズマ事業で失敗した三菱電機の家電部門でしょう。
http://www.watch.impress.co.jp/av/docs/20040526/mitsu2.htm
この社の場合、2004年に「マルチデバイス」戦略を宣言後、ラインナップ予定だった50型プラズマは幻とし液晶の上にも3年といった感じで外注主体に切り替えて、他社より安いで買ってもらう耐え難きを耐えるのに数年を費やし、ようやく昨年頃に積極的な提案(特注した、乱反射処理しない光沢系画面)を行える状況に持ち直してきました。
もっとも、その間は職業評論家に「どこに行くのだ?」と放言されたりしてましたからオーディオメーカー(DIATONEも二転三転)にとっては軽視出来ないブランド自損でしたし、今は北米景気自体、投機金融の地獄の釜の蓋が開いてしまっているので、同じ手が再度使えるだけの経営的忍従回復期間が取れるかは疑問です。
REAL?何処にも売ってないじゃん。現物を見せてくれ、まずはそれからだ!って感じ…。
既に家電では位置付け的に何の会社か解らなくなっている三菱よりは、パイオニアの方がブランド力がありそうですが、VIERAとのプラズマパネルの共通化で得をするのは、どう考えても一人勝ち中の松下電器の方ではないかしら?ブランド力とシェアで勝っているいる上に、パイオニアより劣っていたのはパネルの画質と画作りのセンスと筐体デザインだけ。画作りのセンスといっても、一般層相手には松下の店頭効果丸出し画質の方が受けますし、デザインも光沢枠で高級感のあるパイオニアより、既存のテレビのイメージを踏襲したプラスチッキーな松下の方が庶民受けしてます。操作系等、ヒューマンインターフェイスとしての出来は正直パイオニアの方がデタラメ。音質はマニア以外全く気にしない。事実上、勝ち目のないテレビ事業の縮小フェードアウト路線を決定したように思います。
経営陣はこうなる前になんでパネルを他社に売って生産台数を稼ぐことを考えられなかったのか?それが疑問。