ブラームス 6つのピアノ小品より第2曲 インテルメッツォ ニ長調 Op.118-2 牧野由依盤/アファナシエフ盤

さて、今日はAmazon.co.jpからCDが2枚届きました。今年の初CD買い初め♪

一つは、先日予告したアニメ・スケッチブック~full colors~のED曲を含む牧野由依さんのボーカル曲2曲と、ブラームスのインテルメッツォ(間奏曲)118-2のピアノ演奏が収録されたシングルCD。もう一枚は自分で演奏する際の参考用って事も含めて、同曲を収録したブラームス後期ピアノ作品集。こちらはロシアを代表するピアニスト、ワレリー・アファナシエフの演奏で、1992年のレコードアカデミー賞受賞/レコード芸術特選盤です。

ブラームス 6つのピアノ小品より第2曲 インテルメッツォ ニ長調 Op.118-2 牧野由依盤/アファナシエフ盤

まだ1回ずつしか聴いていないのですが簡単にレビュー。スケッチブックを持ったままですが、音質はまぁ普通のアニソンクオリティですが、牧野由依ファンで本作品をご存じの方なら素直に楽しめると思います。

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トラック3に収録されているブラームスの間奏曲は、何故か一曲丸ごとではなく前半だけでした。むぅ。録音はスタジオかなにかで、多分国産の小さめのグランドピアノを使ったブライベート録音っぽい感じで、ピアノにマイクが近く、普通のクラシック録音のクオリティとは違うのですが、それでも牧野さん才能あるなぁ。。。技術的にどうこういう以前に才能がある。旋律の歌わせ方、左手の分散和音の抑揚表現など、そうそう教わって出来るものではないのです。

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ワレリー・アファナシエフ盤は…流石というか。まぁ一流のピアニストですから当然なのですが、もの凄く一音一音が丁寧。特にピアニッシモ。。。鍵盤の奥から内側へ向かって指を手前へ撫でるようなタッチが見えるような感じ。というか全体の音量が相当抑えられていて、これは難しいのです。あと、かなりゆっくりとしたテンポで演奏しています。この曲に7’53秒かけている。それでも適度な緊張感があって間延びした散漫な感じはしません。他のトラックだとこの遅さが???ってな所もあるのですが、Op.118-2については、結果、これくらい遅い演奏の方が曲想的に正解かも知れません。一音一音を語りかけるように弾いていながら、安定していて揺らがない。他所評判から、もっと揺らぎのあるメランコリックな演奏かと想像していたのですが、ダイナミックなコントラストの中でも案外抑えるべき所を敢えて抑えた、辛口でクールな解釈だと思います。私だったらきっともっとゆらゆらおセンチな表現になるっす。

最近アファナシエフはオーケストラの指揮もしていてEXTON/OCTAVIAレコードから数枚CDをリリースしてます。EXTONレーベルですから音質にも期待できそう♪

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