ナショナルのお掃除ロボットエアコンCS-28RDXをオーディオ&リビングルームに取り付けて早2年が経過しました(当時のレビュー記事)。気が付けば7月、今年の横浜はそんなに暑くないのですが、それ以上に梅雨で湿気が気になる今日この頃、除湿で運転しているエアコンで咽が痛い…お陰で週末は風邪ひいて熱が出たりして、かといってエアコンをOFFにすると湿気が嫌な感じですし、もうどうしたものかと。。。市販のエアコン洗浄スプレーでフィンを掃除してみたのですが、付け焼き刃であんまり目立った効果無し。お掃除ロボットによる自動フィルタークリーニングと、におい/カビの自動クリーニングモードのお陰でフィンや内壁のプラスチックパーツは案外奇麗なのですが、内部のシロッコファン(送風ファン)が黴で黒くなっています。自分で分解清掃できればいいのですが、説明書を頼りに途中までは結構バラせるものの、ナショナルお掃除ロボットエアコンは構造が複雑で、左右風向調整ベントとシロッコを取り外す事が出来ず中途挫折。。。分解知識のあるエアコンクリーニング業者に頼めば内部まで奇麗にして貰えるのしょうが、1台2万円~位しますからねぇ…。
何とか自分で出来る方法はないかと考えて、試しに家にあったドイツ製の高温・高圧のスチームスクリーナ、KARCHER K1102でシロッコファンやフィン、内部全体を、ルーバーを外した吹き出し部分からスチームしてみました。(注:エアコンの機種によっては故障の原因になります。メーカーの取扱注意を良く読み、自己責任でどうぞ)
30分ほど頑張ったのですが、結論から云えば、冷却フィンと内壁は簡単に奇麗になりますが、シロッコファンにこびり付いた頑固なカビだけはなかなか落ちません。スチームを噴射すると勢いよく回るんですけどねぇ。。。高温で殺菌にはなってそうですが、半分くらいしか奇麗にならない感じ。こんなことなら、カビて黒くなる前に定期的にスチーム洗浄しておけば、こびり付いて分解清掃する必要は無かったのにとちょっと後悔。。。
ちなみに、1000円や2000円で訪問エアコンクリーニングのお試しサービスなどの電話勧誘がたまにありますが、これって分解清掃等はせずスチームクリーナーを使って簡易的な清掃をするだけみたいですね。高額なスチームークリーナーを売りつけるのが目的の訪問販売とか。スチームクリーナーの場合、エアコンのカビについては薬剤を使った分解クリーニングと違ってなかなか隅々までは奇麗になりませんので要注意。そもそも家庭用としては高性能で高温のスチームが得られるKARCHERのスチームクリーナーが、機種にもよりますが小型モデルはホームセンターなどで2~3万円前後で購入できますので、家庭内の用途では変に大型で高額な製品は必要ないというか、パワーに定評あるケルヒャーの小型モデルで十分だと思います。(注:他社の廉価な手持ちサイズの機種は温度や圧力が不十分であまり使い物になりませんので避けた方が無難です→某欧州ブランド@イタリア製で一度失敗しました(^^;) 今回、エアコンのシロッコのカビ落としには不十分でしたが、普段は絨毯クリーニング(注:フローリングにはワックスが一瞬で剥げるので使えない)や窓サッシ、ガラス、キッチン、洗面所、お風呂場、車のシートの掃除等にはものすごく強力で殺菌力もあり、普通の掃除機+洗剤/雑巾では手間の掛かる、ハウスクリーニング業者並みの本格的なメンテナンスが短時間で楽に出来ます。しかも洗剤を使わず地球に優しいという事で、スチームクリーナーが家に1台あって掃除ヲタク的にはとっても重宝しているのでした♪