おすすめRCAケーブル パート1 入門&クラシック&ジャズ編に続くパート2です。
~もくじ~
ROCK、POPSを中心にお聴きになる方におすすめ!!
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1 KIMBER KABLE HERO
2 EINSTEIN ALLEGRO SUPERIORE
3 HARMONIX HS101 Imprived
4 SILTECH SQ-28 Classic MK2
5 FOSTEX WAGC 102
ジャンルを問わずお聴きになる方に
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6 SAEC SL-3030
7 Ortofon Reference 8NX
8 ACROLINK 7N-A2070
9 FURUTECH Audio Reference RCA
10 ESOTERIC 7N-A2500 MEXCEL RCA
~まとめ~
KIMBER KABLE HERO
米国KIMBER KABLEの超ロングラン定番RCAケーブルHERO。低域はやや量感がありますが、決して緩み過ぎたり反応が鈍くなるような所はなく、躍動感のある音を聴かせてくれます。全帯域にわたり深みのある、独特な再現力を持ったケーブル。分離すべきところはきれいに分かれ、融合すべきところでは見事なハーモニーを醸し出してくれます。
EINSTEIN ALLEGRO SUPERIORE
ドイツEINSTEIN「アインシュタイン」製ALLEGRO SUPERIORE。濃厚な中域を中心とした独特の質感を持つRCAケーブル。それほどワイドレンジではありませんが、艶やかで色気のある、香り立つようなサウンドを聴かせてくれます。テンポの良いJ-POPSなどよりも、しっとりと歌い上げるような音楽によく合うのではないでしょうか。ヴォーカリストの魅力を存分に発揮させてくれるケーブルです。
HARMONIX HS101 Imprived
高解像度、ハイスピードなだけであれば、同じような傾向の製品は他にも色々あるのですが、コンバック HARMONIX HS101 Imprived RCAケーブルは、そういった音にエネルギッシュさを加えて楽しく聴かせてくれます。表現力が豊かですので、陰を持ったような歌い方から、パンチのきいたパワフルな曲まで幅広く対応できます。
SILTECH SQ-28 Classic MK2
どちらかと云うとクラシック音楽向きのイメージが強いオランダSILTECH。しかしロック、特に派手目でパワフルな再現をしたいなら絶対におすすめ。この手の音は、低価格帯の製品になると、出しづらい帯域を強調したメリハリサウンドで表現されがちですが、このケーブルは押しまくる強烈なパワーで表現。キンキンのドンシャリではなく音圧で圧倒する感じでしょうか。しかしその再生音は決して雑なものではなく、十分な解像度ももちあわせていますので、地味目のPOPSも、より緻密に元気な音で再生してくれます。
SILTECH(シルテック)の銀導体スピーカーケーブルを導入しました♪
FOSTEX WAGC 102
国産FOSTEX(フォステックス)の高級RCAインターコネクトケーブルWAGC102。独特の濃厚な色彩感によりエネルギッシュさがよりリアルに伝わってくるケーブル。解像度も高く、特に低域は何層にも積み重ねられているのが感じられ、重量感も相当なもの。バランスが良く高密度で、パンチのきいた激しさのあるROCKやライブ録音などには最適なのではないでしょうか。
SAEC SL-3030
国産ケーブルブランドの人気RCAケーブルSAEC SL-3030。分析的な方向ではなく表現力の豊さを追求した音。解像度の高い芯のしっかりとした音ですが、それに加え、余韻や艶、潤いが乗り魅力的な再現となります。お使いの機器にやや強調感を感じる方や、再生音の表情に物足りなさを感じている方にもお薦めです。帯域も広く優雅なサウンドです。
Ortofon Reference 8NX
ortofon(オルトフォン)Reference 8NX。帯域ごとのバランスが非常に良いRCAケーブル。Hi-Fi調のサウンドにエネルギー感、滑らかさ、潤いなどもう一味ほしいと思われる要素を盛り込んだ感じでしょうか。派手さはありませんが、どこを取っても合格点を与えられる優等生的なケーブルです。
Category:オルトフォン(Ortofon)とゾノトーン(Zonotone)
ACROLINK 7N-A2070
この価格帯で、いやもうワンランク上の製品も含めてといっても過言ではないHi-Fiサウンドを極めたようなケーブルがACROLINK(アクロリンク)7N-A2070。レンジは恐ろしく広く、ピアニッシモからフォルテッシモまで見事に再現。解像度も非常に高くスケール感も出ます。良い意味で日本製ハイエンドケーブルらしく、写実的描写とはかくあるべきとお手本を示してくれるような定番インターコネクトケーブルです。※レビュー時は無印でしたが、マイナーチェンジで現在はⅡ→Ⅲ→7N-A2070 Leggendaとなっています。
FURUTECH Audio Reference RCA
透明感があり引き締まった音質。全帯域にかけて線はやや細めのように思われますが、芯はしっかりとして密度感も高いといえます。ワイドレンジで空間表現力も高く、奥行の見通しも素晴らしい。エネルギッシュさを追求したタイプではなく、計算しつくされたかのような精緻な再現力が魅力。※レビュー時は無印。現在ではMKⅢにマイナーチェンジされています。
ESOTERIC 7N-A2500 MEXCEL RCA
音楽的な楽しさと芸術性の高さを備えた最高峰国産RCAケーブル。明晰な分析力を基調とした音質に、瑞々しさや艶やかさ、温かみを加えることによって写実的な冷たさが消え、生命力のあふれる音になっているのではないかと思われます。スピードも速いのですが、これ程引き出せるのかと思うほどの情報量が漏れることなく伝送できているサウンドは、他のケーブルではなかなか味わうことのできないものだと思います。※レビュー時は無印、マイナーチェンジモデルはESOTERIC 7N-A2500Ⅱ MEXCEL RCAになりました。
Category:TEAC(ティアック)/ESOTERIC(エソテリック)
~まとめ~
メルマガからの転載を快諾してくださったフジレコードの藤井様には、重ね重ね感謝いたしますm(__)m。一定の枠内で文章が展開される雑誌のインプレッション以外に、低価格帯から高額ハイエンドケーブルまで、これだけの数のRCAケーブルのインプレを一同にブログ上で紹介するのは個人のオーディオマニアには殆ど不可能に近いことでしたが、今回のレビューと切り口は大変参考になりました。特に、必要以上に個性的な海外製品にバイアスのかかりやすい箱庭ピュアオーディオ管理人と比べると、流石にオーディオに携わるプロとして大変公平な分析をされていて、評論家さんとは違った表現が解りやすくとても新鮮に感じます。このページがオーディオケーブル選びに悩む多くの方々にとっての福音となりますように♪d(^_-)
おすすめRCAケーブル パート1入門&クラシック&ジャズ編
Category:インターコネクトケーブル