先週発売されたぱかりの、オーディオアクセサリー117号を一通り読み終えました。今号は高音質録音CDのオマケ付♪ このCDだけでも買って絶対に損はないのですが、今回はこの目玉付録、SOUND TOUR VOL.2 ハイビット・ハイサンプリング・アコースティックサウンド超高音質録音サンプルCDについてレポートしてみます。収録されているレーベルは、フランスのALPHA、TRANSART、jazzaudiofanさんがしばしば取り上げているM・A Recordingsと、ロシアの新鋭CARO-MITISの4レーベル。
一つ目はM・A Recordings。なにやら日本にゆかりの深い、アメリカ人によるレーベルらしいですが、どれもこれも、のけぞるほどの高音質! これにはかなりびっくりしました。いやはや、嬉しいを通り越して逃げ出したくなるくらい音が良い♪ CDでもこれだけ音が入るんですねー。ここまで来るとアナログよりリアルなんじゃないかしら?
収録で気に入ったのが、4(サックス)、8(モンテヴェルディ)、11(ユダヤ),13(リュート)トラック。jazzaudiofanさんが以前にブログで紹介していたNascer スファラディ=ユダヤの民謡もイイ感じ。バッハ作曲・無伴奏バイオリンパルティータ第2番のサックス版とリュートは心の底から欲しいと思える1枚。あー、この高音質なら、伊藤栄麻のゴールドベルク24金CD、やっぱり欲しいなぁ。。。サンプルには入ってないですけれど。。。てか、全部欲しい。ここの録音大人買いしたい…。
AlphaはMAほどワイドレンジではありませんが、全体にこちらの方が再生しやすい音質で、クラシックらしくスマートな録音。
ロシアの新税”CARO MITIS”これは凄いです。脱帽です。まず、音質だけでなく非常に音楽性が高いのが特徴♪聴いていて嬉しくなってしまいました。LINNレコードにチョット似ていて、多少ドライな印象が無きにしもあらずですが、ここのタイトルはまだ10タイトルくらいとの事ですので全部欲しいですね。
ちょっと残念なのが唯一のTRANSART収録曲、ショパンのワルツ嬰ハ短調 Op.64-2。誌面の解説と切り抜きジャケットでは作品64-1となってますが、誤記載。ちなみにOp.64-1は有名な子犬のワルツです。肝心の録音ですが…まるで、イケてないクラビ○ーバのサンプリング、みたいな。。。…。 ここは敢えて苦言を呈しておきましょ。ピアノという楽器はこんな音ではありません。ジャケット可愛いのになんか、こう、勿体ないです。。。等と苦言を呈しつつも演奏は好みなので購入。
そういえば、この曲の演奏者、
ロール・ファーブル=カーン、
どっかで聞いた名前だよなぁ…
な~んか引っかかる、、、
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ああっ!そうだっ!大昔NHKでやってたシプリアン・カツァリスのピアノレッスン番組「ショパンを弾く」で、ノクターン嬰ハ短調”レント・コン・グラン・エスプレッシオーネ”(戦場のピアニストで有名になったあの曲です)を弾いてた娘!カツァリスの弟子やん。たしか私と同い年くらいだったよ~な。。。いつの間にかあの娘がCD出すくらいになったのねぇ、びっくり。当時は大して上手くなかったけどなぁ(核爆) 確かに才能はありましたけどね(^^)。ま、がぜんCD買ってあげる気にはなったかも。 …ちょっとググってみたら先日来日してたのね。でも、チケット1000円って一体。。。
その他の録音も総じて凄いです。凄すぎて上手く再生できない物もありました。特にM/Aの録音は高域がかなり伸びてるのでトゥイーターの実力をためされます。長く聴いているとちょい疲れてきましたので、これは私のシステムで情報量を受け切れていない可能性高しです。消磁したら聴けるようになりましたが、この録音の帯域を丸めずに、しかも歪み感無く再生するのが理想ですね\(^o^;)/。 そんな意味でも、オーディオアクセサリー117号の付録CDは、オーディオファイルのテストCDとしても必携の1枚になると思います。
コメント一覧 (7件)
その付録CD、欲しいです!
Audio Accessoryはこちらの日系書店でも手に入るのですが、メチャメチャ高いので躊躇してしまいます。
MA Recordingsが取り上げられているというのも嬉しいニュースです。
これをきっかけに日本でもCDが売れるようになるといいですね。
僕のブログに本文で言及していただき、どうもありがとうございました!!
買いました!いやぁ,高音質揃いですねぇ.
僕レベルの機器だと,Alphaレーベルが一番良く鳴り,好みにばっちりでした.もう脱帽です.ホールのアコースティックを取り入れながらも楽器の音をくっきり録っていて,もう「気持ちいい」の一言ですよ.
Alphaと並んで良く鳴ったのがM.A. Recordeingsでした.ただ,Alphaと違って僕の機器では情報量がとてもおいついてなくて,間引かれた音みたいになってしまって残念でした.Alphaの音って中心に集まってるんですかね??濃いですね.
このCD,高音質揃いなんですけど,7番のピアノが???ですね.クラビ○ーバの自動演奏みたいでした.って,pastel_pianoさんも書かれてますね.同感です.一瞬,僕のシステムはこんな音しか出ないのか…orzと思ったりしました.ははは.
今月号,「買い」ですね!
あさって、街に出るから買いに行こうっと
ちなみにアメリカ価格はおいくらでしょう?
思うに、紹介しているCDそちらで買った方が安いし早いかも!
>和泉さん
ぜひ、買いにいけー!d(^_-)
出来れば上のリンクから定期購読して欲しいかも……。
Alphaの方が良かったですかー?
なんかうちでは音が繊細で細かくて広がり方も無難(従来的)な感じで、
M.Aほどびっくりするリアリティ(等身大!)では鳴りませんでした。
これがオーディオシステムの傾向の違いでしょうねぇ。。。
てか、私の好みで追い込みすると、どうしても小編成の方が良く鳴るんです。
>自動演奏みたいでした
ねー!ほんまにデジピのデモ演奏みたい…弾き方も含めて…。
しばらくぶりの書込みをさせていただきます。この紹介をみせてもらい、私も入手しました。(アフィリエートでなく、ごめんなさい。)
私もド・ヴィゼー:リュートの曲の音色には心が自然に反応していました。リスト:オルガン曲は、今まで聴いたことのない音がしていました。タレガ:変奏曲のギターは、ヨーロッパのコンサートを思わせる音色と響きかな、と思いを巡らせる楽しみがありました。
機器もCDも、いつもよい情報を、ありがとうございます。
私が最近、よい音と思ったのは、ラクリン/モーツァルトのCDです。(FMで聴きました。)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0002FQMVO/250-7605804-9430639
MA Recordingsですが、アメリカの直販価格は一律1枚15ドルのようです。送料がどれくらいかかるかわかりませんが…。
http://www.marecordings.com/main/default.php
日本での販売は下記、ということになっているようです。
http://www.mercury-coo.com/
http://www.mercury-coo.com/ma_cd.htm
MA Recordingsの特集記事を書くことにします。
>アフィリエートでなく、ごめんなさい。
いえいえ(^^)、近所で売っている本を一冊買うのに送料かける人はいないです。
定期購読にすると送料かかりませんので、
入手が難しい地域の方々には定期購読をお勧めします。
ラクリン、ちょっとサンプル聴いてみました~。
http://www.hmv.co.jp/product/detail.asp?sku=1839101
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0002HAFAG/qid=1117581972/sr=1-2/ref=sr_1_0_2/250-0968753-1349800
面白い弾き方ですね。ただ新譜なので価格が高い~…。
>jazzaudiofanさん
MAの紹介ありがとうございます♪
やっぱり日本では高いですねー…。送料より高くないでしょうか~?
伊藤栄麻も含めアメリカから個人輸入したいです。