ずっと前に書いた自己紹介の続きになりますが、ここで書かれているレビューやインプレッションがどんなバイアスに基づいているのか?これを皆様が知っておられる方が良いかと思いますので、箱庭的”AUDIO STYLE”管理人のpastel_pianoが特にどんなオーディオシステムが好みなのか?について触れてみたいと思います。
まず、とにかく小さいものが好きです。手のひらサイズの小さなスピーカー、超小型アンプ、薄型のCDプレーヤー、ポータブルプレーヤー大好き。別にオーディオに限らず、実はなんでも小さくて小洒落たガジェットや調度品、それらを集めることが大好きな人です゜゜(´▽`。)°゜。
たとえば、100万円~の大型スピーカーを買うよりも、良くできた手のひらサイズのコンパクトスピーカーを同じ予算で数セット購入し、音楽や気分で使い分ける方が楽しいと思っています。スケールが劣る点を除けば、点音源に近い小型SPの方が同一設計の上級機よりも音楽性に優れる傾向があるのも大きな理由です。
コンポーネントも小さい製品が好き。デザイン優先×音質軽視で作られた安物の家電ミニコンポはNGですが、CREEK、ミュージカル・フィデリティ、東京サウンド、TAG McLarenと使ってきたところをみても、僕の場合、主にコンパクトなライフスタイルオーディオに趣向が向いているのは間違いありません。
マンション住まいの環境や音量的な制限がもたらした趣向かも知れませんけれど、もしも一戸建てに住んでいたとしても、たぶんきっと各部屋別にコンパクトサブシステムを組むような気がします。デザイン優先でも、B&O(バンク&オルフセン)みたいなしっかりした音質のブランドには憧れます。誰が何と言おうがBang&Olufsenの音は好きです…( ੭ ・ᴗ・ )੭
あと、お値段。徹底的にお安い物が好き….(*゜∀゜*)。小粋なBudget Hi-Fi (バジェット ハイファイ) を見つけるとしびれます。こんなに安いのにこんなに良い音がする~!となるコストバリューに心から感動出来ます。 その意味で、管理人の音質評価は絶対評価ではなく、ある程度価格に影響された相対評価である点は断っておきましょう。例えば、Pioneer DV-545素晴らしい~というインプレッションは中古の5000円で入手したからであって、これが15万もする機種の音だったら、皆が買わないようにと無言のバイアスをかける筈です…( ³△³ ).。o。オーディオケーブルやアクセサリなども手頃な価格の製品を色々試すのが好きです。とは云え安くてもあくまでマニア目線ですから、一般人からしたらこれでも非常識にお高いと思うのです。たかがケーブル一本に1万円!とか。お高いケーブルを云々する前に、長すぎるケーブルが無数に絡まってとぐろを巻いている現状を、どうにかしようという問題提起がオーディオマニアの間から出てこないのがとってもふ・し・ぎ…( ³△³ ).。o。
だからといって別にアンチハイエンドって訳ではありません。ただ私の予算がそもそもケチで少ないだけです。限りある予算をオーディオのみにどんどん注ぎ込むくらいなら、そのお金でCD買って下さい!演奏会に足を運んでください!と本気で思っています。勿論、ソフトもハードもそれぞれ好きな物を十分買える「予算に限りのない」の方々は話が別です。でも、管理人がこれまで各所で聴いてきた限り、ハイエンドシステムの実態が、所有者の虚栄心を満たす以上に客観的に価格に見合った音を聴かせてくれるケースは、なかなか少ないのも事実です。音質的な意味でのクオリティはある程度まで値段に比例する部分があるかと思いますが、こと音楽性となると値段はまるで関係ありません。偉い人にはそれがわからんのですよ〜゜゜(´▽`。)°゜。
管理人の場合も、リビングルームにVienna Acoustics T-2 Mozart Signatureのメインシステムが別にあるからこそ、割り切ったバジェットHi-Fiのサブシステムで、箱庭的な愉しみ方が出来るのだと言えなくも無いです。サブシステムでは重低音域がじゅうぶん出ず、はたまた少々デフォルメの効いた音色であっても、小粒でもピリリと楽しければ構わない訳です…(ρ゜∩゜)
でも、使いこなしにナーバスで、オーディオ的に繋げる全てに高級品を要求するメインシステムよりは、箱庭システムの方が手軽に高音質を得られ、ライフスタイル面での満足度が思いのほか高いのです。Vienna Acousticsの音は、深くたっぷりとした音場感でお客様をビビらせるのには良いのです…( ̄▽ ̄;)。でも、普段使っているのは小音量でも楽しく聴き疲れしないaudioproの方が圧倒的に多い。音楽を長時間楽しむためには、何もかも全部聞こえれば良いってものでも無いのです。録音の良くないCDには聴きたくない歪みや不愉快なノイズも沢山入ってますからね。程々に音をまとめて、音楽の美味しいところを聴かせてくれるコンパクトなサブシステムは、日常生活で音楽を近しく楽しむと云う意味に於いてはより真理に近いと思っています。
そんな感じで、「箱庭的ピュアオーディオの薦め”AUDIO STYLE”」では、安くて美味しいバジェットHi-Fi、日本家屋の主流を占める小さな部屋で、小音量でも豊かに音楽を楽しめる音楽ファン向けのオーディオシステムについて、「音楽性」と「家具としての美しさ」をも吟味しながら、ゆる〜く紹介していけたらと思っています…( ੭ ・ᴗ・ )੭♡