お掃除ロボットエアコン National CS-28RDXの省電力性能に迫る(備忘録)

7月です。横浜はこう、だるさ大爆発に蒸し暑いです。

6月は体調崩し&アンプぶっ壊れてトーンダウン、お陰で毎日の更新が出来なくなり、ブログ投稿放置プレイしてしまいましたが、7月は心機一転、毎日更新復帰するつもりですので皆様よろしく~d(^_-)

突然ですが、エアコンを買い換えました\(^^@)/

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National Panasonic CS-28RDXを購入しました

National CS-28RDX

最近筆者は”省エネ””コスト削減”に凝っていてこれはその一貫なのですが、とにかく最新型のエアコンは消費電力がやたらと低い。その省エネ性能の進化は凄まじく、10年前のほぼ半分レベルにまで抑えられています。しかも冷暖房能力は以前に比べて高く、健康面で無いも悪影響がないように色々と機能を満載した機種が目白押し。

そこで管理人がこの度色々と比較検討した挙げ句に選んだモデルがナショナルお掃除ロボットエアコン。カタログや現物と睨めっこして各メーカーを比較したのですが、省エネ性能/機能/デザイン/メーカー信頼性を徹底吟味した結果、最終的に松下電器製の上級機種を選ぶことにしました。同クラス他社と比べるとナショナル機は実売平均で2万円ほど割高になるのですが、何処の量販店でも一押しでしたし、今一番売れているらしい機種ですので、ごく真っ当な選択だったんじゃないかと思います。今回導入したXシリーズは同社のトップグレードで、他にミドルクラスのEシリーズ、下位にスリムコンパクトタイプのSシリーズがあります。

トップグレードにあたるXシリーズエアコンは、基本性能の高さは勿論、

・フィルターお掃除ロボット搭載
・酸素チャージ(松下機のみ)
・換気機能
・イオン空清+緑茶カテキン
+アレルバスター+バイオ除菌の豪華空気清浄
・運転開始/終了時のカビ・ニオイ抑制機能
・業界トップクラスの省エネ性能

快適性を高めるためのこれらの新機能が全て揃っていることがポイントです。機能を色々詰め込み過ぎて、前年モデルよりデザインがずんぐりしてしまったのが少々ご愛敬ですけれども・・・(*゜∀゜*)。
これまで使っていたエアコンは日立の白くま君スリムタイプ25KW型で約13年前のモデルです。自宅のリビングは鉄筋コンクリート洋室16+6畳のL字型38㎡。リビング・オーディオルーム兼キッチンで、PIONEERの42型プラズマディスプレイやウィーンアコースティックのスピーカーはここへセッティングされています。そこそこの広さがあるとは云え、マンションで気密性が高いうえに天井が割と低い為、25KWのモデルでも夏場の冷房能力は案外十分確保出来ていました。真夏日で猛暑の昼間になると流石にキンキンには冷えませんが、そんな日は年間を通して数える程、元々省エネ優先の
浅い冷房でOKの人なのでこの点については余り問題ありません。但し冬場は全く能力不足。エアコン単体ではまるで使い物になりませんでした。

今回の買い換え、実は冷房よりも、冬場に使用しているヨーロッパ製オイルヒーターの、1300W/月額2万円を越すとんでもない暖房コストをどうにかしたいのが本音だったりします。

デロンギ オイルヒーター

今回選んだ28kW型のPanasonic CS-28RDX。従来より1ランク上の28KWモデルですが、目安は12畳/冷房19㎡/暖房16㎡。カタログスペック的には一見かなり無茶な選択です。38㎡ある部屋の容量を考えると、洋室でも一般的には36kWか40kWモデルを選択するのが適正でしょう。

では何故敢えて部屋サイズ的に明らかに厳しそうなCS-28RDXにしたのか?正直、松下機の28KW(12畳19㎡)と36KW(15畳25㎡)モデル、どちらを選ぶかかなり悩みました。
本体価格はどちらも大差ないCS-36RDXの実売割引価格が+1万円程度)なのでどうでも良かったのですが、カタログスペック上の冷暖房効率・COP値(数値が大きいほど高効率・省電力)が、それぞれ28RDXが6.31、36RDXが5.29とかなり違うのです。勿論、こういった省エネ云々は、測定している部屋の容積が違うので単純比較は出来ませんが、冷/加温時の能力ではなく、標準値での平均的な消費電力がそれぞれ28kW/500W前後、36kW/740W前後と(測定容積は2畳分異なる)冷暖房ともにやや格差があるようです。取説(カタログには載ってないデータ)を見ると、設定温度キープ運転中の中間数値では、

CS-28RDX 冷房 1.4kW/195W 暖房 1.8kW/250W
CS-36RDX 冷房 1.8kW/270W 暖房 2.0kW/295W

こうみると、60km/h定地走行燃費(笑…例えです)に結構な差があるのが判ります。無論、これはある条件下でのデータであり、実使用時には室内の気密性・保温性に大きく依存しますけれど・・・。この通り、28kW型と36kW型で中間動作値の平均消費電力がかなり違うのですが、今までも25kWモデルの冷房能力で特に不都合を感じたことが無いので夏場は大丈夫だと考えたのです。

問題は暖房、このサイズで冬に十分暖まるか?の一点につきます。ところが、意外にも暖房能力は28kWモデルと36kWモデルで10%程度しか差はない(中間値)。その割に消費電量は20%近くも違う。電力1W辺りで割った冷暖房出力では、CS-28RDXが冷暖共に7.2Wに対し、CS-36RDXが冷房6.6W/暖房6.8W。寒すぎたり熱すぎたりして、コンプレッサーを高回転でぶん回す事になる場合、ある一定線以上は28RDXの方の燃費が悪くなるか、若しくは十分な出力が得られなくなる可能性がありますが、年間を通しての中途半端な条件の場合、省エネ激戦区にあって最も燃費の良いCS-28RFXは、CS-36RFXに比べてインバータが電力を抑えようと執拗にけちった設定の分、効率が良いんじゃないかしら?との目論見。(注:机上の空論の可能性有り)

ナショナルの場合、28kWモデルと36kWモデルではコンプレッサーの出力が異なり、それぞれ750Wと1100W。25&28kWモデル/36&40kWモデルにそれぞれ同出力の物を共用しています。要するに28kWモデルは750W圧縮機の能力をフルに使い高効率/省燃費を叩き出すのに対し、36kWモデルは40kWと共通の1100Wの圧縮機をマージン、余裕を持って回す方式。車でたとえると、1リッターの低排気量エンジンで高回転/高出力/低燃費を狙うか、2リッターエンジンで低回転・余裕の出力、燃費は程々を狙うか…みたいな。 必然的に・寒すぎる/熱すぎるときは1100Wのモデルの方が余裕があり効果的でしょうが、そうでもない時(部屋の気密性が高く、一定温度をキープしやすい条件)では、より低燃費型の750W圧縮機を効率よく駆使して低燃費を狙った方が通年での電気代が安くなるのではないか?と勝手に目論んだわけです。

パワフル運転におけるピーク時の出力では

■CS-28RDX 冷房 3.7kW/880W 暖房 7.7kW/1960W 外気温2℃時 5.6kW/1740W
■CS-36RDX 冷房 4.1kW/995W  暖房 7.9kW/1970W 外気温2℃時 5.7kW/1745W

これもピークの冷房能力はCS-28RDXが10%程劣りますが、その分電力も10%以上少ない。暖房は意外な程差がありません。ピーク時の消費電力は同程度で、28kWモデルの暖房効率が2.5%下がる程度です。外気温2℃でも暖房能力に大差なく、圧縮機本体の出力差を考えると、CS-28RDXの叩き出している数字は驚異的です。

上位機種のCS-40RDX(単相100Vモデル)でもピーク8.0kW 2℃時5.8kWと、暖房時の全開出力には大差ありません。(但し、単相200VモデルのCS-40RDX2では、ピーク消費電力を上げ、1100Wのコンプレッサーの能力を最大限活かせるため、同じ40kW仕様でも冷暖房ピーク能力に大きな差があります。40kWモデルをご検討の際は、200Vがどうしても引けない不幸なケースを除き、絶対に200V仕様にすべきでしょう。)

これがPanasonicの中位モデルになるEシリーズになると、36kWモデルのCS-E365でも暖房ピークは7.6kW/1960Wで、CS-28RDXよりも出力面で多少劣ります。(冷房ピーク能力はほぼ一緒/但し36RDXよりもかなり消費電力/効率は悪い) 更に下位モデル、省エネ基準達成率ギリギリのSシリーズになると、小部屋向けサブ機種の都合上、ブレーカー容量対策として最大電力も抑えられているため、同じ28kW/36kWモデルでもこんなスペックになっています。

■CS-S285A 冷房 3.1kW/575W   暖房 4.8kW/1100W
■CS-S365A 冷房 4.0kW/1210W  暖房 6.2kW/1810W

平均的な消費電量の多さもさることながら、冷暖房共に(特に暖房!)ピーク運転時の能力がどうしても低く、同クラスであってもXシリーズのように、とても広い部屋では使えそうにありません。これまで使っていた12年前の日立機は、丁度CS-S285Aにほぼ近い出力スペックで、(注:冷房ピーク時の消費電力については2倍、暖房時も1割り増しくらいです。しかも劣化している上にインバータでの省電力運転が賢く機能しないので電気代は莫大です。)このクラスになると急加温が出来ず、36kWモデルでも冬場には厳しいかも知れません。

そんな感じで、あくまでカタログスペック上の机上の空論でしかありませんが、異様に省燃費で高効率なCS-28RDXの能力を試してみたかった…。というのが、今回、数字的に余裕のある36kw型ではなく、一回り小さい28kw型を選んだ所以です。通年使用で大切なのは、部屋の容積よりも実際の保温性でしょうから、(物理的には容積が大きい程、温度保持性能は高くなりそうですが)もし条件が巧くはまれば、36kwモデルよりも電気代が安く済みそうですし、部屋が大きすぎて、猛暑/寒波など日によってぶん回すことになったとしても、高回転に晒される室外機に機械的負担はかかりますが(でも保証が5年で長い)、通年電力的には36RDX使用時と最悪同程度で、それ以上にはならないとみた!(ついでに、室内機側の送風出力などはどうやら全モデル一緒なので気にしなくてOK。)

取り付け工事

先ずは取り付け工事。今度の機種は、今まで使っていた日立の古い白くまくんと比べると、横幅/前方への張りだし共に一回り以上大型なのですが、実際に取り付けてみた印象としては、想像していたほどの圧迫感は無いです。ライトグリーンの半透明パネルが、視覚的な圧迫感の低減にかなり効いている感じです。

工事については・・・一応無事に済んだのですが、仕上がりがイマイチで壁面から7mmくらい浮いてるんですよねぇ・・・。気になったのでその場で指摘したのですが、「こんなもんです。」って内心あり得ない回答だったのですが、敢えて突っ込みませんでした。配管パイプのまき付け作業やらで、近くにあったVienna Acousticsのスピーカーに何度もぶつかってるし(怒) スピーカーの方がエアコンよりずっと高いんですが…頼むよって感じです。途中で慌てネットグリルを付けてなかったら、ユニットをやられてた可能性大。立ち振る舞いがガサツで乱暴な作業員で、これらについては改めて購入先の近所の販売店(私がいつもサイトで紹介しているお店ではありません)の方に相談したいところです。

さて、取り付け作業への文句は横に置いておいて使用レポートを。ナショナルのお掃除ロボットエアコンを選んだ理由について、

 ・フィルターお掃除ロボット搭載
 ・酸素チャージ(松下機のみの特徴)
 ・換気機能
 ・イオン空清+緑茶カテキン
  +アレルバスター耐バイオ除菌の豪華空気清浄
 ・運転開始/終了時のカビ・ニオイ抑制機能
 ・業界トップクラスの省エネ性能

これらを挙げましたが、実際の使い勝手は宣伝文句通りでしょうか?まず、肝心の冷え具合ですが、マンションサイズのL字22畳でも今のところ余裕で冷えてます。パワフル運転時など吹き出しの風量もすさまじく扇風機以上ですし、空気清浄・除湿モードの能力も一気に済んでしまう感じで半端じゃないです。これくらいの部屋サイズでも28kWモデルで全然平気みたいです。ただ、エアコン設置して数日、外気温が23~28度前後と低く、30度を超えるような猛暑で運転した訳ではありませんので、その辺は割り引いて読んで下さい。ただ、パワフル時の風量が凄いので冬場の暖房能力も結構期待させられます。通常のランニングモードの風量はそよ風程度です。静かなので動いてるのか良くわからないときもあります。 そして冷え方がとっても爽やかで優しいです。従来の冷房独特のひんやりした感じがなく、なんだか非常に自然に温度が下がります。”冷房感”に慣れた身には、一瞬涼しくなってないような不思議な感じがするのですが、気温計ではちゃんと下がっているので、多分冷気の品質が高いのでしょう。外気温自体が涼しいのと一緒の感覚です。とにかくカラッとしていてフィーリングが自然です。冷房点けていることをついつい忘れそうです。

室内機の動作音も音質がマイルドでスペックから予想していたより聴感上静か。パワフル運転中は流石にフワーッという吹き出し音がしますし、空清その他、一時的に動作が強まる場合には左側内部のファンが回り出し、その部分がうるさいのですが、通常のランニング使用レベルでは十分に低騒音と云えるでしょう、カタログスペック上では44dBと13年前の劣化した日立しろくまくんよりは五月蝿いハズなのですが、劣化して騒音が大きくなっていたのか、聴感上はそれよりも遥かに静かです。震動でプラスチックがビビる嫌な音もしません。ただ、多機能な為、色々な室内機のオプション動作音が目立ち、しばしば変な音が聞こえます。それについては、慣れない初めのうちはなんだこりゃ?という感じです。その点も含めて静音化についてはもう一歩踏み込んでいたらオーディオルームにはありがたいのですが、普通に生活していて特に問題になるレベルではありません。

このお陰で長期間初期性能が維持でき、カタログ上の省エネ・高効率をほぼフリーメンテで保っていられるようのですが、構造的にある意味ちっこい掃除機を乗っけているみたいなものなので、毎日9分間の動作音ははっきり言ってうるさいです。夜中動き出したら目が覚めるかも。OFF(手動)には出来るみたいですが、せっかくの機能なのにそれもなんだかねぇ(汗) 結局、多くの家庭では定期掃マトモにしないでしょうから、お掃除ロボットに頼る事になるのでしょう。お掃除動作中はブルーのランプがフロントパネルの下からうっすら浮かび上がり、左右に動き回るのがなかなか遊び心たっぷりの演出で面白いですけれど♪

室外機も吹き出し音はかなり静かなのですが、インバータエアコン独特の鈴虫のような高周波(これは他社でも同じです)が出ていますので、窓をあけているとやや気になる音質です。でも閉めれば殆ど聞こえません。※注:防音アルミサッシです

酸素チャージ/換気機能/空気清浄機能については、何処まで効果があるのかを正確に測るのはなかなか難しいのですが、空気が非常に奇麗になるのは感覚的に結構体感出来ます。とてもすがすがしい感じで、外よりも室内の空気が奇麗に感じます。空気が汚れている都会ですし。。自宅では他に空気清浄機三台(東芝CAF-C4、CAF-C5、三菱 MA-803(MA…)を併用しているのですが、松下エアコンの方がパワーがある分、短時間での集塵には効果的かも知れません。少なくとも、今まで常時空気清浄機を回していた部屋でも、CS-28RDXによる更なる空清・脱臭効果をはっきり感じられます。また、気密性の高い部屋では酸素チャージも健康面から効果的でしょう。エアコンを常時回している方が空気がきれいで気持ちが良いんです。

また、CS-28RDXに搭載されている空気の汚れセンサーは、一酸化炭素に反応するタイプで、汚れ、匂い共に十分に敏感です(注:感度高で使用)。新品初期状態では脱臭力も十分。先代モデルCS-28RCXより2倍の速度で集塵する、本格的な大型空気清浄ユニットを搭載しているだけのことはあります。しかも最近の専用型空気清浄機とし違い、交換フィルターが安いところもまた嬉しいです。

両方とも交換の目安は3年間。空気清浄機のフィルターは一般にメーカーが謳っているほど長期間は性能が持ちませんから、初期性能に近い十分な効果を維持するためには、毎年交換する方がベターだと思われます。

古いエアコンは内部にカビが生えてしまい、冷房を点けると喉が痛くなりましたから、健康にも良くありませんでしたし、空気が悪くなるので窓を開けたまま冷房とか、電力無駄遣いしまくりの使い方をしてしまっていました。この従来のエアコン全般につきまとうカビ問題についても、Panasonicのお掃除ロボットエアコンでは、スタート時の約1分間と、冷房/ドライ運転後に約1時間弱をかけた終了動作(送風+加熱乾燥)で、ニオイや体調不良の元になるカビやばい菌が繁殖しない様、防カビ対策がなされています。お掃除ロボットも含めてかなり作動時間的にまどろっこしいのですが、一度この動作を怠ると、エアコン内部はあっという間にカビやばい菌でいっぱいになります。内部にカビが生えてしまった後は、もう市販のエアコン除菌剤や除菌スプレー程度では一時しのぎの付け焼き刃になってしまい根本解決にはなりません。毎年諭吉さん一枚以上を払い、サービス業者に頼んで分解清掃しか手がありませんから、加熱乾燥除菌機能の無いエアコンは、それだけでも大きなコスト問題を抱えることになります。それ故に、今後健康面・お財布面両面からこういった洗浄機能はエアコンに必須になると言えるでしょう。

エアコンは通電せずに未使用でいると内部にカビやほこりが溜まり、機械的にも錆び付いてしまってあちこち具合が悪くなっていくものですが、ナショナル機の場合、空気清浄モードやお掃除ロボットやらで、春夏秋冬ほぼ通年で半強制的に動作させる事で、そういった各種トラブルを回避しようという巧い設計をしている様に感じます。

換気機能については程々といった所でしょうか。外の換気ダクトの吹き出し口に手をかざした感じでは、換気扇のような強力な排気性能はありません。また、エアコンの動作状況にも空気の排出量は左右されるみたいです。キッチンをフルに使ったり、部屋に多くの人がいる条件には追従出来無いですが、書斎、寝室、またはリビングで静かにしている程度でしたら効果を発揮する筈です。

これら至れり尽くせりの新機能によって、今度の新型お掃除ロボットエアコンは、エアコン使用中に汚れた空気が部屋に篭もる不快感と、汚れ、カビの蓄積やメンテナンスの煩雑さ等の従来の問題点を見事に解決しているのでした。

省エネ基準達成率

先日取り付けをして貰いましたナショナル省エネエアコンですが、壁に密着していない&カーテンレールと干渉してルーバーが開かない(閉じない)等の微妙な問題があり、本日再度取り付けをして貰いました。ボルトで壁面に張り付けるフレームを再度取り付けし直し、3~4mm程本体の位置を高くして、カーテンレールも5mm程下げて干渉を回避。後方の壁面に完全に密着できないのは松下電器製エアコンの仕様とのことでしたが、再取り付け後は上部は多少開いているものの手前方向へのせり出しと傾きが減り、ぱっと観でも雰囲気が変わって見える程スッキリした印象になりました。あくまで前後上下数mmの微妙な違いなのですが、それだけでも室内空間の印象って結構変わるんですよね。他にも配管を埋める粘度パテの仕上げとか、室外機のパイプの配管具合なども最初よりも奇麗に仕上げてくれ、非常に見事な仕上がり具合になりました。スムーズな対応の販売店に感謝♪ たかがエアコン取り付け、されどエアコン取り付けです。

Panasonic National お掃除ロボットエアコン CS-28RDX/CS-28RFX

さて、Panasonic CS-28RDXの省エネ性能について再び。具体的にスペックを挙げると、

定められた所定の算出方法による年間消費電力は何と僅か19448円です。

注:他に省エネ性能でナショナル新お掃除ロボットエアコンCS-28RDXと競合する機種では、日立白くまくん(RAS-E28T) サンヨー色彩館(SAP-EX28R) 富士通ゼネラルnocria(AS-28PPZ)が、ほぼ松下と同等のカタログスペック”エネルギー消費効率6.31″を叩き出しています。流石に最も台数が出る部屋サイズだけあり、28kWクラスの省電力スペック競争が一番激しくなってます。

National CS-28RDX menu2

この試算は、外気温度は東京をモデルとして、平均的な木造住宅南向きの洋室(サイズ不明) 室内設定温度:冷房時27℃ 暖房時20℃ 1日6時~24時の18時間運転。冷房期間3.6ヶ月間(6/2~9/21)、暖房期間5.5ヶ月間(10/28~4/14)という、18時間×9ヶ月強という運転時間の長さはともかく、設定温度的には省エネを通り越してやや無謀な設定ではありますし、誰もいない、換気もしない、更にエアコンの冷暖房以外にも電力を消費する付加価値機能は全てOFFという条件だと思うのですが、 それでも同様の条件で算出された10年前の機種と比べて期間消費電力量は半分。松下電器ではこのカタログ値ベースで年間13000円お得と宣伝しています。

とは云え皆さんお分かりだと思いますが、実使用時の条件によっては、新機種でも電気代が年間たった2万で済む訳ではないでしょうし、余程ケチらない限り10年前のモデルで冷暖年間33000円で済んでいる奇特なケースもなかなか無いと思われますので刻々と変化する実用条件下に於けるインバータの対応力/節電能力の賢さという面からも、実は電気代半分どころか、更に消費電力の差が年間○万円、軽~く開いてしまう筈です。下手をすると、3~4年でエアコン買い換えの元が取れるくらい電気代が違って来るのでは無いでしょうか。

ただ、上記算出があくまで机上の理論値だなぁと思うのが、例えばナショナル機では冷暖房機能とは別のオプション機能に換気/酸素チャージ/空気清浄機能がありますが、これらを全て合わせて運転(実使用上は当然そうなります)すると、オプション機能だけで1時間2.5円の電気代がかかります。これを18時間×9ヶ月とすると、12000円超。これが期間消費電力量の算出に加算されている筈はありませんし、その他にお掃除ロボ(0.7円*全面)/スタート洗浄機能(1分)/終了時のカビ防止運転(50分)など、電力が必要なオプションは色々とあります。こういった快適機能の部分は松下機に限らず他メーカーでも同様ですから、実際の使用時に色々な機能を併用した場合、期間消費電量を鵜呑みのは出来ない事をお忘れ無く。かといって、目先をケチって”快適機能”をOFFにした場合、いずれ初期性能が維持できなくなり、結局、効率低下や有料クリーニング・メンテナンスなどで後々もっと損をしますのでご注意。まぁそんなこんなでカタログ数値より電気代はかかりますが、古いエアコンはそれ以上に(本気で計算すると目が眩むほど)電力を消費していますので、年間での電気代は13000円お得どころの騒ぎではないほど激減すること請け合いです。

National CS-28RDXの省電力に迫る

クールビズの次はウォームビズ♪最近めっきり寒くなって参りましたので、この夏購入した松下エアコン・ナショナルCS-28RDXについて追記レポートしたいと思います。最も恐れていた冬の暖房能力。と消費電力について今回検証してみました。



一般的にエアコンは夏の冷房より冬の暖房の方がずっと消費電力が大きく、また、最大効率も悪くなるために、適合する部屋サイズが冷房より一回り小さくなります。

まず、Panasonic CS-28RDXのメーカー公表値、標準適合部屋サイズですが、

目安:冷房8~12畳(13~19平方メートル)/暖房8~10畳(13~16平方メートル)

しかし、筆者宅の環境は「地域/横浜 気密性の高い鉄筋コンクリートマンション洋室16+6畳のL字型38㎡」に該当。目安値の2倍近いこの環境で、夏場の冷房能力に関しては意外なくらい”余裕”でした。冷房に関しては、現行全メ-カー機種中最もCOP効率の良い部屋サイズよりも一回り小さな機種を選んで結果的に正解。設定温度27℃で7~9月の電気代も家庭全体で9000円~1万円未満。交換前数年の平均月額15000円以上からかなり改善しています。

参考:エアコン不使用月の平均電気代は6500円。オーディオ・テレビ・パソコン・照明全開♪普段の生活で電気代をケチる意識は皆無。それなのに安い→その理由はこちら。これも昨年ナショナル省エネ冷蔵庫購入で激減。筆者宅のモデルはNR-E462。そしてNational機であれば動作音がほぼ無音。
他社のはインバーター制御の音が鈴虫みたいにうるさい機種があります。(某メーカーの最新機種だったのですがあまりの高周波音に耐えられなくて数日でPanasonic製に交換して貰いました。)

2005/10月後半からエアコンの暖房が徐々に動き始めましたが、10月~11月中旬の設定温度は省エネ20℃。これでも24℃以上キープされてしまうので暖かい。但し冷え込み始めた11月後半から、深夜早朝には設定20℃での24℃キープが困難になり、外気温10℃台前半で設定21℃、10℃を切ると設定22℃、7℃を切ると設定23℃で24℃キープ。この条件での11月の東京電力/電気代は11500円(契約40A。他の電気製品全てを含む金額。)11月は外出時以外はエアコンを24時間使用していて、いくら請求されるのかちょっとビビっていたのですが、結果は拍子抜けなほど程安くて安心。

昨年までは冬場1300W(800+500W)のヨーロッパ製オイルヒーター(ちなみにPHILIPS)を使用していたため完全無音、空気を汚さない、体に優しい強力な保温力などオーディオリビングルームに必要な条件は全て満たしてましたが、問題は電気代がトンデモな点。12月から2月は大体月額26000~29000円。オイルヒーターは3年程でオイルの劣化、粘度低下で暖房効率がかなり悪くなりますので、買い換えながら10年ほど使ってきましたが、COP効率で考えると最悪のコストです。(お金に不自由しないハイエンドオーディオ/ビジュアルユーザー方々には、無音且つ&電源を汚さないオイルヒーターを自信を持ってオススメします。)

12月は朝路面が凍っている日が多くなり、夜間早朝の外気温が2℃~5℃になります。外気温が5℃以下(0℃以上)では設定24℃での24度キープ。ここまで冷え込んでくると、送風がかなり強力になってきて、(標準モードでの)フル稼働に近くなっている印象。11月の大人しい動作とは明らかに違い、暖房能力がいっぱいいっぱいな感じが出てきました。風切り音がマイルドなので睡眠やテレビの音を妨げるような感じではありませんが、音楽を聴くには正直うるさいレベルです。それでも設定温度24℃はキープ出来ているので未だ余力はあるみたいですが、氷点下になる地域では22畳に対応出来ない可能性大。1月~2月は更に冷え込む日が出ますので、22畳/28KW型ではやや無茶だった気がしなくも(汗) まぁ、筆者宅の場合は6畳間のドアを閉めて16畳にしてしまえば十分な保温力が得られますので、今後、夜間の冷え込みが激しい日にはそのように対処する事になると思います。(-_-;) 昼間の保温力は全く問題ありません。(12月以降の電気代については後日レポートします。)

問題点を一つ挙げるとすると設定温度=実温度でない点。外気温に比例して設定温度よりも室内温度が高くなる傾向があるため、一定の室温をキープするためには、リモコンで外気温をチェックしながら設定温度をこまめに上げ下げする必要があります。

CS-28RDXを使って驚くのは保温範囲の広さ。今までのエアコンでは上ばかり暖まって下が寒いという不快且つ決定的な弱点がありましたが、ナショナル機は風力が強く、送風方向が上下左右に万遍なくコントロールされていて、高低での温度差が最小限に抑えられています。更にサーキュレーターを併用すれば、完全に上下の室内温度を均質化することが可能です。注:自宅ではL字型の6畳間側も暖めるため、エアコンと同時に空気清浄機2台とサーキュレーター1台を併用。これで快適感や保温範囲は抜群にアップしますが、部屋の容積が大きいためエアコンの動作が通常時より多くなる元凶になっているみたいです。

また、ナショナルエアコンは換気と空気清浄機の能力の高さも特筆物。従来使っていたオイルヒーターは燃焼系暖房と異なり空気を汚さないのがメリットですが、換気能力については当然ありません。小窓を開ければ済むのですが、自宅は室外の騒音が酷く昼間は小窓を開けたくないこともしばしば。無風状態になると小窓を開ける程度ではあんまり効果ありませんし。こんな場合、オイルヒーターでもけっこう空気の汚れを感じますし、灯油や備え付けのガスヒーターは頭が痛くなるのでそもそも個人的に使用不可能。
Panasonic CS-28RDXでは換気と酸素/マイナスイオン供給能力があり、特に換気については暖房時の送風量が夏場より大きい分、冷房使用時よりも効果的な感じです。更に、空気清浄機としての能力が非常に高く、単体の空気清浄機2台併用より集塵脱臭効果も明らかに上。空気清浄フィルター自体は単体機より小さめですが、絶対風量が大きいので、料理の後のニオイとか、あっという間に吸ってくれます。部屋を密閉していても全く空気の汚れを感じませんし爽やかそのもの。この換気/空気清浄能力は気密性の高い部屋には必須ですね。快適感がまるで違います。

エアコン暖房使用時には加湿器も併用しています。オイルヒーター使用時にはあまり加湿器の必要は感じなかったのですが、エアコンの場合はもろに空気が乾燥しますので加湿器は必須。ちなみに良くある加熱/気化式ではなく、超音波式のCCP加湿器を使っています。

これも動作音が多少しますすので超音波聞こえる人はアウトかも。…んなヤツいないって。普通に可聴帯域の動作音が結構あります。(注:オーディオ用途のソルボセインシートを敷くとかなり静かになります。) ただ、内蔵ヒーターで加熱しない分消費電力が最大17Wと小さいのと、気化式よりミストが細かい気がします。

CCPのKN-05UAPでは、従来の超音波式の問題点だった内部のぬめり/雑菌の発生が無く、ペットボトルも頻繁に交換出来ますし、付属のセラミックボールが効いているみたいで常に清潔な加湿が可能です。標準は500mlのペットボトル仕様。これだと直ぐに水が無くなりますが2Lのペットボトルを使えば全開でほぼ丸一日持ちますので大丈夫。
但し同じCCPでも縦型のモデルには大きなペットボトルは使えませんので要注意。無駄に大きな加湿器は加湿量を十分絞れず部屋が湿気って大変ですが、CCP製の現行モデルではミスト量をかなり小さく絞れますし、ボリューム全開でもエアコン併用時40%~50%台の湿度を保てますので程良い感じです。
(本来の用途である6畳間など小部屋ではより湿度を上げられます。)

以上、新型エアコン購入後、気付いた範囲をレポートしてみました。上記の室内外温度、湿度の数値に関してはCS-28RDXのリモコン表示温度を参考にしています。

とにかく最近のエアコンは凄い。空気はきれいにするし健康にも良い。熱効率が劇的に改善し24時間365日使っても消費電力はごく僅か。灯油が最近高いとか、一酸化炭素中毒になりそうとか、古い燃費の悪い機種で我慢している場合じゃないです。エアコンと(あとは冷蔵庫)はさっさと買い換えが吉。投資額なんてランニングコストの差で直ぐに回収できますからd(^_-)

CS-28RDXと同じ機能を持った兄弟機種は以下になります。
CS-22RDX CS-25RDX CS-36RDX
CS-40RDX CS-50RDX CS-63RDX

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