第5世代 新型iPad mini(実質iPad mini5)が届いたのでiPad mini 4との違いをレビュー【カメラ画質編】

【第5世代iPad mini(無印)が届いたのでiPad mini4との違いをレビュー】
序章基本性能&音質|カメラ画質|クリアケース保護フィルム

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デジタルカメラとして、内蔵カメラの画質が素晴らしい♪

今回購入した新型iPad miniで、実は全く期待していなかったのがデジタルカメラとしての画質です。先代iPad mini4は800万画素でしたが、今回の新型iPad miniは画素数据え置きで800万画素のまま。カメラレンズの位置が微妙にずれた以外には、レンズ構成やf値もF2.4/5枚構成とスペックには何も変わりが無く、カメラは変わらずそのまま半端な画質なのね…とついつい思ってしまいがちです。

新型iPad miniカメラレンズ

とは云いつつも、デジカメの性能は画素では決まらないと云うのはカメラマニアの常識でもあり、ブログネタの提供もあってここは実際に同一条件で撮り比べてみることに。。。あんまり深く考えずに目の前のフィギュアをモデルに撮ってみると…・・あらあらびっくり(゜ワ゜) 百聞は一見に如かずとのことで、同一条件で取った作例をご覧に入れます。撮影は同一条件(晴れた昼間、南側書斎、NEC白色LED照明下)iPhone7/iPad mini4/新型iPad miniの撮影設定はオートで何も弄っていません。レタッチ/縮小無しの「撮って出し」です。※画像をクリックして別ページで開く事で原寸大の低圧縮画像が閲覧出来ます。特にスマートフォン版とタブレット版は記事の縮小サムネイル画質をかなり落としてあるのでご了承くださいませ。

iPad mini4 800万画素 f/2.4

iPad mini 4 (6)

iPhone7 1200万画素 f/1.8

iPhone7 (4)

新型iPad mini 800万画素 f/2.4

iPad mini (11)

原寸大ページを開いて比較すると良く判ると思いますが、iPad mini4(2015年)⇒iPhone7(2016年)⇒新型iPad mini(2019年)と画質が向上しています。特に今回の新型iPad mini(無印)の画質向上は目覚ましく、黒の階調やディテールのテクスチャが改善され、同じf/2.4レンズとは思えないくらい明るい印象になりました。iPhone7はスペック上f1.8/1200万画素もあるのですが、絵的にはiPad mini4の延長線上にあり、コントラストが強めで黒が潰れ、ノイズリダクション(NR)が効き過ぎて甘くのっぺりとした印象になり、全体的にも沈んで黄ばんだ冴えない画になりがちです。対して新型iPad miniはiPad mini4と同じf2.4/800万画素にもかかわらず、白いテーブルの模様等の細部が詳細になり、実際の見た目により近く、フィギュアの髪やPC本体の黒の階調が出ています。等倍に拡大して覧るとノイズそのものは多いのですが、即ちNRが控えめになっている為にやっとまともに空気感が出るようになりました。

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ここまで違うと、最早iPad mini4比では800万画素F2.4とスペック上同じでも、実際には劇的な画質向上と云えそう。iPhone7比では劇的な画質向上とまでは敢えて書きませんけれど、映像処理がより洗練された結果として実用性能が向上し、レンズの明るさや画素数の差をひっくり返して明確にワンランク上の画質になっている印象です。

CMOSの画が苦手な”AUDIO STYLE”管理人の場合、普段のブログ製作では最後のCCD採用コンパクトデジタルカメラCanon PowerShot S200を主に使用していて、PowerShot S200に比べると手持ちのiPhone7とiPad mini4のカメラ画質はこれまで正直使いものならないクオリティだと考えていました。しかし新型iPad miniの背面メインカメラの場合、とりあえずPowerShot S200のサブ機として、Web制作用途でも十分に使えそうな画質。たまたま綺麗に撮れたのかと思い、新型iPad miniで再度撮り直してみましたが結果は一緒でした。

新型iPad miniのメインカメラの画素数は、先代iPad mini4と変わらずの800万画素でレンズも5枚構成 f/2.4です。それにもかかわらずこれだけ大幅に画質が向上していますので、裏面照射型CMOSセンサーの性能なり、映像エンジンの出来が相当に向上しているのではと思われます。過度に青味の強い(色温度が高い)Canon S200に比べ、色温度が1000ケルビン位は低いiPhone/iPad miniですが、これくらいの画を出してくれるのでしたらレタッチにも耐えそうですし、これからブログ撮影でも新型iPad miniを積極的に使っても良いかなと。

Canon PowerShot S200 1010万画素 35mm F2.8

Canon PowerShot S200

ちなみに同時に撮影したCanon PowerShot S200の画質(レタッチ無し)ではこんな感じです。全く同じ光源でもこれだけ青いのはCanonのDIGIC5による画作りの影響。ISO感度が無駄に上がっているであろうiPad miniと違い、手持ち1/8秒 ISO80で普通に撮れますので、さすがにディテールやCCD特有の空気感などはまだまだ遥かに格上です。原寸大で比較してしまうと性能差がモロバレなのですけれど、それでも新型iPad miniのデジカメ画質はウェブ製作用に縮小して使うことを考えれば許せるレベルになって来たなと感じます。まぁじっくり見比べてしまうと発色の良さがかなり違いますし、ぱっと見綺麗なiPad miniと比べて、Canonのよくよく練り込まれた質感表現や空気感、光へのバランス感覚などは、1/1.7CCDの安価なデジカメ相手ですらも、まだまだ超えられない壁がある事に気づかされてしまいますけれども…。

ちなみに書斎の現実の色温度については正に純白の空間という感じで、Canon S200ほど青くないし、iPhone/iPadほど黄色くもないのですが、iPadやiPhoneのRetinaディスプレイ含めて、巷の液晶モニターの標準画質は異様に色温度が高い(青味を帯びている)ですので、端末やモニタの標準画質設定そのままで覧た場合は±でAppleの色の方が実際の色に近くなるかも知れません。(管理人は普段、iPhone/iPad mini/EIZOのトリプルディスプレイ液晶モニタ共に、色温度をかなり下げた環境でWEB製作をしています。)

新型iPad mini 800万画素 f/2.4 レタッチ済

新型iPad mini(無印)の上の撮って出しを見た目の印象に近くなるよう、EIZOのsRGBカラーモードと無料レタッチソフトのPhotoScapeで、少しばかりレタッチしてみると↓こんな感じでしょうか。。。カリカリ気味ですが、ぱっと見の鮮明さが際立ちます。(実際はもうちょいフィギュアの肌色が濃いのですが、そに子に色を合わせると周りの色がくすんで変になるので…。)

iPad mini (111)

Canon PowerShot S200 1010万画素 35mm F2.8 レタッチ済

同じやり方で前出のCanon PowerShot S200も、いつもの感じで見た目に近くレタッチすると↓こんな感じ。さすがにS/Nが良く質感が滑らかでしっとりしていて、黒猫もそに子も何か言いだけです。 色温度の調整以外は殆どレタッチしなくても良いのがS200の良いところですね。何年か前にNikon coolpix P300から乗り換えたのですが、Canon機になってからこの点はとても楽になりました。

Canon PowerShot S200 レタッチ済

追記:一眼カメラとの比較例 FUJIFILM X-A5 + XF35mmF1.4R 2424万画素 F8.0

FUJIFILM X-A5 xf35mmf14 すーぱーそに子 黒猫

撮影時期が異なっていて申し訳ないのですが、この後、ブログ製作用に使うカメラがミラーレス一眼カメラになりましたので、夜間室内LEDシーリング光で近い条件での作例を紹介しておきます。カメラはFUJIFILM X-A5 SONY製APS-Cセンサー搭載。レンズは同じくFUJIFILMのXF35mmF1.4R。リサイズのみでレタッチ・トリミング無しの撮って出し。絞りF8.0 ISO3200。コンデジで同様に感度ISO3200で撮影した場合には大概ノイズだらけになります。

なるべく前回と同じになるよう頑張って寄せたところ、思ったよりコンデジとの違いが出なくてあれっ?て感じかも。とは云え立体感や質感の次元が違うのがお判りいただけるでしょうか。ちなみに一眼の場合、より開放側でボケを活かしたり、コントラストの大きな自然光下になると表現力が劇的に向上します。

FUJIFILM X-A5 xf35mmf14 すーぱーそに子 黒猫

フロントカメラの画質について

尚、前面のカメラについても、iPad mini 4の120万画素から、新型iPad miniでは700万画素に大幅な性能向上を果たしていますが、あくまでパンフォーカスのf/2.2ピンホールレンズですので画質はこの程度でした。

iPad mini 4 フロントカメラ 120万画素 f/2.2

iPad mini 4フロント (2)

新型iPad mini フロントカメラ 700万画素 f/2.2

iPad miniフロント (8)

ザラザラボケ画質が、ピンボケボケ画質になった感じでしょうか(滝汗)。モデルさんが近すぎてパンフォーカスが合いませんでした。前面カメラのクオリティは画素数アップ以前の問題でして、いずれにしても想像以上に酷いです\(^o^;)/

~まとめ~

新型iPad miniのカメラ画質はiPad mini4に比べて大きく向上しました。純粋なデジタルカメラとして比べる場合には、細かいことを云うとまだ色々と微妙な点もあるのですが、少なくともウェブに上げる縮小画像を前提にした場合、ぱっと見で明るく抜けの良い細部が詳細に見える画を出してくれるようになりましたので、実用性の面で大きく向上したように感じます。iPad miniそのものはカメラとしては大きすぎて色々扱いにくいのはあるのですが、この感じですとたぶんきっとiPhone8或いはiPhoneX以降の製品のカメラ画質も、映像処理の部分でかなり良くなっていることが想像出来ますので、2年縛りが解ける秋にiPhone7から機種変(あくまで予定)するときには、また撮り比べてみたいなと。

それと今回撮影に協力してくれたモデルさんは五更瑠璃さんとすーぱーそに子さんの二人でした。聖天使神猫もとい五更瑠璃さんが座っているのは往年のCarl Zeiss Triotar Tルーペですw 皆さんもご自宅でサービスをお受けになりたい場合は召喚すると幸せになれるかも知れません♪※一応断っておきますが紹介のフィギュアは全年齢扱いです。

今回は主にAppleの新型iPad miniのカメラ画質にフォーカスを当てた購入レビューでした。次回は新型iPad miniのソフトクリアケースと、液晶保護用強化ガラスフィルムの是非、貼り付けのコツについて、実際に購入した上でのレビューになります。

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