今回は先日取り付けた車のT10 LEDポジションランプ(ウェッジ球) PHILIPS X-treme Ultinon 6000K 130lmについてです。管理人がLEDランプを使い出したのは先代車の頃からですので、既に10年以上も前から使える所にはLEDを色々と試してきたのですが、当時の製品に比べると今のLEDは随分と明るくなり、またブランドに拘らなければお値段も非常に安価になりました。
今のシトロエンC4のポジションランプについては、これまで使っていたものは2011年に購入したLED T10 3chip 5連SMDの中国製バルク品で、当時の購入価格は出始めでペア2200円。明るさは80ルーメン~90ルーメン程度と思われますが、当時はスペックが明記されていなかった割と怪しげなもので、今では同等品が非常に安価に出回っています。
これまでは中華製の激安LED T10 3chip 5連SMDを使っていました
それでもT10 3chip 5連SMDは、それ以前に使っていた初期の国産品(大日向)に比べればかなり明るく、色味も純白色でした。とは言うものの、昼間にポジションランプを点灯した場合、やはり数十ルーメン程度ではやや暗く感じます。また細い針金状の導通部の接触が非常に甘く、震動でリード線がズレるのか、時たま点灯しなくなる問題が頻発していて、どうしたものかな~とは思っていました。
もし不点灯になってしまった場合、リード線を-ドライバーの先で少し起こしてから再取り付けをすればまた元通り使えるのですけれど、作りが悪く忘れた頃にまた接触が悪くなるので、T10規格のランプがあちこちに使われているC4では、数ヶ月に一回、車体のどこかでLEDが接触不良を起こしてしまい、少々管理が面倒な印象がありました。あと、正体不明の中華LEDを使うのって、ほんのりと気分的に落ち着かないってのもあったりして、積極的におすすめしかねる品質ではあります。。。
欧州車のLEDバルブとハロゲンバルブには、伝統と技術力のPHILIPSがおすすめです♪
そこで暫く前からオートバックスの店頭で目を付けていたのが、オランダPHILIPSのLEDポジションランプX-treme Ultinonシリーズ。その中でも最も輝度が明るいのが130lmの127016000KX2 / 127016500KX2です。なぜPHILIPSなのかというと、録音とオーディオでお世話になっている上に、ここは輸入車だからというのもありますが、シトロエンC4乗りになってからは、ウィンカーランプ(S25(PY21W)ピン角違い)と、ヘッドライトのH7/H1ハロゲンランプに長年PHILIPSのCrystalVision/クリスタルヴィジョンを使い続けていて、なるべく他のランプ類もPHILIPS製で統一出来ればと考えていたからです。
管理人の購入履歴を見たところ2009年、2012年、2016年にPHILIPS CrystalVision/クリスタルヴィジョンを購入しています。※高輝度バルブですので3~4年で片側が切れてる計算ですね。実はこの間にいくつか国産メーカーの白色ハロゲンランプにも浮気しているのですが、色味と明るさの問題で我慢できず、直ぐにCrystalVisionに戻しています。高効率ハロゲンランプの4300K~4500Kあたりは、ドレスアップ目当ての白さと、実際の視界の明るさのバランスが丁度良い塩梅に取れる妥協点で、これ以上色温度が高い(5000Kなど)場合、ドライバー側からの視界が冴えず、雨天の視界などは凶悪なまでに悪化しますし、4000Kまで下がると今度は見た目の白さが冴えず電球色っぽくなってしまい、わざわざ非純正の高効率ハロゲンランプでドレスアップする意義が失われてしまいます。ただ、2016年に購入したCrystalVisionは、個体差なのか2009と2012年に購入したものよりも少々色温度が低くなっていて、僕の好みよりもやや電球色寄りになってしまった印象です。その後、いつのまにかパッケージデザインが変わりましたし、次回購入時には、またどうなっているかは分かりませんけれども。
S25(PY21W)ウィンカーランプにも長年PHILIPS プレミアムヴィジョンを使っていますが、C4の新車装着のものは実はヘッドライトもウィンカーバルブもドイツのOSRAM(オスラム)製で、アンバー色のコーティングが経年劣化で徐々に剥げるものでした(^^;)。数年前にウィンカーもLED化しようとしたところハイフラしてしまい、配線加工が必要で断念していましたが、最近はハイフラ防止機能内蔵タイプも出回っているようです。
PHILIPS(フィリップス) X-treme Ultinon T10 6000K 130lm 実車レビュー
トップのリングが青くてそれだけで格好良いのはありますが、正直、2018年にT10ウェッジ球のポジションランプが5000円近いお値段(オートバックス店頭特価)というのは他社製品と比較してもダントツでお高く、高級LEDランプと言っても差し支えないと思います。で、それだけの価値があるのか?と問われたら、僕自身はあると思います。
肝心のリード線周りも固くて作りが良く、無印中華LEDのように震動で接触不良を起こす確率は低そう。問題は「国産車専用」と書かれているところ。見た感じ全長が少し長いため、オートバックスでシトロエンC4のウェッジポジションで使えないか訊ねてみたのですが、その場でメーカーに問い合わせた結果・・・使える使えない以前に、あくまで国産車専用品ですので御回答いたしかねますとの公式回答でした(苦笑) ただこれはあくまで汎用T10規格ですので、輸入車で使えないことは規格的にありえないとは思いますが、そこはまぁ自己責任になってしまうという事の様です。
X-treme Ultinon T10 130lmには(画像左)6500Kと(画像右)6000Kの2種類がありますが、色味の違いはこんな感じです。ドレスアップ的には仄かに青みがかった6500Kの方が洗練されていて綺麗だと思いますが、4300KのCrystalVisionとのバランスを考えて、ここは敢えて純白の6000Kタイプを選択しました。明るさと360℃拡散性はオートバックス店頭のT10LED球のデモの中でもダントツの高性能です。
全長のクリアランスの面で若干少し心配でしたが、実測は全長30mmで無印中華5連SMDの28mmと大差なく、シトロエンC4でも全く題無く装着できました。ブルーのリング部分で縦長に見えたのですが、ほぼ錯覚だったみたいです。
明るさはこんな感じです。向かって左側がPHILIPS X-treme Ultinon T10 6000K 130lmで、画像だと大差なく見えますが、右の中華製T10ウェッジ3チップ5連SMDに比べて、実際の見た目では1.5倍くらい明るくなった印象です。360℃の拡散性に優れているのがヘッドライトリフレクター内の反射量の差でも判ると思います。
また、↓の昼間に点灯した場合でも、ヘッドライトのCrystalVisionやアンバー色ウィンカーの明るさにも負けていません。従来は夜間はともかく、雨天や夕方など、早めにポジションランプを点灯した際に、自車を外から見ていて睫毛が暗いなぁ~と微妙な気持ちになったのですけれども、X-treme Ultinon T10 130lmでしたら真っ昼間でも十分に明るく、これなら十分にポジションランプとしての存在感を主張してくれます。
管理人は欧州にならい、安全のために車のポジションランプ/ヘッドライトを薄暮や曇天/雨天でも積極的に使うようにしていますので、前から見てC4の睫毛っぽいLEDがはっきりと明るいのは気分的にとっても良いのでしたd(^_-) 中華製の「爆光」と比べてどうなのかはさておき、明るさのバランス的にはX-treme Ultinon T10の130lm程度が品位を失わず丁度良いような印象です。
まとめ♪ テールランプについての追記
ポジションランプ交換で気をよくしつつつ、念の為に他のLEDランプを確認してみると、右リアの赤いテールポジションランプが消えていました(@_@;)。※画像の赤く光っている上側部分のランプです。
中身は2013年に入れた無印中華製のLED T10 9連SMDで5050チップを採用したもの。これもLEDですのでそうそう切れないだろうとテールライトのユニットを外してみたところ、案の定また単純な接触不良です(n回目)。理由は前述のリード線の噛み合わせが震動で甘くなってしまうことが原因です。この手の高輝度LEDウェッジ球もPHILIPS製があれば乗り換えるのですけれども、なかなか丁度良いのがなかったり。↑の画像は調整後の点灯状態。ブレーキランプやテールランプに使うLEDの場合、レンズカバーが赤い場合でも、白色よりもLEDそのものが赤いタイプを使う方がより明るく見えるんだそうです。