ネマニャ・ラドゥロヴィチとロール・ファヴル-カーン デュオリサイタル

radulovic_nemanja01先日放送された、セルビアのヴァイオリニストNemanja Radulovicとフランスの女流ピアニストLaure Favre-Kahn、美女とイケメン?のデュオリサイタルのお話です。敢えてイケメン?なのは四捨五入したら本当はネマニャはイケメン違うだろ!と微妙に突っ込みを入れたくなるから…。 ライオンパーマな髪型で個性的なオサレ系アーティストではあるけれども~(棒)。ラドゥロヴィチはセルビア人で85年生まれですから、収録時点で23~4才、ほんと新進気鋭という言葉がぴったり来る人。なんと日本にファンクラブまで出来ちゃってるらしい・・・。そういや子供時代はユーゴの内戦直中だったと思いますので、やっぱり色々思うところがあったりするのでしょうか。

アーティスト:Nemanja Radulovic
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ロール・ファヴル・カーン対してロール姐さん。管理人は彼女が無名の10代の頃から同世代としてフォローしてたぉw 当時から美人でした。そして巨○だった…。 な~んて冗談はともかく、昔の印象としては才能はあるけどかなり下手でしたので、まさかここまでのピアニストになってしまうとは思っていなかったのです。けれども、今では主にショパン弾きとしてCDもいくつかリリースしていて、フランスの人気若手女流ピアニストとして着実にキャリアを重ねているらしいです。

そんな感じで今はそれなりに上手?ですけれど、音楽的な表情付けの豊かさと、柔らかい丸みを帯びた音色は昔から変わってないな~なんて。

Transart *classic*
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技術を誇張するような演奏が苦手な方は是非Laure Favre-Kahnの緩急豊かで暖かみあるフランス風味の演奏を聴いてみて欲しいです。そういや管理人ってば6年前にオーディオアクセサリー117号、高音質サンプラーCDの話題でもちょっと彼女に触れてました。CDは廃盤などでなかなか手に入りにくいものも多いですけれど、Spotifyでも彼女が今までリリースしたアルバムが沢山聴けますので、ご興味がおありでしたらアクセスしてみて下さいませ♪

アーティスト:Laure Favre-Kahn
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前置きはこれくらいにして演奏です。

ネマニャ・ラドゥロヴィチの演奏は若々しく切れ味鋭いヴァイオリン。ある種ジュリアーノ・カルミニョーラ並に鋭いかも。フォルテになるとちょっとキツいな~と想う部分もありますが、それも若さか。使用楽器は1843年J.B.ヴィヨーム。比較的新しい時代のものを使ってるのね。。。ラドロヴィッチの溌剌とした演奏に対して、ロール・ファヴル-カーンの演奏は落ち着いた大人の女性のピアノ。ネマニャ1人だとともすると性急な印象に陥りそうになるところを、ロール・ファブル-カーンの伴奏が音楽的なバランスを維持しているような感じです。ロール姐のソロ演奏は音色がともするとアコースティックすぎるきらいがありますが、ネマニャと合わさることで演奏全体に爽快感が生まれて好印象♪

それにしてもこのネマニャ・ラドゥロヴィチ、弾いてる時の容姿が非常にとっぽいwオマエはのだめのキャラですか!?って感じ。自由闊達で表情豊か、まるで街角で演奏するロマのバイオリン弾きを観ているかのよう。顔が面白すぎるので視覚的に釣られてしまうのですけれど、音だけ聞いているとそこまで感情的な感じでは無くて、とてもシャープで洗練された今風の演奏なんですよね。観てると暑苦しいけれど、音そのものは爽やかにクールな兄ちゃんです。とりあえず今後のネマニャの活動には要注目かもです!

9月9日(金) 午前6時00分~6時57分
クラシック倶楽部 -ネマニャ・ラドゥロヴィチ バイオリン・リサイタル-
– ネマニャ・ラドゥロヴィチ バイオリン・リサイタル –
「バイオリン・ソナチネ 第1番 ニ長調 作品137 第1」
シューベルト作曲
「バイオリン・ソナチネ ト長調 作品100」ドボルザーク作曲
「バイオリン・ソナタ 第3番 ハ短調 作品45」グリーグ作曲
(バイオリン)ネマニャ・ラドゥロヴィチ
(ピアノ)ロール・ファヴル・カーン
~東京・武蔵野市民文化会館で収録~
<収録:2008年12月8日>
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