2011/6/17日のベストオブクラシックはアンドレア・グリミネルリ(グリミネッリ)”Andrea GRIMINELLI”フルート・リサイタルでした。グリミネッリはルチアーノ・パヴァロッティに見出されたというフルート奏者で、この人も同じイタリア人のピアニスト、ジャンルカ・カシオーリと競演したCDを出しています。昨日書いた庄司紗矢香さんもですが、ジャンルカ・カシオーリとのデュオでしたら一枚手元に置いておきたい一枚かも。
グリミネッリの透明感が高くポジティブで力のあるフルート。頭の上をスーッと突き抜けていく爽快感と洗練された現代的で明快な解釈、前向きで芯の強いフルートは、先日のデュフォー&ロジェのデュオ・リサイタルよりもわたしにはずっと聴き応えがありました。ただまぁ、良い意味で説得力はあるけれど、演奏が明確すぎて陰の部分が足りなすぎる気もする。。。←単になにかケチを付けないと気が済まないだけかもしれない?~゜゜(´▽`。)°゜。
アンドレア・グリミネルリ フルート・リサイタル
太字はBSクラシック倶楽部での放送分
・プーランク作曲 フルート・ソナタ
・ポップ作曲 リゴレットの主題による幻想曲
・モルラッキ作曲 ロッシーニの“エジプトのモーゼ”による幻想曲
・フランク作曲 バイオリン・ソナタ イ長調(フルート版)
・ビゼー作曲=ボルヌ編曲 カルメン幻想曲
・モンティ作曲 チャールダーシュ
・エンニオ・モリコーネ作曲 映画“ミッション”から ガブリエルのオーボエ
・リムスキー・コルサコフ作曲 くまばちは飛ぶ
アンドレア・グリミネルリ (fl) 相沢吏江子 (p)
・モーツァルト 弦楽四重奏曲 ニ長調 K.285から 第1楽章
フルート アンドレア・グリミネルリ ケラー四重奏団
※ケラー四重奏団員のメンバー
(バイオリン)アンドラーシュ・ケラー
(ビオラ)ガル・ゾルタン
(チェロ)ユディット・スザボ
ユニバーサルクラシック UCCD-1221
今回の伴奏を担当されていた相沢吏江子(りえこ)さんはニューヨーク在住の日本人ピアニスト。海外レーベルでCD出されてるんですね。ショスタコーヴィッチ&スクリャービンの24の前奏曲【HMV】ですが、噂によればGRIMINELLIけっこう内容が良いらしいので聴いてみたいかも。選曲のカップリングが通好みでなかなか素敵・・・。>>>【相沢吏江子 Amazon.co.jpで探す】FM放送の最後に紹介されていたモーツァルト・フルート四重奏曲集。ケラー四重奏団との競演です。これはFMを通してもなかなかの高音質。さすがDECCA。FMチューナー経由ですので保証はしないですけどね♪
2011/7/12追記:う~ん、、、ジャケットは詐欺?…。というのは冗談として、若い頃の写真だったのか。ごついオジサマに半端に長い今の髪型は似合ってませんよね。しかしいつものことですが、ハイビジョンのクラシック倶楽部とNHK-FMの音質が違いすぎます。どちらが良いのかはその時の収録内容に拠るのですが、FMはノイズと歪みだらけのアナログ伝送、NHK-BSプレミアムはノイズや歪みが殆ど無いとは云え高圧縮(推定256Kbps以下)のデジタル音源ですからねぇ。
グリミネッリについてはBSデジタルではクリアな反面、音が薄く大人しくなってしまい、肝心のカッチリした実在感が全くもって伝わりにくかったです。何故か今回は東京文化会館小ホールの空間情報がごっそり落ちてる。お陰様で見事につまんない。当日ライブで聴いた人はFMとBSのどちらが生に近いと感じるんでしょうか・・・。どうしようもないのでMARANTZ CDR630でCD-Rに焼き直し、ピュアオーディオグレードのCDプレーヤーで再生してみてもダメですねぇ・・・FMはエアチェック録音していなかったので残念。
コメント一覧 (2件)
ごぶさたしております。
だいぶ以前にコメントしたnu-maoです。
ブログを再開されたのですね。
二年前、フランスから帰ってきました。
ロジェのサティは昔、持っていました。
こちらもオーディオは停滞気味で、
「家具の音楽」どころか、オーディオが家具になっています(笑)。
こんばんは!こちらこそご無沙汰です。
ロジェのエントリを書いたとき、現役のピアニストでよりフランスのエスプリらしいピアノ弾きっていうと、いったい誰なのか?ちょっと考えてしまいました。エレーヌ・グリモーとか、ジャン・フィリップ・コラールとか・・・イマイチかも?
>オーディオが家具
オーディオは紛れもなく家具ですっ。 でも使わない壁の花になってしまうとしたら・・・何処かに不満があるのかも!?