オーディオへの投資金額と満足度の関係について

【オーディオの文化と教養と成金趣味】
投資額と満足度|ハイエンドその1ハイエンドその2成金趣味

Phile-webコミュニティをロムっていたところ、「オーディオの投資金額と音の満足度関係は比例する」と云った趣旨のエントリーがあって興味深く読んでしまいました。 あまり考えたことが無かったのですが、やはり「投資金額=満足度」というようなお客さんが特に高級オーディオ、ハイエンドオーディオのユーザーさんには沢山いらっしゃるのでしょうか?

QUAD99

かく云う貧乏性を地で行く管理人の場合、むしろ投資金額が上がるほどむしろ満足度が落ちるので、先のエントリーの方の御意見とはまるで正反対だったりします。むしろシステム金額が膨らむほど何かに負けた気がする。。。どうして投資金額に比例して満足度が下がるのかと云うと、僕の場合は、お金を払うことよりも「これだけの音のシステムをこんな少額で構築したよ?」って方により自分自身のアイデンティティを感じるからです。…これってプライドが低いのかな? 高額な有名ブランドオーディオ機器を所有することで生じるらしいステイタス感などにはあまり興味をそそられないと云いますか、凄いなぁと思いつつ、さっぱり他人事の世界です。

ついでに僕はすべからく他者と同じが嫌なタイプですので、他人が余り持ってない、簡単にはお金で買えないマイナーな製品を所有する方がより精神的に満たされます…( ̄▽ ̄;)。基本的に人と同じで安心するとか、その手の感覚は全く持ち合わせていないどころか、むしろ出来うる限り他者とは違う変わった趣味人でありたい。

投資金額に関しては、予てよりエントリークラス~ミドルクラス迄のバジェットHi-Fiオーディオを標榜している通り、コストパフォーマンス重視です。高いお金を出した結果として凄い音がするのはある意味当然のことですよね。けれど、投資金額が少ないのにハイエンドオーディオに匹敵する、あるいは凌駕する音を出せたら、その方が更にイケてることだと思いませんか?

そもそも、ピュアオーディオの世界は音質と金額に様々な例外が多く、現実はそう簡単に奇麗には比例しません。時折ハイエンド機器の素晴らしい音に出会って畏怖を覚えることもありますが、逆に、システム総額数百万円、下手すると壱千万円以上もするのにもかかわらず、ありえない謎の音がするハイエンドシステムもザラにあります。というか実際にはトホホ…なケースがむしろ多いです。ハイエンド製品のプライスタグはゴールドムンドのエントリーでも触れたとおり、必ずしも開発製造コスト、音質に割かれている訳ではありません。逆に云えば予算が少ないからといって必ずしもそれが悪い音に直結する訳ではなく、組み合わせやセッティング、各種アクセサリーの使いこなしなども含めて、投資額よりも、再生音への感覚的センスと試行錯誤の経験値、音楽そのものへの感受性と洞察力が相互作用して結果に結びつく趣味がオーディオなのだと思っています。

得られる音質、音楽表現力に対して支払った金額が少なく投資効果が大きい、要するにコストバリューに優れること以外にも、オーディオシステム選びにはそれ以上に管理人にとって大切なポイントがいくつかありますので、金額云々の他にも今回はそれらについても挙げてます。

Index

デザインや質感が魅力的なこと

オーディオ機器は部屋の中に置く調度品ですので、インテリアにそぐわないメカメカしい機械や野暮ったいデザインがあると、音が良くても個人的には余り良い気持ちはしません。管理人は西洋かぶれでインテリアは古き良き英国式スタイルで統一していますので、それらと相性の悪いデザインは必然的に選択の対象外。イギリスやフランスを中心に、欧州製のオーディオ機器を中心に取り上げるのもそこら辺が理由です。北欧系のアバンギャルドなモダンデザインも好きなのですが、あまり前衛的なものは我が家のインテリアの場合PCオーディオ周り以外では合わせにくいことも。

単純にスタイリッシュオーディオと云いましても、僕の中では古さと伝統を感じさせるデザイン、ハイエンドチックな高級感よりも、洋書とCDにレコードの沢山ある書斎の片隅が似合うような、ちょっとひなびてヤレた感じが好きなんです。ヨーロッパ製CDプレーヤーのガチャコとしたトレイの出方や、時代錯誤の変ちくりんなインジケーターに心を擽られたり、ペラペラの軽い筐体や、蓋を開けると中身がスカスカなのも、それはそれで良いものです~゜゜(´▽`。)°゜。

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とは云いましても、これらの安っぽさの中には何処か文化の薫りがすることが大切です。昔の国産ミニコンポのような軽薄感の漂う安っぽさではNGですし、見た目がこれなんの自作キット?みたいな玄人好みの無骨な製品とも少し違うんです。音質やモデファイを殊更強調しつつ、美的センスを感じない野暮な手作り感と、伝統文化の薫りがする安物感には雲泥の差があると思います。だって音質は音楽のため。音楽は美学。中小ガレージメーカーが主流を占めるオーディオ機器のデザインには、自ずと機器の作り手の音楽に対する美意識が反映される。結果、機器やスピーカーの意匠デザインと音作りの美的センスには、見えないけれども多大なる相関性があると個人的には思っています。

シンプルな構成と配線

管理人は本来、Aura Noteのような一体型のオーディオシステムが好きです。こういった一体型システムは、今のところVictor EX-A5のみしか所有していないですけれども。プレーヤーやアンプがセパレート化して、更に各種ケーブルが必要で・・・と云うピュアオーディオ・コンポーネントの構造は、音楽を楽しむためには本来不必要で遠回りな機械マニア的欲求であり、好き好んで色々と試行錯誤を重ねつつも、本質的には馬鹿げていると何処かで感じているのも事実です。ただ、マーケティング上の商業的必要性からすると商品の細分化は必要ですし、趣味性、趣味の不確定要素、問題点を芋づる式に増やしてマニアを泥沼化させ、次々とオーディオ機器の開発と周辺アクセサリの需要を煽るためには、多筐体化、セパレート化がどうしても必要になるのかなと…( ̄▽ ̄;)。

沢山のオーディオ機材を並べたり、そこら中にとぐろを巻いたケーブルを見せびらかすのが音楽の本質から如何に縁遠いことかと考えると頭が痛くなりますけれども、オーディオと云う趣味はそういった自己矛盾や同族嫌悪を抱えつつ、確信犯でデムパを垂れ流すのが世界中のマニアのアイデンティティみたいなものですので、その辺は大人の対応で愉しみつつ、あんまりムキになって虐めないでくださいませ・・・(苦笑)

構成の単純化と云う視点で、管理人は今まで(L/R 2chの)ピュアオーディオにこだわり、プリメインアンプ→セパレートアンプと云った多筐体化や、マルチチャンネルAVアンプ中心のサラウンドシステム化は敬遠してきました。しかしながらスマートフォンとDAPネットワークオーディオ及びデジタル音楽配信等々の普及に伴い、管理人もぼちぼちPCオーディオへ首を突っ込み始める以上、従来のスピーカープリメイン/デジタルアンプDACCDトランスポート構成からの、特にデジタル送り出し機器(デジタルトランスポート)側の多様化に拠る細かなセパレート構成化は今後は避けられそうにないです・・・orz

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ただ、各種オーディオケーブルに関しては最短距離で揃えるのが基本的なポリシー。海外では50cm or 6ftの長さのRCAピンケーブルやデジタルケーブルが普通に販売されているのに、日本で作られるケーブルや輸入されるケーブルはアホみたいに1m~って決められていますが、これは何故しょうか?技術的にも配線は物理的ストレスの掛からない範囲で最短距離にすることが望ましいわけですから、大は小を兼ねる、長は短を兼ねるみたいな変なところでビンボ~臭い発想は、ピュアオーディオの世界ではいい加減止めていただきたいものです。箱庭オーディオでの最少スペースセッティングの場合、スピーカーケーブルも片側60~75cmもあれば大抵は足りると思いますので、切り売りのケーブルも1mではなく10センチ単位で販売して欲しい。スピーカーケーブルを120cmで買おうとするお前こそが、何よりビンボ~臭いんじゃないのか?って話ではありますけれども…( ³△³ ).。o

DENSEN B110これは内部回路にも云えることで、ゴテゴテと部品を詰め込んだ物量投入機よりも、海外製品に良くある考え抜いた最小限の部品点数を、左右ディスクリートで奇麗に構成したシンプル且つ美しい回路が好きです。スカスカ上等!です。ついでに回路が配線の引き回しで小汚いのは論外。こんな事を書きながら回路図の意味は殆ど理解できない素人ではありますけれども、信号経路に介在する部品が増えると、ソースに記録されている音楽が本来持つ表現やディテールの精神性がスポイルされて、ギトギト味付け色付け加工された加工食品を食べているような気分になってしまうのです。

システムがコンパクトであること

戦車みたいなオーディオ機器を一体どうしろというのでしょう?←所有者さんにケンカ売ってんのかコノヤロウ♪ 日本人はうさぎ小屋に住んでいて、道路も町もミニチュアみたいな世界に住んでいるくせに、何故かやたらとでかいオーディオ機器や、日常で殆ど使い道のないワゴン車やRVを欲しがります。コンプレックスの裏返しなのかコレは? 狭い住環境に一辺50cmも占有するオーディオ機器がいくつもあったら、部屋を圧迫して邪魔でしょうがと思うのですが、いやまぁ他人事ですので本人が邪魔じゃなければ別に良いんですけど。家族にどう思われてるかは知りませんが。。。勿論、一戸建且つ爆音で音楽が聴ける環境の人や、豪邸で可処分所得の大きい皆さんには関係ない話ですので気にしないで下さい♪

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とは云え、少なくとも音楽を聴くという行為の本質を突き詰めると、前後左右に音を遮る物が何もない、出来るだけ広い空間から音が出てくるのが理想の筈です。と云うか私の理想です。オーディオ機器はこの場合、生活スペースの制約を鑑みれば、小さければ小さいほど合理的。だからといって全部音楽データはHDDに放り込んだよスペースファクター無限大(はぁと)とか云われると、音楽文化的な意味での潤いが無さ過ぎると思うし、CDコレクターを長年やってきて後戻りできない私の保守的な思想が、作り笑いをしつつ内心むくむくと不快感をあらわにしますけれどw

オーディオ機器本位ではなく、再生音楽のリスニング空間として捉えた場合、視覚的に邪魔にならない、目に入ってもさり気なく美しい小さなオーディオ機器と、家具として見目麗しく、音響上は点音源に近い小さなスピーカーから、スピーカーや装置の位置を感じさせず、まるで部屋全体が音場となってコンサートホールのように鳴ってくれるのが、一番自然で音楽的な再生方法ではないでしょうか?(注:主に生演奏が基準となるクラシック音楽再生の話です。) 本当のところ、高い天井の隅に吊された小型スピーカーから、屋内を反響しつつどこからともなく流れてくる音が一番感覚的に心地よい良い音だったりしますけど、そんなことは100年前から気付いてますけど、それを認めちゃったらピュアオーディオマニア的には負けかなって思ってる…。。

とまぁ、方向性としては大体こんな感じの価値観で、このブログでは箱庭的ピュアオーディオなる世界を構築しております。個々のケースでは奮発してハイエンドブランドの製品を手に入れてみたり、変に複雑な機器構成にしてみたり、一部のケーブルが最短距離じゃなかったり、どうみても見目麗しくなかったりする箱を持っていたり、前述した理想通りには必ずしも出来ていないのが現状ですが、

オーディオ機器の本来の存在意義は、装置の在り方云々以上に、あくまで音楽を聴くことが目的の筈です。

頭の中にある理想の音のイメージと音楽性に所有機器の音質を近づけるためには、色々紆余曲折があったり、買い物やセッティングが理想通りに行かない事も多々ありますけれども、それも含めて趣味の楽しみということで、皆さんも年月を費やしつつ、ゆっくりまったりオーディオ界隈を楽しんでくれたらそれが一番と思うのでした~゜゜(´▽`。)°゜。

【オーディオの文化と教養と成金趣味】
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コメント一覧 (35件)

  • うちの専門だと限界効用の最大化という至上命題があります。
    ビールを一杯飲むとウマい。ではビールを飲み続けると無限に幸せか? そうはならない。ビールの二杯目は一杯目ほど快くはないからだ。かくて効用は漸減していく。
    我々の仕事は社会全体の需要を把握しその効用を最大にすることである、と。
    ちょい話が違う気もしますが、人の満足度というのは初期に大きく、段々逓減するものと思っています。1m百円のスピーカーケーブルと千円のケーブルなら自分にも聞き分けられますが、千円と一万円の区別は自分にはつきませんし。まあ、果てがないという点ではphile-webの方に同意ですが。

  • デザインについては自分は逆かもしれません。審美的なデザインはあまり好まず、機能を突き詰めていった結果ある種の凄味を備えた、そういうものが好きです。軍事マニア的な要素が強いのかもしれません。このへんがラステームなんかについて管理人様と意見が分かれるところですね。性根がブリテンにあるせいかもしれません。
    http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%94%BB%E5%83%8F:14_Buccaneer_landing_on_Eagle_Mediterranean_Jan1970.jpg
    http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/2/2d/Lightning.inflight.arp.750pix.jpg
    http://military.sakura.ne.jp/aircraft/2_victor.htm
    http://military.sakura.ne.jp/aircraft/2_vulcan.htm

  • セパレートか一体型かというのは永遠の課題だと思います。ご指摘の通り、ケーブル(ケーブルそのものというより、自分はそれに伴う接点とカップリングコンデンサの存在がイヤですが)配線を繰り返し、箱をいちいち作るのもナニですが、例えば自分の場合リモコンとセレクタを確保したままアンプの性能を引き上げていけるわけですし、プリメインアンプなら部屋を揺るがすだけのエネルギーが勝手気ままに変動するパワーアンプと繊細なプリ・MCアンプが共存したり、CDプレーヤーならノイズと振動を撒き散らすモーターとデジタル部とアナログ部が共存するのも若干居心地悪くあります。実際無線機なんか電源独立しているものも多いですし、今日読んでいたバーブラウンが出しているPCM1704の高音質化テクニックでは、PCM1704のデジタル電源のノイズをアナログ電源に回り込ませない工夫などが紹介されていましたし。

  • サイズについては同感です。空間を確保することで音質が稼げるのならそれが好ましいですが、そうでなければ小さいものを作ってもらっていいと思います。思うに小さいと安くなくちゃというイメージがあるんでしょうかね?

  • ◆スピーカーケーブルについて
    >人の満足度というのは初期に大きく、段々逓減するものと思っています。
    物欲は期待値と妄想が支配的ですから、手に入れることでその想像と期待から段々と現実へ引き戻されるって感じでしょうか。
    >1m百円のスピーカーケーブルと千円のケーブルなら自分にも聞き分けられますが、千円と一万円の区別は自分にはつきませんし。
    これは単純に経験値かなぁ。ピュアオーディオのスピーカーケーブルの場合、1m100円と1000円の違いより、1000円と1万円の違いの方がむしろ聴感上大きいと思います。(もちろん例外はあります)。一般的に100円と1000円では所詮工夫された導体構造の製品は販売されていません。数百円クラスのケーブルの違いは、単一メーカーで比較すると多くの場合、構造と被覆は共通したシンプルなモノで、導体の直系が異なる+α程度です。ですから同一メーカー製品では多少バランスが異なる程度であり、全く素材の異なる他メーカー製品を比較した場合に初めて音質傾向が違うことが体感できる感じです。よって、概ね2000円以下クラスまではメーカー毎に音が違うけれど、気に入った音調のケーブルが見つかったら、次に導体の太さでシステム毎に一番しっくり来るバランスのものを選ぶ感じです。この範囲の場合、価格は概ね導体の太さであって厳密には音質の品位ではないです。

  • で、m1万円というか、まぁ数千円クラス以上のハイエンドケーブルの場合ですが、見た目も太く導体やシールド構造が複雑な物が多くなりますが、こういったケーブルはメーカー側もわざと何らかの音質的キャラクターを強烈に付加してきます。それが良いか悪いかは別にして、強烈にケーブルによる音色の変質を感じさせないとユーザーを納得させられません。素直にソースの音を出すという意味合いでは数百円のケーブルで十分達成していますし、素材の違いから来るメーカー別のキャラクタも低価格な製品でもそれなりに感じられます。ただ、高級ケーブルはそれ自体がものをいう変なバランスの音質の物が多い。音が良くなってるんじゃなくて、わざと音質悪くしているだろwみたいなものも沢山あります。
    ちなみに私はメインシステムでオランダSILTECHのスピーカーケーブルを使っています。これは店頭試聴で納得して導入したのですが、サブで取っ替え引っ替え使っている安物ケーブルの端切れ達とは全く次元の違う音で、シルテックのお陰でやっとピーキーな性格のウィンアコをまともに鳴らせるようになった感じです。
    https://www.audiostyle.net/archives/siltech_ft-12g3.html
    最近店頭で聴いてびっくりしたのが、ZonotoneのGrandio。
    http://www.triode.co.jp/zon/dmhc.html
    シルテックとは全然違いますが、華やかなキャラクターや輪郭強調で誤魔化さないナチュラル系で、真っ当な音場が整然と広がり凄い説得力があります。私の好みとは違う音傾向なのに、久々に自分は一体何やってるんだろう?と認めざるを得ない感じでした。

  • ◆デザインについて
    >ラステームなんかについて管理人様と意見が分かれるところですね。
    今更「様」とか言うな~w 上で書いている欧州製オーディオの文化の薫りやチープ感が好き云々はあくまで私の個人的な趣味です。他人に押しつけるような内容のモノではありません。デザインの方向性としてプロ用機器っぽさとか、軍用品っぽさとかそういうのも機能と合理性を追求した結果として勿論アリだと思います。要はそこに本当の意味での筋が通っているかという話で、たとえば、プロ用機器でもないのにそれっぽいデザインだったり、軍用品でもないのに無意味に軍用品もどきのデザインだったり、音楽が置いてきぼりで、何が言いたいのかチグハグでお金以外にポリシーが感じられないハイエンド機器の組み合わせだったり、そういうのが好きじゃないんです。同じ機種でも使い手の意識次第ですから、その辺りは紙一重なんですけど。。。なかたさんの場合、時計で考えると良く解るかも知れません。

  • 僕も安くていい音にこだわり思っています
    もちろん外見も重要ですよね♪
    ブログやっていると、色々批判受けたりするんですが、僕は、10万以下のスピーカーでいい音を出すがポリシーです
    真空管にはまったのも、もちろん音質もありますが、見ていて美しいというのがあります。
    それぞれの基準で楽しむのがオーディオじゃないかなぁって思っています

  • オーディオの世界って高齢化の波をもろにかぶってますよね。どのオーディオ雑誌みても批評は大先輩ばかり。そのオーディオ雑誌の紹介するオーディオ機器がまた高額なものばかり。パステルピアノさんが以前のブログでの庶民レベルの海外オーディオ機器の輸入関連の記事はもっともだと思います。そしてHDDにため込んでPC経由やミニコンポ、アイポッド等でお手軽に聴く若いひとが増えているという現実もある。海外の安価で洗練されたデザインで音楽的で高音質の機器が増えればもっと良い機器でで聴きたいと思う人は増えると思うし、日本のメーカーだって重戦車みたいな機器ばかりでなく、デザインにも少しは気にかけるはず。(DENONはCXシリーズで少し方向転換しかけてるかな?)別に日本のピュアオーディオ界がどうなろうと関知することでもないけれど、察するにこのままではどんどん縮小するのではないでしょうか?音楽はこれからも聴き続けられるものとして、それを再生する道具としてアイポッドの延長線上にパステルピアノさん推奨の箱庭的なピュアオーディオ機器があるというのは健全かと思います。結局、音楽を聴く道具であってそれ以上のものではないのですから。より安価でコンパクトで、デザインのいいほうが合理的で、それが音楽を楽しめる機器(が増えれば)であれば生活上も精神的にも満足できる今の私です。御免。

  • >antique000さん
    antique000さんみたいな柔和なブログでも批判を受けたりするんですね。。。10万円以下のスピーカーで良い音、同感です。スピーカーは大きさに比例して高くなりますが、ユニットやキャビネットの素材の質や作り、ネットワークの設計思想は、小さなサテライトスピーカーも、同じシリーズの大型スピーカーや数十万円のトールボーイスピーカーも大抵の場合同じ。だとしたらよりシンプルで点音源に近い小さなスピーカーの方が、再生理論としては理想に近いし、低域のボリュームは別として、家庭での小音量では高音質なのではと考えています。
    真空管の美しさには私も惹かれます。ただ、石のアンプと比べると経時変化で音質がどんどん変化してしまうので、取り組むには覚悟がいるなぁと。私も過去に何台か使っていますが、毎回手に負えなくなって放り出しています。やはり、自作できるくらいの知識を身に付けてからでないと真空管アンプと楽しく付き合うのは難しいかも知れません。
    ご紹介いただいたサンバレーの真空管DAコンバーターSV-192Sは良さそうですね♪
    http://www.kit-ya.jp/blog/index.php?eid=2280
    デザインについて自分で上で書いていることとあっさり矛盾してしまうのですが、業務用っぽい粗野さ以上に、意外な高級感とレトロな佇まいがあって欲しくなってしまいました。最終的にどんな外観に仕上がるのか楽しみです。

  • 矛盾してはいないと思いますよ。
    時計でも、軍に納入されてもいないのに特殊部隊の名前つけてみるメーカーとか、逆に正規に採用されているのに外観すごくショボいメーカーがあります。でも後者は使ってみるとすごくいい。
    今回のサンバレーなどは後者、内容優先で外観の意匠まで経験値が及ばない製品と考えていいのではないでしょうか?

  • >>モグさん
    今いる団塊の世代の評論家の皆さんも昔は若かったのですが、世代交代というか、新しい評論家がここ10年殆ど出てきてない感じがします。ちょっと出てきたと思ったら暫くして消えてしまったり。雑誌にしてもステレオサウンド、ステレオ、オーディオアクセサリー始めご指摘の通り団塊の世代がターゲットですし、一応初心者がターゲットのオーディオベーシックも含め、結局レビューする人がどの雑誌も同じメンツですから、誌面の内容が大差ないですし。。。
    これからの世界は若い世代からどんどん、インターネットでの情報共有、音楽配信の大容量化、デジタルトランスポートとしてのiPodとPCオーディオ、商品流通の国際化、英語を始め多言語を操れる人口の増加などで急激に変化していくと思います。そうなると、消費者の無知と情報格差を逆手に取った情報操作やぼったくり商売が出来なくなる、、、既にインターネット上を駆けめぐる情報によって、大先生とか雑誌の権威、一方的なイメージ広告の効力が怪しくなってきていますよね。。。今、日本の団塊の世代は若者と違って消費能力がありますから、旧来の手法でこの世代の人々を相手にビジネスが出来る最後のチャンスなのでしょう。その後はオーディオも含めて音楽を聴く趣味の形が大きく変化していくと思います。

  • >今回のサンバレーなどは後者、内容優先で外観の意匠まで経験値が及ばない製品と考えていいのではないでしょうか?
    Model2まではそんな感じでしたけど、SV-192Sのプロトタイプの外観は私の想像を超えるものでした。まさかキット屋がこんなものを作るとは。。。気合い入ってるんでしょうね。黒いダイヤルが少し安っぽいですけど、それ以外は全世界で売れるレベルの製品になりそう。

  • あのつまみ案外高いですよ。
    確かアルミとそう変わらないくらい。
    TA2020でアンプを作った時欲しかったけど断念した記憶があります。
    メーターもこだわってるし、安っぽいとは思わないです。
    逆にあそこをアルミや独自意匠にするとナグラの後追いとか言われる可能性があるのでは?

  • うーん、正直色々経験してきた口としては「価格帯による越えられない一線はある」というのも真実だと思います。実際、かなり散財し紆余曲折の末、今の状態まで来てしまいました。
    国産コンポも色々買いましたし、アクセやケーブルも色々買いました。しかし、悲しいかな違うものは違うのです。(まあ、中にはハズレもありましたが)デザインや外装や仕上げも、肝心の音も…その間幾多の衝撃的体感をしたことか・・。音は、聴かなければ判りません。
    目利きという言葉が有りまが、目利きに成る為には相当の修練が必要です、それと同じように耳利きという概念があっても良いのではと考えてしまいます。自分はまだまだですが…。
    自分の場合、満足感を得るために、結果的に投資してしまったと言う所が正直な所でしょうか。

  • あ、上の自分の満足感というのは、もちろん
    「あくまで音楽を聴くこと」ですよ。
    実際今まで聴いていたものが一体なんだったのだろうという位の衝撃を食らってしまうと、自我がぶっ飛んでしまいますね(危ない危ない)

  • >あのつまみ案外高いですよ。
    そ、そうだったのかっ! 自作しないので部品のコストとか全く不明なのでした。
    >価格帯による越えられない一線はある
    >悲しいかな違うものは違うのです
    おっしゃる通りなのですが、これをブログでハッキリ書いちゃうとどうやら叩かれるようです…。 というか、数年前に私がそう書いたことが発端でもろに炎上したことがあります。実際のところhiro-boさんの言われていることには同じ趣味の経験者同士として100%同意しますが、
    >>安くても価格の割に音が良いものがあるという話
    >>高級品なのに音質や中身がズタボロ…
    こんなお得感のある記事はネットでウケるんですけど、ハイエンド機器で音も良い(やっぱり越えられない壁がある)♪といったネタバレ話は、注意して書かないと恨まれるみたいです(^^; そこがネット情報の難しいところで、既存のプロメディアが高額品礼賛に偏る一方、ネット上ではそのアンチテーゼとして低価格礼賛、PC礼賛、そもそもオーディオ自体が悪でオカルトだから糾弾すべき!みたいな方向性が先鋭化しやすい傾向にあります。インターネット世論は実体験と責任無しに言葉だけで自己主張が可能な世界ですので、どうしても安易な批判へと傾きやすい。私はその中間の接点を探っているのですが、ネットは今のところ真実をそのまま、書きたいことが書ける自由な社会ではないみたいです。(ということで、hiro-boさんの今回のコメントみたいに、訪問者さんの形で真意を代弁してくれると大変助かります♪)

  • >これをブログでハッキリ書いちゃうと
    >どうやら叩かれるようです…。
    うーん…そうなんですか(汗。
    気をつけよう(汗。
    ちょっと気になったのですが、PCオーディオ=ローコストみたいな考え方がありますが、本気でやると凄いお金掛かります。安くてもそこそこの音は出ますが、本気で追求すると底なしですね。随分前から色々試行錯誤してますが、まあ幾ら注ぎ込んだか(汗。
    色々なノウハウが有りますが、ソコにお金が掛かるという…。ハイエンドになると外部DACやクロックとか色々必須になってしまいますしね(汗。きりが無いです。

  • CDコレクターの心理はわかります。
    私も、物置に600枚くらいのレコード盤を大事に保管しています。(再生装置もないのに、、、w)
    ただ、うちの現状では、CDのサイズでさえ、部屋を圧迫してしまいますので、全てPCに取り込んで、CD専用の「タンス」に隠してありますw
    まあ、うちは3世代で6人家族なので、PCが無ければ音楽を楽しむ空間は実現不可能です。
    PCは5台ほど有り、そのうち4台までがいつでも音楽再生可能な状態になってます。(測定用マシンがうち2台か?)まだまだデスクトップHiFiも道半ばですけどねぇ、、、w

  • >hiro-boさん
    PCオーディオと云っても、結局CDトランスポートの部分がパソコンに置き換わるだけですから、その意味ではピュアオーディオとアプローチは結局変わらないという事ですね。私の場合、コストもありますが、デスクトップサイズのスピーカーを使用してスピーカーのセッティングもあくまで液晶モニタの乗ったPCデスクの上という制限込みでPCオーディオを考えています。
    >でくのさん
    一戸建てに住んでいるのにぃ…w
    まぁでもお子さんがいると何かと場所も取りますし…。レコードは補完状態がよくないと駄目になってしまいますから…お子さんがLP盤を破壊しない年齢になられたら、また引っ張り出してみてください♪

  • 全然関係ない話で恐縮ですが周囲の機器類はアフェリエイトとかかかってますか?
    お邪魔するたびあちこちクリックしていますが、pastel_pianoさんにお金とか入らないようなら最小限にしようかと。

  • おはようです。↓のとか左右のサイドバーで紹介している製品は広告コードです。いたずら防止でクリック課金の広告は貼ってませんので、リンクをあちこちクリックされても、何かを買って貰えなければ基本的に関係ないです。

  • おおっ無駄なことをしていましたか。
    また何か買いたい大物があるときは相談します。

  • こんにちはファイルウェブで、ウーロン茶でCD洗浄すると音質が良くなったという記事に反応してしまいました。やってみようかなと。パステルピアノさんは、綿棒の記事でカテキン綿棒を避けていましたが、CD洗浄にティッシュペーパーにウーロン茶をしみこませて汚れをふきとるというアイディアはどう思われますか?超音波洗浄もいいかなと思ったりしますが、コスト的にウーロン茶パワーは魅力的かなと思ったりします。簡単ですしね。安価で簡易。ウーロン茶の残留成分が気になるといえば気になりますが。

  • モグさんこんにちは。
    昨日いなかったもので遅レス失礼しますm(__)m
    >>CD洗浄にティッシュペーパーにウーロン茶をしみこませて汚れをふきとるというアイディアはどう思われますか?
    該当記事を拝見しました。まず第一に、烏龍茶に限らず、日本茶でもミネラルウォーターでもただの水道水でも、食器洗い洗剤でも、アルコールでも何を使っても音質は変化した様に聞こえると思います。それが好ましい方向性かどうかは主観的なものですので、好みに合えば自己責任でどうぞ♪という感じでしょうか。
    ウーロン茶自体にポリカーボネートへ大きな悪影響を与える成分が含まれる可能性は低そうですが、私の好みから言えば、機器の端子であれCDであれ、その他部品であれ、何かしらの成分が残留するものを塗布するのは個人的にポリシーに反します。仮に施工初期に音質的に好ましい効果があったとしてもです。また、ティッシュペーパーを使えば微細な紙繊維が大量に残留します。工場プレス出荷状態のディスクに微量の機械油等が残留していたとしても、拭き取り等で奇麗にしているつもりで塗布されるミクロの汚れはそれをはるかに凌駕すると思いますから、奇麗さでは新品に敵うモノはない筈です。
    http://www.amazon.co.jp/dp/B0012ZI8BA/pastelaudio-22
    そんな感じで個人的に一番興味があるのがご指摘の超音波洗浄器です。東芝のTKS-200はCD/DVD洗浄用のトレイが付属していて使い勝手の面で良さそう♪ 実は春頃から買おうか迷っていたところです。もっとも、CDを傷つける原因となる拭き取りをどうするの?という大問題があるのですが、扇風機?でも使えばいいのかしら。
    まぁでも、あまり神経質になっても仕方ないので、全てはお遊びということで♪

  • お忙しいなかブログの記事内容を脱線したコメントに返信していただきありがとうございます。ご指摘のとおり洗浄後のふき取りに不安がありますね。汚れは無菌室でもない限り付くものですからあまり神経質になる必要はないのかな。東芝の超音波洗浄機。ふき取りはドライヤーの冷風をあててみるのはどうですか?ファイルウェブはあまり見たことなかったんですが、皆さん様々なアイディアを披露してますね。楽しいです。ウーロン茶のほかにも電源ケーブルに100円ショップの炭シートを巻きつけると高音質になったとか。自分の場合は安上がりのアイディアに反応しやすいのです。本当は、まともなアクセサリー類を調べて購入するほうがよいのはわかっているのですが、やっぱり今日も100円ショップに行ってしまいました。CDP,アンプ、PS3の電源コードにさっそく巻きつけて様子をみております。パステルピアノさんの次のブログ記事楽しみに待ってます。北海道はすっかり秋の気配で夜は寒いほどです。それでは、また。追伸・一枚だけウーロン茶CDやってみました。確かにいい感じになったような・・。

  • 烏龍茶は脂を溶かすのでウィンドウウォッシャー液に使うという裏技がある位ですから(腐る前に使い切らないと悲惨ですが)ガクモン的には筋は通っているとは思います。
    ただ本当はトラポの負荷がDACに飛びついちゃいけないんだよなあ……

  • おはようございます
    自分が思ったこと感じた事を自分のブログに書き記して
    叩かれるというのは…
    私も注意しなきゃ(笑)
     

  • 松本さんおはようございます♪
    内容の善し悪しに拘わらず、どんなサイトやブログでも、気に入ってくれる訪問者さん達と、反対に余りよく思わない方々がいて、アクセス数が多くなってくると時に陰口を書かれたりとかは誰しも経験すると思います。
    …と、考えてみると、この記事で書いた満足度や烏龍茶の話題なんかも、Phile-webで元ネタを披露された方からすると、もしかするとお気に障ってしまったかも知れません。。。全く面識のない方の記事の内容に興味を持ち、間接的に引用したモノですので、もしそうだったら申し訳ない気がします。悪気はなかったのですが、結論が先方と少し異なりますので、もうちょっと配慮した方が良かったかも、なんて読み返してみたり(滝汗)

  • ぱすてるさん、こんにちは。
    ご無沙汰しております。
    久しぶりの「初心者さんの為のピュアオーディオ入門」の記事ですね。このノリが好きなので、ぜひこの手の啓蒙記事をどんどん書いてください^^?
    さて、事情で実家に戻ったのですが、居間のテレビ&ピュアオーディオ用のステレオの構想でわくわくしています。
    たぶん、そのうちにアンプとスピーカー(トールボーイ)を買うことになると思いますので、そのときには私のブログで詳細を紹介します。
    これからもよろしくお願いします^^?
    P.S.
    実はパステルさんと私のオーディオ遍歴で、意外な共通点が!?世代というか年齢がバレバレですが^^?
    ↓こんな記事をアップしました。
    arukunakama.cocolog-nifty.com/life_i_love_you/2008/10/951-db33.html
    (頭にhttp://を補ってくださいね)
    ではでは^^?

  • ぱすてるさん こんにちは。
    先日は私のブログへの書き込みありがとうございました。
    ところで、前回にカキコしましたトールボーイスピーカー+アンプを購入する予定が、結局、小型バジェットブックシェルフ(デノンSC-M33)と、‘小さな巨人’(メーカーいわく)ムジカのint100というハーフサイズのプリメインアンプに化けました^^?
    レヴューをアップしましたので、ぜひご高覧ください^^?
    arukunakama.cocolog-nifty.com/life_i_love_you/2008/11/musicaint100-bl.html
    (頭にhttp://を補ってくださいね)
    ではでは^^?

  • しばやんさんまた著者行方不明になってしまい申し訳ございません。現状復帰の目処絶たず、落ち着いたらそちらへコメント差し上げるつもりです。うちのDENON SC-M33はピアノの下に転がってます。ではでは

  • pastel_pianoさん こんばんは♪
    私、狭いマンションの中で確保している自分のスペース(1.5畳分のサンルーム)にPCとシンセを2台置いているのですが、このスペースでできるだけ良い音で音楽を鳴らしたいという欲求が日に日に強まってきました。 しばらくpastel_pianoさんのサイトをくまなく回って勉強しようと思います。

  • dotchyさんこんばんわ~♪&カキコ多謝です。
    こちらは先週壊れたPCの代替交換が終了して環境が元通りになりました~。PC移行にまつわるメモを一通り書いた後は元のピュアオーディオと音楽ネタに戻るつもりです。
    箱庭オーディオは省スペースコンパクト&デスクトップが一つのテーマです。PCオーディオネタもぼちぼち書いていきますので、もし良かったら参考にしていただけると幸いですd(^_-)

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