【GOLDMUNDのSACDプレーヤー@140万円の中身は1万円のDVDプレーヤー】
前編|後編|DV-585A
さて、手持ちのPIONEER DV-585Aの音が所詮GOLDMUND音質には程遠いと言ったところで、自分のDV-585AがEIDOS 20Aになる訳でもなく。。。ストレスフルなので思わず油性マジックで「ゴールドムンド」って書いちゃおうかと思いましたが流石に思いとどまる…。
取り敢えずPIONEER DV-585Aの素のサウンドはレンジが狭い。DV-600AVはハッキリしたメリハリのある音らしいのですが、DV-585Aはどこを取っても中庸で、中途半端にマッタリ風味の音質傾向です。でも、デジタル基盤と部屋中に充満する暗騒音がうるさいオリオン製のドライブメカについてはEIDOS20と同じです。という事は、電源とアナログ段をマシなものに換えればかなり改善されるポテンシャルを秘めているのかも知れませんw 大体、DV-585Aは今更ですが2005年夏のステレオサウンド誌、DVDプレーヤー5万円以下部門のベストバイ第2位を受賞しています。
オーディオ用高級インシュレーターとインゴットを試してみる
そんな感じで先ずは気になるペラペラの筐体からアプローチしてみます。足回りが弱いので、まともなインシュレーターを噛まそう!と取り出したのがハーモニクス(コンバック)のTU-210。スパイクの代わりにフェルトが貼ってある輸出仕様の初期モデル。たしかこれ2個でDV-585Aの価格を超えますw 外見上はリング付きの木製インシュレーターですが、中にパ○ウェーブみたいな形の謎の宇宙生物が入っているらしいですw(某オーディオショップの人の話なので真実かは不明) このHarmonix TU-210インシュレーター、音は木製のインシューレーターを想起させるものではなく、低域が控えめで中~高域がスッキリして伸びるようになります。間接音が整理されてむしろ仄かに金属的な音です。経験上、ピュアオーディオで使うよりもビジュアル機器で使った方が画質が良くなって魅力的なのですけれと゛も、手も他に沢山余っているのでとりあえずDV-585Aを3点支持にしてみました。
結果・・・う~ん多少TU-210のキャラクターが僅かに乗らないわけではないですが、投資価格ほどのメリットはないです。筐体が軽量過ぎて、インシュレーター以前に、どこへ置いてもあんまり外部震動の影響が無さそう…。
叩くとバシャバシャ鳴く薄い筐体ですので、インシュレーターの持ち味を引き出すためにも先ずは重量を付加しないと・・・どっかにTGメタルの鉛インゴットがあった筈ですが行方不明。仕方ないのでダンベルの重りを外して載せてみました…。。鉄アレイですから素材はスチールと思われます。軽く錆びてるし・・・(滝汗)。上に1kgって書いてありますが、これは左右2つとバーを合わせての数字ですので、重り4個でたぶん1.5kgくらいです。載せてもまだ天板は鳴きます。
載せた音の印象は・・・うーんどうでしょう?素材のキャラクターが乗って立ち上がりが少し甘く響きが滑らかになりました。落ち着いたイメージになりますが、その分音楽的に後退した感じ。ONKYOオリジナルのインシュレーターAS-258に方向性が似ていますが、効果のレベルはずっと下。上に載せただけではイマイチなのかも。という事で10分で撤去。素直に天板の裏に制震シートでも貼った方がまだ大きな変化を感じられそう。
MITのRCAインターコネクトケーブルを奢ってみる
次にインターコネクトケーブルとして使っているSTEREOVOX HDSEをCREEK EVO-CDに戻し、同じアメリカ製のMITのターミネーター4(T4)にしてみます。日本で当時定価2万円くらいで売ってたものですが、アメリカのオーディオショップで確か$20くらいで買いました。内外価格差ばんざ~い\(^o^)/
おお、これは抜群に効果あります♪ MIT T4 RCAは聴感上の帯域が広く、低域は良く沈み込むし高域方向がエッジの立ったクリアで明瞭感のある音が特徴です。まぁ時に高域が歪みっぽいのですが。。。位相がどうのこうのでターミネーターモジュールなるボックスが途中に取り付けられていますが、なんか帯域をいじくったイカサマ臭い音ですw。そんな感じで決して音楽的な音のするケーブルではありませんが、不明瞭な音の機器に繋げると一気にHi-Fiっぽい音になるので、アナログビデオデッキ等で使うと台詞が明瞭になり効果覿面だったりします。DV-585Aでは予想通り効果覿面。元が耳当たりの優しい音のするプレーヤーですのでMITを繋げてもさほど歪みっぽさは感じません。そして、インシュレーターをいじるよりもRCAインターコネクトケーブルを交換する方が、当社比数十倍(≧◇≦)音質変化を感じます。
category:インターコネクトケーブル
category:その他オーディオアクセサリー
DV-585AのSACD層と単体CDプレーヤーのCDレイヤー再生音を同一盤で比較
ケーブル一本でこれだけ鮮度の高い音になるのでしたら、クリーク Evolution-CDと遜色ないのではぁ?・・・と云う事で、全く同じSACD盤のCDレイヤーをCREEK EVO-CDでも再生してみます。EVO-CDの出力は2.0V RMS@1kHzと標準的仕様ですが、何故か音がずっと大きい。DV-585AはWEB上の公式データに出力レベルの記載が無く、取扱説明書も行方不明。DV-585Aのアナログ音声出力は感覚的に半分くらいの音量しか出ていないように感じます。ですのでこの2機種を比べる場合、音量を合わせるためにONKYO A-1VLのボリュームをやや下げて両機の音量を揃えます。
CREEK Evolution-CD Player (EVO CD) 導入記
ううぅ、、、これは気の迷いでした。ケーブル一本程度ではCDプレーヤーそのものの自力から来る音質差は埋められないです・・・。DV-585A側にMIT T4 RCAケーブルを使うことで、丸い音からクッキリした音にはなったのですけれど、ポンつく低域の軽さが治っていないのと、CREEK EVO-CDで感じられる間接音の空間情報がDV-585Aではごっそり欠けています。SACDなのに・・・orz。DV-585A×MIT T4の場合、直接音を聞いた瞬間は、おっ、デジタルっぽいサウンド~♪となるのですが、意識が直接音に止まってしまい、空間情報が無くなっているのに気づけないまま、音楽の表面をなぞってしまう印象です。悲しいけど、これが現実なのよね。。。
~まとめ~
とまぁこんな感じですけれど、これはあくまで、デムパ飛ばしまくりのピュアオーディオマニアな視点での評価と云うことで、実売価格が10000円と少しという事を鑑みれば十分高音質ではあります。そこがまぁデジタルプレーヤーの凄いところで、基本的なスペックが満たされていれば余程変なことをしない限り低音質には成り得ない。デジタルで得られる良い音の先でたゆたふ心象世界、アナログ・ピュアオーディオとしての高音質には今一歩という感じですが、普通の人はこの音質に取り立てて不満は感じないでしょう。前述したようにDACチップがPCM1742で直接のDSD変換チップではありませんから、SACDの神髄をストレートに味わうには不十分ですけれども、とりあえず♪ といった用途には重宝すると思います。と云うか、DV-585Aがある為にまともなSACDプレーヤーを買わずにずるずる来てしまった自分がココにいます(滝汗)。はてさて、どうしたものやら・・・。見た目ではDENON DCD-CX3が欲しいのですけど、他のSACD再生対応DENON機と直接比較した場合、どれとどれの間に相当する音質なのか?もっとはっきり云えばDCD-1500AE(注:後継機はDCD-1600NE、DCD-1700NE)と比較試聴して納得してからでないと手を出せないかも・・・┐(’ー’*)┌
【GOLDMUNDのSACDプレーヤー@140万円の中身は1万円のDVDプレーヤー】
前編|後編|DV-585A
September 04, 2005
つくつくぼーし、夏が終わりまーす、更新復活しま~すd(^_-)♪
読者のみなさんこんにちは。管理人のpastel_pianoです。7月中旬より小学生並みの長~い夏休みをしておりましたが、帰って参りましたのでぼちぼちブログ更新を再開します。休みの間はオーディオの方は手つかずに近くなってしまい、今、深夜ですが色々いじりながら慣らし運転しています。なんだかいつの間にかサブシステムの音がどうしようもない変な音になっていて、聴くに値せずどうしたものやら???ってな感じですが、メインの方はきちんと鳴っているので一安心。これだからシステムは2セット無いと困るのですわ。。。
それと、いつもお世話になっている上新電機さんのプレゼント企画で、なんとパイオニアのDVD-A/SACDハイブリッドマルチプレーヤー DV-585Aが当選てしましたっ\(^o^)/。31日に当選メールが来て今日届いたので、さっそく手持ちのSACDソフトを色々と聴いております。これまでは他人宅or店頭オンリーのSACDプレーヤー体験でしたので、いやはや実はこのDV-585Aが自宅で初のSACDプレーヤーになります。とりあえず安価なモデルですけれど、これ1台あると手持ちのSACD盤を自宅再生できて一安心。これからサブシステムのCDプレーヤーとして活躍しているDV-545と、PIONEER新旧ローエンド音質対決してみる予定です~♪
2006/09追記:
この後、当選したDV-545Aについてのレビュー記事をJoshinweb様宛に書くと宣言していたにもかかわらず、結局アップしていなかったのですけれど、Pioneerの旧モデルDV-545に音質面がボロ負け状態。。。SACDフォーマットの意味とか以前の問題というレベルで、皆様にお薦め出来る様なポジティブな評価をなかなか見い出せず、結局書くに書けなかったと云う状況でした・・・m(__)m。DV-585Aは既に生産終了しましたので、今だから懺悔します(滝汗)。
PIONEER”DV-545″普及価格帯のCD専用機を凌駕するハイCP機
PIONEER DV-S757 DV-600 ユニバーサルDVD SACDプレーヤー レビュー
DV-585Aの音質を簡単にレビューすると、なんと云いますか、上下レンジの伸びが控えめで、デジタルよりもアナログを想わせるウォームでナローな帯域展開、立ち上がりが丸くレトロチックな音色です。良く言えば中域が豊かで耳当たりが優しく小型テレビ向きの音作り。とは云えDV-585Aの名誉のために一言、画質は流石に映像のパイオニア。価格の割になかなか奇麗です。ソフトな階調と雰囲気重視。二次元アニメ向きのペッタリ色乗り画質のDV-545とはまた異なる画作りです。
コメント一覧 (17件)
BDプレーヤーを検討しているのですが各社ことごくSACDへの対応はやめてしまっていますね。DVDプレーヤーには割と付いているのに。PS3でできる以上ハードウェア的に無理ではないだろうに。なかなか各種フォーマットに対応すると小さくまとまりません。
BDプレーヤーにSACDが付かないこと、PCでハンドリングができないこと、外部DACへの転送の道が極めて狭いこと、などSACDはどうも制限ありきで気に入りません。
DSDはデジタルアンプ親和性高そうで、取り出せないのはとても残念です。Wadiaの581i seとかSACD信号をS/PDIFの88.2khzに変換して出せるらしいですけどそれが許されるなら低価格品でもやってくれないかなあ。そうすれば安いユニバーサルプレーヤーでもDAC奢れば高音質取り出せるのに。DSDのまま取り出せれば一番いいのだけど。
デジタルアンプ一体型SACDプレーヤーとか誰か作らんかな。
と思ったらあるんですねSACDアンプ一体型機。
http://denon.jp/company/release/rcdcx1.html
内部構成どうなってるのかしら。
メカの性能と騒音はともかく、PIONEERのDV-600AVとDV-610AVはHDMIでのDSD出力が付いていますよね。あとはPS3か。DACチップはDSD1702やDSD1796とかありますし、ピュアオーディオ系のガレージメーカーからDSDのHDMI入力を付けた手工芸の外部DACが出てくれれば嬉しいのですが。SACD再生機をコスト的に作れなくても、日本製のSACDプレーヤー所有者は世界中にいて、外部DACはお客を釣れるように思うのですが、何か技術的、規格的制約でもあるのでしょうか。
http://www.phileweb.com/news/audio/200107/18/1462.html
手の平サイズで数万円のPCMDACがPCオーディオ、ピュアオーディオ共にアメリカでは沢山ありますから、何で作らないの?って感じです。
DCD-CX3もなんだか良さそうなデノンの自社開発メカを積んでいますから、将来的にDSDDACが生まれる前提でDSD出力があったら数倍魅力的なのにと思います。
https://www.audiostyle.net/59d9d12b.jpg
RCD-CX1はそろそろ発売ですね。出たらPMA-CX3/DCD-CX3と店頭で比較してみるつもりですが、この筐体に両方詰め込んでの178500円です。なかなか無理があるサイズで放熱ファン付き。デノンのマーケティング戦略的にもセパレートモデルを超える音質は無いんじゃないかと。LINNのCLASSIKが販売終了となり、ARCAMのSOLOもデノン自身が輸入を止めちゃいましたから、ライバルが減って丁度良い発売タイミングなのでしょう。
それよりRCD-CX1のデザインを見て私は仰け反りました…。PMA-CX3/DCD-CX3と比べると、同じデザイナーとは思えないパネルレイアウトです。まぁ、PMA-CX3/DCD-CX3もネット上で貶されている割に、期待ゼロで試聴したら国産機としてはなかなか良いじゃん♪と思える佳作でしたので、RCD-CX1も思ったより良かったりするかも!?
https://www.audiostyle.net/archives/51231149.html
関係あるかどうかわかりませんが、
http://plusd.itmedia.co.jp/lifestyle/articles/0612/26/news066_4.html
こんな話を読みました。これは映像込みでの場合なのでDSDの転送に関係するかよくわかりませんが、HDMI転送の高音質化のノウハウが充分でないのかもしれないです。
RCD-CX1及びPMA-CX3については、寸法についてはかつてDCD-7.5/PMA-7.5などのシリーズがありましたので、寸法に驚くというよりもDENONが遂にデジタルアンプをピュアオーディオに持ち込んだか、という感想を持っています(AVアンプにはデジタルアンプがあるようですが、どっちが先にでたのかよく知りません)。
最近自分のブログで書いた通り、自分はデジタルアンプに強い期待をしています。オンキョーがフルラインをデジタル化するなか、DENONがどう出てくるか関心を持っていました。
デジアンには大きな可能性はありますが、しかし恐らく高音質化のノウハウはアナログと大きく異なっているのでしょう。うっかりしたものを出せばノウハウを蓄積したオンキョーにボコられる。かつてのハイコンポ的製品で攻めてきたのはうまい手だと思います。
CX3が賛否さまざまなのは、こうした挑戦と経験不足に起因する要素もあるのではと勘繰っています。とすればCX3で積んだ経験をどれくらい活かしてくるか楽しみですし、逆にもうしばらく熟成待ちという考え方もまたありかも……
よく見たらRCD-CX1はAL24が使われますね。つまりCDをD/A変換してアンプ部に送っているということで、CD(PCM)→D/A変換→アナログ信号→A/D変換 PWM変調→増幅→LPF(アナログ信号)という、いつもの方式だということか。
S/PDIF出力を直接アンプのデジタル信号に(演算だけで、DA/AD介さないで)渡せるアンプはRSDA302P(この前ののS/PDIF版です)とか、
http://www.rasteme.co.jp/product/audio/rsda302/p/rsda302p.html
たぶんソニーのデジアンもできそうかな(松下とかシャープのはあまり知らないです)って、あれあれあれ
http://www.ecat.sony.co.jp/AV-HiFi/products/product.cfm?category=STDAMP&PD=22864&KM=TA-DR1a
>スーパーオーディオCDのDSDデータとCDのPCMデータの両方に対応し、フルデジタルアンプの能力を十分に生かした、より高純度な再生ができます。
IEEE1394でDSD信号を直接アンプに食わせられるみたいですね。
もっと安い機械にもそれつけてくりよう。
HDMIとかも使ってくりよう。
そんで、どうも話を整理してなくてすみません。DENONのデザインですが、基本的にメインストリームの現行製品のフロントパネルの「うにょっ」となったのがイヤです。昔のプレスタなんかは好きなんですが。
http://denon.jp/products/PRESTA75MD.html
ただ実際にはあまりデザインは気にしていません。良いにこしたことはないですけど。ナグラほどぶっ飛んでない限り……あれはデザインは悪くないと思うけど……けど……
今欲しい機器……DENON AVC-1909、ダサいよリモコンキモいよ。NANAO FlexScan HD2452W、ダサいよ。CHORD DAC64mkII 他の製品と合わないよ……
JOBのアンプはきれいに収まりそうだがなあ。
>> http://plusd.itmedia.co.jp/lifestyle/articles/0612/26/news066_4.html
興味深く拝見しました。流石にソニーの中の人は耳が良いですね。音質変化と技術面での課題をしっかり分析されてる。でもこれさえも一部の人々にはオカルトなんですよね。私はHDMIが出たとき、これで音質・画質差は激減するだろう♪と信じつつ、スグレコとPureVisionを繋げて愕然。HDMIケーブルって画質も音質も変わるのね…あ~あなんたるオカルトwと思いました。こういう事だったのか。
>原理的には高音質になるハズのHDMI音声が、実はSPDIFやi.Linkよりも劣る場合があった。
>将来的には、プレーヤー側でHDMIの送りをオーディオと映像で分割しないと良くならないでしょう」
現状は課題が一杯。。。DSD音声信号のみをHDMIではなくS/PDIFで転送する規格wって後付けで規格化出来ないのかな。
オンキヨーはピュアオーディオ休止期間が長かったですので、デノンのように前世代を踏襲しつつ毎年開発しつづけたメーカーとは違いますから、一気にデジタルアンプに飛べたんだと思います。音調もいかにもアナログアンプ的な低域の出るゆったり滑らかな音から、輝かしいハイスピードサウンドに変貌しましたし。とはいってもA-1VL以降、次世代機が全く出てこないですけど。先駆けのシャープはあろう事か撤退してしまいましたし。
ちなみに私はデジアンでもアナログアンプでも、聴感上良ければどっちでもOK。最終的にはスピーカーに入力される前にアナログ音声信号になる訳ですし。
>TA-DR1a
欲しい。だれかクレ。
>CX3が賛否さまざまなのは
アンチデノンが多いのと、重厚長大デノン支持者が嫌がるから挟み撃ち。みんな小音量で素直に音聴いてくれ~と思います。私的にはDENONが定期で出すであろう後継機種より、DCD-CX3を何処かのガレージメーカーかショップがいじくったモデルがあれば聴いてみたい。音質は十分良いので、暖かみと表現力を加味して欲しい。デノンのフロサイズコンポのSACD機の場合、アメリカにはそういうのがあるんですよね。
>DCD-7.5/PMA-7.5
プレスタのデザインは当時、どうみてもONKYO製品に見えたであります…。
>DENON AVC-1909
なにか有機的な不自然さを発するリモコンですな…。
>CHORD DAC64mkII
私も欲しい。でもな~たかいよたかいよたかいよ。
初期のPS3の情報ではHDMI端子が2個付くという発表がありましたね。あの時は狂喜したものですが、現に一個になっちゃいました。ともあれHDMI接続でも音が変わるということにソースがついたわけで、ソニーさんの耳でぜひ電源ケーブルの秘密にもメスを入れて頂きたいものです。
デジタルアンプとアナログアンプについては、音さえよければ結局どうでもいいのですが、たまたまデジタルを選んだ場合、CDをアナログ入力でかけるとデジタル→DA変換→転送→AD変換→デジタルとなり、変換を繰り返すことになるのが勿体ないなと感じます。そこでよい色調がつく可能性はありますが、基本的にはいじればいじるほど情報は失われるのですから。あとメインストリーム、PMA-390系列などの後継をデジアンにしてくるかアナアンで頑張るか、野次馬的好奇心もあります。
AVC-1909はこの価格帯でプリアウトがあり、プリアウト→OBH22(ピュアの音楽ソースはここに接続)→パワーアンプでAV側の音質向上とピュア側の品質確保を同時にできるのが自分にはおいしいです。あとこの価格帯でフロントスピーカー端子が2系統あり、B系統をスーパーウーファーに繋いでおけばピュアソース再生時はAVアンプにスーパーウーファーを駆動させ、AV視聴時にはB系統を切って5.1チャンネルのサブウーファーとして稼働できると思われ、AV視聴時にしかAVアンプをアンプとしては使わないので音質はそう良くなくてもOK、と自分には割と合った機械になりそうな気がします。
そういえばwebを巡回していたらパイオニアのユニバでDSD音声をS/PDIFに変換したり、バッファ付きDACを作ったりしている人がいました。
http://fpga.cool.coocan.jp/wordpress/index.php/category/dsd2spdif-decimation-filter/
http://fpga.cool.coocan.jp/wordpress/index.php/category/sdram-memory-dai-receiver/
やればできるみたいですね。
DSD/PCM変換すると結局DV-600AVと一緒になってしまふ。やはりDSDはDSD信号をそのままDA変換してなんぼだと思うのです。そこまでやんないとそもそもSACD規格自体あんまり意味が無くなってしまう。
いやいやPCMに変換されたとしてもとにかくデジタルで取り出してしまえばより高品質なDAC、大容量の電源を使ってD/A変換でき、電源コードとか筐体とかも選び放題になるので意味なくはないです。もっともDAC64mkIIあたりは96khzまでしか食えませんが。
2万円のプレーヤーにそんな高価なDACつけてどうするの、という話にはなりますが、単体DACって基本的にそういう経済性の低いものですし。
もっとも先のソニーのSACD/アンプ、エソテリックのP-01あたりはDSDデータをi.linkで送れると堂々と謡っているわけで、
http://www.teac.co.jp/audio/esoteric/p01/index.html
これを普及機に取り付けて各社の互換取ってくれればそれで済むのに、とは思います。
そっか、現状SACDは既存の高音質単体PCM/DACでさえ音出しできない>事実上再生専用機かAVアンプしか術がないですもんね。
ilinkがあったのか。SACDなんて寡占状態ですから、日本のオーディオメーカー数社がilinkを標準装備にすれば全て解決ですね。
https://www.audiostyle.net/archives/sacdplayers02.html
世界中でSACDに参入できている所はこれしか無いわけですから。
まあしかし実際の音質以前に既にHDMIがフィーバーになっちゃってますから、もうこの後はi.linkの復権はないんじゃないかという気もします。
AVアンプのほうもパイオニアなんかWolfsonのDACにICEPower積んできたり、馬鹿にできなくなってきましたし。
ゴールドムンドがやっていたデジタルAVプリ(プリアンプ側はデジタル演算するだけでデジタル出し、パワーアンプに内蔵したAlizeでDA変換)のようなものにむしろ期待したいのですが、あまり実績ぱっとしないような感じですね。
結局、デジタル転送でもアナログど変わらず何をやっても音が変わってしまうので訳わかんないです。データが完全に再構築可能なのは魅力ですけど。