CEC初のオリジナル電源ケーブルPWC-4N3.5

最近発売されたC.E.Cブランドの電源ケーブルCEC PWC-4N3.5です。見た目から推測されるとおりこれ実は製造をゾノトーンに依頼しているそうです。導体がこちらは銀メッキを一切使わない4N相当のOFC(無酸素銅)。銀メッキの音質キャラクターが嫌いな人、高域の艶を抑えつつ、低域方向のボリュームを更に求める場合は、以前のエントリで紹介したオルトフォンやゾノトーンよりもCECのPWC-4N3.5が良いかも知れません。

管理人は銀メッキ線や銀線の音質が大好きな人ですので、ハイブリッド導体や銀コート線で全くもって問題なしですが、店頭でVienna Acoustics Beethoven T-3にCECのアンプにPWC-4N3.5を繋げて付属の電源ケーブルと比較をしながら試聴した印象としては、やや立ち上がりが丸い物の、スケールの大きな表現で高域方向は歪み感が皆無で、ウォームでナチュラルな音色が身上。低域方向のボリューム感は同構造の銀メッキケーブルを超えるらしいです。CECのCDプレーヤープリメインアンプの持つアナログチックな持ち味をさらに強めつつ、雑味感を払拭してくれる方向へ持って行ってくれそうですので、他社製品であっても、低域不足に悩んでいる場合は面白い選択肢になりそうです。

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コメント一覧 (1件)

  • 最近発売のケーブルはどれも高解像度・写実系のものばかりで、各誌もそのようなものばかりを評価しているようです。私はその逆で、音場・芸術系のケーブルを求めて果てしない迷宮を彷徨っています。今回はC.E.Cをご紹介いただき読ませて戴きましたが、他社製品でこのような低域も出て流れるような芸術性を併せ持つ持つ製品をお知りでしたら採り上げて下さい。

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