さて、今度は我が家のHDD/DVDプレーヤーからモニターに接続する為のケーブルについてインプレしてみたいと思います。未だにぼろいSONYのブラウン管テレビを未だに使っている割にケーブルにはこだわります…。 レビューの一回目は映像ケーブル。初代WEGAでは当然現在の主流であるHDMI接続は装備されず、普通の同軸とS端子しか選択できませんのでS端子ケーブルについてのインプレッションレポートです。
Ortofon 7N-STW10C
S端子ケーブルで管理人が個人的にいちばんお気に入りなのがオルトフォン(Ortofon)の7N銅採用S端子ケーブル7N-STW10C。
7N高純度銅を使ったロングセラーモデルで、もうS端子ケーブルのリファレンスはこれしか無いでしょう。高級Sケーブルに迷ったときは7N-STW10Cでほんと間違いありません。正確で豊かな色乗り、ノイズの少なさ、透明度、トーンバランス等々すべてが見事。高級ケーブルに相応しい精度の高い美し仕上げでプチ所有欲も満たせます♪
どこぞの海外製ケーブルのように実は75Ω出てないとか、色が誇張されるとかそんな過剰演出系ではなく、あくまで正統派の質感でありながらも、何やらワクワクする美しさで色と動きが意味合いを持って目に刻まれていく感じです。音楽性が高い、、、ではなくて良い意味で正統的で質感が高い。通常の使用のみならず、特にビデオデッキ間のダビングなど演出以前に正確な伝送が必要で、安価な黒ケーブルでは色が濁ったり冷めたりS/Nが悪化してしまうような場合に、Ortofon STW-10Cを使用することでアナログダビング時の画質劣化を最小限に食い止めることが可能になります。
2015年追記:2009年以降。Blu-rayレコーダーなどのAV機器からはS端子の装備が殆ど省かれてしまいまい、もはやS端子ケーブルは古いS-VHSビデオデッキのための遺産でしか無くなってしまいました。でもこれ、敢えて端子を切り落としてXLRかRCAアナログ/デジタルケーブル等にメタモルフォーゼさせたとしたら、7N銅とOrtofonのシールド技術が生きたかなり高音質なオーディオケーブルが出来上がるような気がします。
同じくOrtofonブランドでもより低価格なモデルがSTW-3300SILVERです。銀コート線で7N-STW10Cには手が出ない場合などは良いチョイスになるかも知れません。。。使ったことが無いのでレビューは出来ませんけども、ここはOrtofonの品質を信用して♪
Monster Cable M1000SV
DVDレコーダー→テレビモニター間で割と長い引き回しで使っているのが、アメリカモンスターケーブル製のS端子ケーブルMonster Cable M1000SV。
こちらは7Nではなく銀コートケーブル。製造終了した旧型ですので既に店頭在庫が残るのみですが、2005/12月現在e-onkyoオンキヨーサイバーショップに、B級品(梱包汚れ)アウトレットで若干の在庫があるようです。トップページ右下のアウトレットコーナーを見てね。在庫限り50%OFF。クワッ(´Д`;)安すぎる・・・。追記:今観たら既に売り切れてましたm(__)m
以下に書いたモンスターケーブルM1000SVの画質についてはまともな大型モニタを所有していませんので空耳程度に読んで下さいませ。かなり微妙な差ではあるのですが、Ortofon 7N-STW10Cと比べて白が(輝度情報が)澄んでいる気がします。空気感に透明でクールな清涼感があってクッキリとしたイメージ。いや・・・ほんと微かな違いですので、WEGAで静止画A/B比較するといまいち判らなくなってしまうくらいの違いですけれども、動画を長く見ているとなんとなく印象に差が出るような?出ないような?(^_^;) で、独断と偏見でいうなら空気感の大人的雰囲気から映画はMonster CableのM1000SVに軍配が上がるかも。アニメには断然ホットで色乗りが良いオルトフォン7N-STW10Cがおすすめですd(^_-)
この2本、どちらを選ぶにしろクオリティ的に間違いはないと思います。特に導体の細いS端子ケーブルは、機器付属のケーブルとこういった高級ケーブルとの間に、越えられない壁というか、月とスッポンくらいの明確な画質差がありますので、普段ビデオデッキやDVDプレーヤー/HDDレコーダーとテレビモニタの接続にS端子を使われている場合、今回紹介したOrtofonやMonster Cableに限らなくても構いませんので、とにかくまともな品質のS端子ケーブルに交換されてみる事をお勧めしたいところです。
XLO Electric ER-1S
最後に紹介するのはマニアの間では有名な、アメリカXLOエレクトリックのS端子ケーブルER-1Sです。
その昔に知人宅で観ただけですので、他のケーブルとの詳細な比較ではありませんが、とにかく派手なエフェクト系。インピーダンス75Ωが正確に出ていないそうで長い引き回しには一抹の不安がありますが、ケーブル交換の威力といいますか、正確さよりも端的に機器の持ち味を超える派手で色っぽい画像を敢えて追求したい場合には良い選択肢になると感じます。XLO ER-1Sの魅力的な演出効果にハマると他のケーブルは使えなくなるみたいです♪