コンフェデレーションカップ、サッカー日本代表がギリシャに勝った直後ですが、
こんなF1はじめて観ました!間違いなく歴史的大事件です!
ほんと録画していてヨカッタ~…。 ミシュランタイヤ勢7チーム14台がレーススタート寸前にFIAをボイコット!マクラーレンメルセデス、BMWウィリアムス、ルノー、トヨタ、BARホンダ、ザウバー、レッドブルはフォーメーションラップの後ガレージに直行。レースをスタートして現在周回しているのはブリジストンタイヤのフェラーリ・ミナルディ・ジョーダンの3チーム6台のみ。
アナウンサー曰く史上最低のグランプリ…_| ̄|○
ウソだと言ってよバーニィwww
しかし、お客さんがどんどん帰ってしまうようなこんな状態でも、ヌケヌケトップを走るところがミハエル・シューマッハらしくて良い♪…。 仲良くルーベンスとランデブーしていて全然飛ばしてないけど、そんなペースですらも後ろ2チームはとてもついて行けません。
ジョーダンとミナルディは超本気。だって表彰台ですよ?ジョーダンは時々忘れた頃に表彰台に立っているのでともかく、(昨年のブラジルでフィジケラが優勝など)万年最下位のミナルディにとっては正に奇跡に近い展開(爆)
事の発端は、今回持ち込んだタイヤの安全性が確保できないとして、ミシュランが緊急に空輸したタイヤとのレース前交換許可を要請。ブリジストン側も了承。しかし、FIAは許さなかった…。
一体誰が悪いのか?
高いお金払ってチケットを買った観客からするとFIAは最低。ブーイングして帰りはじめてます。アメリカのお客は凄いね。鈴鹿ならたぶん半分以上帰らないな(滝汗)ドライバーからすると、自分たちの安全を優先したチームは英断。
とはいえ、そもそも安全性の確保できないタイヤを持ち込んだのはミシュラン。予選のラルフ・シューマッハの事故(彼は以前にもここで同じ様な事故で大怪我をしています)で発覚したタイヤの危険性を認めたところはかなり偉いのですけれど、これ自体はミシュランのミス。ノーペナルティでの交換を要求するのは筋違いですが、事は安全性、ドライバーの命に関わる重要な問題です。レギュレーション違反だからといって認めないFIAも頭硬すぎ。
このタイヤ交換に関してのレギュレーションには最初から疑問に思っていましたが、例えば、レース中にパンクしても交換して良いのはパンクしたタイヤのみ。レーシングカーのバランスと安全性を考えると、4輪(せめて左右2輪)とも交換するのが最も安全で合理的なはず。危ないタイヤを作ってしまったミシュランが悪いとは云え、何らかのペナルティを覚悟して、レース序盤にミシュラン勢全ての4輪を交換する事が出来なかったのか? わざわざ対策タイヤを緊急空輸でフランスから持ち込んでいるわけですから、タイムロスやペナルティを受け入れてでもタイヤ交換をすべきでなかったのか?フェラーリの独走を許すにしても、ジョーダンやミナルディの遅さは折り紙付き。多少のタイムペナルティは上位チームにとってはハンディにすらもならないです。レースをそういう形で続ける抜け道が全くなかったのか?
ドライバーの安全性を優先したといえば聞こえは良いですが、タイヤ交換のために序盤数回ピットインするとかして、実はそれなりの形でレースを続けられるにもかかわらず、それもボイコットしたとしたらお客さんにとっての謀反とならないか?何故ブリジストン側が敢えて歩調を揃えてレースをボイコットしないのか?やはりミシュラン側が安全にかこつけて、何か都合の良い事をほざいてないのか?
そして、一番酷いのはやっぱりFIA、ほんとわけわからん。まともな話・交渉が出来ない相手らしい。幾らでも解決策があるのにどうしてこうなる? 少なくとも状況的にFIAが安全性を重視した結果こうなった訳ではないのは確か。ルールは毎年意味不明な程変更するし、それで実際タイヤの危険性は増しているし、そのルールを少しでも外すと徹底的に制裁。前回もトップを走るファン・パプロ・モントーヤを失格にしたりね(・・・失格にするほどのことか?)まさに杓子定規のお役所体質。どこぞの専制君主とやっていることが一緒。F1の為にはもはやFIAを関係者とファンが力を合わせて潰した方が良いのではと思う。
色々な意味で今後に一石を投じる興味深いグランプリでした~。
はてさて、今後のF1はどうなることでしょうか?下手をするとF1という興業自体が無くなりかねない異常事態です。アメリカ人のプライドを傷つけた事を考えたら、来年以降のアメリカグランプリはもしかすると無くなってしまうかもですね???
2008F1開幕戦オーストラリアグランプリの完走~じゃなくて感想(^^)
待ちに待った久しぶりのF1 2008年開幕戦。もちろんPioneer PureVision によるハイビジョン映像とVienna Acousticsのスピーカー越しのエンジンサウンドで堪能しました。
昨年は、ミハエル・シューマッハーが引退した1年目という事もあり、なんか心にぽっかり空いてしまったかの如く個人的にはイマイチ楽しめないシーズンでした。F1初の黒人ドライバー、ルイス・ハミルトン(イギリス)の活躍に加え、アロンソ、ライコネンなど新世代ドライバーによる三つ巴の優勝争いはありましたけれども(最終的にフェラーリのキミ・ライコネンがチャンピオン)、シューマッハが引退したことにより、F1自体のレベルが一段下がったような印象がどうしても拭えませんでした。
もはやF1は只走らせるだけなら誰でもドライブできると揶揄されるほど、現代F1はコンピュータ制御による高性能化が進んでいます。結果的にホットな争いというよりも、車の性能に依存したスムースでお行儀のよい走りと、アクシデントが少なく異常に完走率の高いレース展開が多く、90年代までの荒々しいF1ドライバー同士の過激なバトルと比べると、どうにもお行儀が良くなり、レースがあっさりして物足りなくなったという印象が否めませんでした。
実際、アイルトン・セナ、中嶋悟、鈴木亜久里、片山右京が現役だった頃…90年代のF1レースの映像を観ると、絶対的なコーナリング速度は今ほど速くなくても、スタートした瞬間からの緊張感と白熱したつぶし合い的バトルのアグレッシブさは、現在のクリーンで小綺麗なF1とは雲泥の差があります。しかしながら今シーズンは、TCSトラクションコントロールシステムの使用禁止と、ECUの共通化、ミッションの仕様制限、エンジンなど各種開発の凍結が決まり、空力面以外でコンピュータを使った新技術が大きく制限されているため、チーム毎の車の性能差が昨年までよりもずっと小さく、一昔前のドライバーのテクニックによるバトルが蘇るのではないかと期待していました。
TCSの禁止によるレースへの影響は小さいともっぱら予測されていたにもかかわらず、開幕戦オーストラリアグランプリの蓋を開けてみると、見事に以前のF1ドライバーズバトルが蘇った印象です。トラクションコントロールシステムが無い分、立ち上がりやブレーキング時の姿勢制御はドライバーの技量に任させることになり、スタート直後の第1コーナーから多重クラッシュ、その後も加速時にホイールスピンや各コーナーでテールスライドさせたり、ラインを保てず半分コースアウトしつつ攻める車が続出。オーバーテイクで突っ込みすぎスピンアウトなど、ドキドキハラハラのドリフトF1が文字通り戻ってきましたV(^_-)
特にチャンピオンチームであるフェラーリ2人のデタラメ走行ぶりは惨憺たるもので、ライコネンはオーバーテイクの失敗による再三のスピンアウト、フェリペ・マッサもスタート時のスピンコースアウトに加え、その後も無茶な追い抜きでクルサードを接触大破させるなど、新世代ドライバーの技量も含めて、今年は色々と今までとは違う展開が楽しめそうです。優勝はポールから1人旅でバトルもなく殆どテレビには映らなかったルイス・ハミルトン。セーフティーカーによる3度の中断、終わってみれば22台中、チェッカー僅か7台(完走扱い8台)という久々の激しいサバイバルレースとなりました。
今シーズンからウィリアムズ・トヨタよりフル参戦を果たした中嶋悟の長男、中嶋一貴も色々な意味で凄かった。あちこちで接触を起こし、その度にライバルをリタイヤに追い込みつつ、自らは2度のノーズ交換でレースに復帰し、3位表彰台のチームメイト、ニコ・ロズベルグからほぼ周回遅れになりつつも、しぶとく最下位完走して6位入賞を果たしました。(注:チェッカー7位でしたが、6位のホンダ・バリチェロが失格で繰り上げ。更に黄旗中の追突により次戦10グリッド降格のペナルティ)・・・なんという強運。経験不足という部分で、今シーズンの速さや安定性には過度な期待はできないかも知れませんが、F1は速さだけでは勝てない世界。既に撃墜王だの当て逃げ王子だの云われ始めましたが、この運の強さなら何かレースをかき回して色々楽しませてくれそうです♪
TCSを無くしただけでこんなにレースが楽しくなるなら、次はラウンチコントロールも含めて、電子制御系の仕様を徹底的に制限して欲しいと思う管理人でした。
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コメント一覧 (4件)
僕も今日のニュースで知りました。
今週のスカパーの再放送で見ようと思います。
しかし、6台って少なすぎ。
関係なくてすいませんが…僕の所にMusic Batonなるものが回って来たのでお願いしますm(__)m
6台…フェラーリは事実上プレッシャーが無く、
殆どテスト走行みたいな感じでした。レースになってなかったです。
>Music Baton
了解しました。
早速記事書きま~す♪
ミシュランユーザーは、FIAの言い付けを無視してでも、新しいタイヤで走らせるべきだった。 記録の上では全車両失格かもしれないけど…。